楊天青は二度ベルを鳴らす『菊豆 チュイトウ』

先日、Twitterにてメーカーのアカウントが『菊豆』をBD化したくてしたんだけど、全然売れてない!みたいなことをツイートしていて、それがRTで回ってきた。

そこで今更ながら『菊豆』がBD化していたことを知ったのだが、ぼくは当時そこそこ高かった『菊豆』をDVDで所有してるくらい好きで、チャン・イーモウの最高傑作だと思っている。『紅いコーリャン』でデビューしてからというもの彼は世界でも敵なしくらいのレヴェルで作品を撮り続けていたが、ツイートにもあるように才能が枯渇してるんじゃないだろうか?とぼくも思っていて、大ファンであったにも関わらず、彼から離れていたのは事実だ。

このツイートを見てから「どれ、そのうち久しぶりに『菊豆』でも観てみようかね」となんとなく思った数日後、仕事帰りに立ち寄ったブックオフにて『菊豆』のBDを発見!!3000円とちょっと迷ったが、これも何かの運命と購入。その夜、嬉々としてその報告をツイートしたら、恐らく検索で引っかかったのか「ぬー」という一言と共にメーカーのアカウントに引用リツイートされてしまった。中古で買ってしまってもうしわけ。ただ、ぼくがツイートしたことで思わず買ってしまいましたって人がひとりいましたのでお許しくだされ。
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さて、その『菊豆』のBDだが、ホントに驚くほど画質がキレイで、メーカーが売れなかったことを嘆くのもわかるくらいだった。鮮明になったことでチャン・イーモウとヤン・フォンリャンの映像美学がより明確になり、セットも作りこまれているのがよーくわかる。なによりもコン・リーが全身傷だらけの姿を見せるシーンなんかは興奮度が高まった。スタンダードサイズだし、特典はないに等しく、音声が良くなったわけでもないので、ホームシアターを組んでる人にはアレだが、ファンなら買っておいてもいいと思えるくらいの商品であることは間違いないなと思った。実際買ってよかった。

で、久しぶりに『菊豆』を観たんだけど、これがやっぱりとんでもない作品で、いまなお古びないし、やっぱりチャン・イーモウの最高傑作だなとその想いを強くした(先ほど書いたように共作だけど)。

「禁断の愛を描いた官能的なドラマ」みたいな紹介をされているが、完全なノワールであり、設定はジェームズ・M・ケインの『郵便配達は二度ベルを鳴らす』を彷彿とさせる。原作者が影響を受けているのかどうかというのはわからないが、雇用主の妻と不倫関係になったことで地獄の果てまで堕ちていくというのはM・ケインの影響で作られたコーエン兄弟の『ブラッド・シンプル』とも似ており、後年チャン・イーモウがリメイクしたのもなんとなく頷ける話なのであった。

しかし『菊豆』は大きくそれらとは違っている。

まず不倫関係になる妻が夫からDVをうけているということ。大概の不倫ドラマは自分勝手な行動で人様に迷惑をかけていて、それでも愛を貫き通すというのが多いのだが『菊豆』では、不倫する妻にそれなりの理由があるのである種共感できる作りになっている。むしろノワールであればその夫を裏切って不倫するのではなく殺害するという方向に発展していくのがセオリーであるが(『OUT』とか『容疑者Xの献身』とか『ナオミとカナコ』とか)、そうならないあたりも他とはちょっと違うところといえる。

さらにこのふたりは妻と不倫相手の男が叔母と甥という関係というのも特徴で(血はつながってない)、ある意味禁断の恋であるということ。不倫だけでも世間からつまはじきにされかねないが、それが親戚同士であるならば、なおさら関係を隠し通さなければならない。しかも舞台は中国の集落であり、噂は音速で広まってしまうので、普通の不倫ドラマよりもスリリングになる。

まぁあらすじを検索すればすべてが出てしまうのだが、そこから昼ドラ的といわれるようなドロドロとした展開が待っていて、先ほども書いたようにこの映画ではいわゆる殺人というのは最後まで起きない。それが起きたとき物語は終わりを迎えるが、この辺は是非本編を観ていただきたいところである。

これらのドス黒い内容をほとんど直接的に描かないのもすさまじく、改めて観て「ここまで描いてなかったのか!」と驚いたくらいだったが、それこそ『スカーフェイス』のチェーンソーや『レザボア・ドッグス』の耳切りみたいなもんで、勝手に脳内で補完していたということになる。染物屋を舞台にしたことで原色飛び交う圧倒的な色彩美をメタファーとして使っているのも素晴らしく、二度染物が水のなかに落ちるのだが、それを生と死の表現に使うあたりもうまい。

と、良いところを言い出したら枚挙にいとまがないくらいのクラシック。BDで観ることにより評価が上がる映画というのはいくつかあったが、この『菊豆』もそのひとつで完全にオールタイムベスト入り確定した。逆にこれで『紅いコーリャン』や『紅夢』をまた観たくなってしまった……

菊豆 [Blu-ray]

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くりごはんが嫌いな男が選ぶ「映画映画ベストテン」

ここ三年くらい映画から離れ、さらにはブログもほぼ放置状態だったので、ワッシュさんの毎年恒例のベストテン企画も二年間参加しませんでした(オールタイムベストテン2017は結果発表のときに記事にする始末)。

映画映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ!

というか、仕事がいそがしすぎて……気づいたら「あ、やってる」みたいな感じでした……もうしわけ。

しかし、超ホワイト企業に入社し、さらにはやりたかったこともほぼほぼ出来たので(主に友達との飲みとゲーム)、そろそろブログも復活させます。その狼煙として今年は参加したいと思い記事にしました。

今回は「映画の世界を映画で描く/表現する映画」ということで早速行きます。

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1.グラインドハウス(07年、ロバート・ロドリゲスクエンティン・タランティーノ)
2.ザ・プレイヤー(92年、ロバート・アルトマン)
3.ミッドナイトクロス(81年、ブライアン・デ・パルマ)
4.孤独な場所で(50年、ニコラス・レイ)
5.サンセット大通り(50年、ビリー・ワイルダー)
6.カイロの紫のバラ(85年、ウディ・アレン)
7.ラムの大通り(71年、ロベール・アンリコ)
8.夢翔る人/色情男女(96年、イー・トンシン)
9.映画に愛をこめて アメリカの夜(73年、フランソワ・トリュフォー)
10.千年女優(01年、今敏)



「映画の世界を舞台にした映画ってそんなにあるか?」と思いながらも、わりとサクサク出てきて、ワッシュさんがあげてる以外でも『雨に唄えば』とか超名作だと思うし、ウディ・アレンでいえば『スターダスト・メモリー』もそうだし『バートン・フィンク』や『マルホランド・ドライブ』など、オールタイムベストクラスの作品もあるけど、その大元に君臨する作品をいれてしまうと、そのフォロワーは入れにくいってのがあって泣く泣く除外。とはいえ、これ「映画を描いた映画」という縛りじゃなくてもオールタイムベストテンとしても成立するくらい大好きな映画が並んだのは意外だった。

1.は「グラインドハウス」というある種の映画の上映形態をそのまんま映画で表現するという、ちょっと世界的に類を見ない革命的な作品だと思う。ただ、日本ではこの形態でほとんど上映されてないのが残念。

2.はハリウッドを干されたアルトマンの逆襲。奇妙な体験をした映画プロデューサーが企画にGOサインを出すのが……というとんでもない大オチに腰が抜けるくらい驚いた。これをきっかけに映画が好きになったという意味でも思い出の作品。

3.は映画の録音技師がたまたま録音した音が、国家を揺るがす重要な証拠だった……というサスペンス。デ・パルマのなかでもトップクラスのおもしろさで、映画の編集方法を使って、トリックを暴き出すとか、ラストのアレとか、映画のスタッフならではの工夫もチラホラ。

4.はある小説を脚色することになった脚本家の話。サイコパスの一人称からファムファタールの視点へ移動し、ノワールを知ってる人ほど裏をかかれる作品。アメリカではカルト作として有名。

5.これはベタ中のベタだが、いまは落ち目の大女優と新進気鋭の脚本家がおりなすノワール。ハリウッドの内幕を暴きだすバックステージモノとしてもおすすめ。

6.は映画を観ることしか楽しみがない女性が何度も何度も同じ映画を観にいくと「あれ?キミ、この映画なんども観てるよね?」とスクリーンのスターが話しかけてくるというファンタジー。しかし、監督がウディ・アレンなので、ひとひねりもふたひねりもある。

7.はスクリーンのなかではなく、スクリーンで演じてる映画スターに惚れた男が現実でそのスターと出会うというお話。夢物語に見せかけつつ、ビターなテイスト。『ノッティングヒルの恋人』の監督はこれを100回観直すべし。

8.はウォン・カーウァイのようなアート系の映画を撮る監督がヒットに恵まれず、紆余曲折あってポルノを撮らなければいけなくなるという話。あまり観られてないが傑作で『ブギーナイツ』よりも早く公開されているのがポイント。まだソフトコアポルノ女優であったスー・チーがそのキャリアを活かして激しい濡れ場を見せブレイクのキッカケになったことでも有名。

9.もベタ中のベタであるが、実はトリュフォーのなかで一番好きでこの10本のなかでは映画愛に一番溢れてる映画なんじゃないかと思う。

10.元ネタは『幻の湖』だと思ってるんだけど、平成が終わると決まってから昭和のスターが次々と亡くなり、平成が終わると同時に昭和も終わるということで、まだご存命のうちにいろいろ聞いたほうがいいんじゃないかなとこの映画を観ると思う。

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くりごはんが嫌いな男が2015年印象に残ったエンタメ

どうもカトキチです。毎年12月の頭に映画ランキングを書いたり、一昨年はテレビのことなんかも書いたりしましたが、なんと去年は劇場で映画を観たのが5回で、DVDも『テレクラキャノンボール』と伊丹十三監督作以外レンタルしておらず、映画というものにハマりだしてから映画から最も離れた一年でした。漢字一文字で今年を表すとしたら「無」と言ってもいいくらい何もなかったです。

というわけで、今年はぼくが印象に残った「エンタメ」として、幅広く感想を書いてお茶を濁したいと思います。それ以前のものもありますが基本的には2015年に絡んだものをチョイスしております。ちなみにブログに書いたものは除外してます。


NGT48

新潟に48Gの支店ができるとは夢にも思わなかったが、お披露目とラジオの公開収録、競馬場での無料ライブを見てきた。劇場も間もなくオープンされる。

AKBINGO」にてはじめてHKTを観たときに「こんな素人以下のヤツらを地上波に出していいのか!?」と思ったが、それに比べればお披露目はいくぶんマシというか、むしろ堂々としたパフォーマンスですでにNGT48らしさみたいなものは確立しているのではないかなと思った。柏木由紀に「NGTのセンターを見つけた」と言わしめた加藤美南の圧倒的な存在感は前田敦子山本彩のそれを彷彿とさせるし、ドラフトで入ってきた荻野由佳も市川美織のような顔の小ささと西野未姫のようなダンスの激しさで目立つ。すでにキャラが立っているメンバーも数人おり、ローカル番組やローカルCMを独占しはじめ、あげくAKBの番組出演や雑誌のグラビアなど、ちょっと展開が早すぎるくらい露出も多い。二ヶ月くらい後の競馬場ライブもパワフルなダンスとオチのあるトークでかなり楽しめた。これならば公演も問題ないかと思われる。あとは楽曲だが………その心配も杞憂に終わることだろう。


Negicco

NGTができたことにより番組を取られはじめてるきらいがあるが、新潟県人にとって2015年は間違いなくNegiccoの年だった。「いくらかわいくてもアイドルは楽曲が良くなければならない」というのが持論だったのだが、2014年頃からNegiccoはそれにも恵まれたし、レキシが作詞作曲した『ねぇバーディア』は私的2015年ベストソングのひとつである。実はブログで記事を書いたあとにベスト盤を聴いたのだが、これがヒドいというか、聴くに耐えられないというか、顔が赤くなってしまう曲が特に初期に多く、楽曲が良くなったことにより全国的な人気もでてきたのではないか?という想いが確信に変わった。昨年末の大忘年会も行きたかったなぁ。オリジナル・ラブにノーナ・リーブス出演だぜ?


スプラトゥーン

それまで頑に「TVゲーム」であることにこだわり続けた任天堂がネットとコミットするという手段を取り、端からオンラインじゃないとまったく楽しめないというスタンスでソフトを作り上げ、2015年の話題をさらった。佐々木希や本田翼がプレイしていると公言し、あの「ZIP」でも特集されたことで日本国内での売り上げは100万本を突破。インクを撒き散らして多く塗ったほうが勝ちというシンプルなゲーム性が見た目にも美しく、キャラクターも込みでグッドデザイン賞を取れるのではないか?というほどポップでクール。音楽もかっこよくサントラはオリコン初登場二位という快挙を成し遂げたほど。

感想としては人を相手に戦い、素材を必要としない「モンハン」といった具合。ちゃんとランクも存在し、勝てば勝つほど上がっていく。一試合3分というのも延々やってしまう時間だし、適当に動いていてもかなり楽しい。欠点としてはスキルに関係なく実力がゲームにそのまんま反映されてしまうこと。ある程度やりすすめるとウマい人との差がハッキリ出てしまい、ほとんど勝てなくなり、プレイそのものがストレスになってしまう。故に130時間ほどプレイしたところでやる気がなくなった。続編は間違いなく出るだろうが、『マリオカート』や『スマブラ』のように「運」で勝てる要素が強くなってくるに違いない。というか、初心者から上級者まで同じように楽しめるのが任天堂ブランドの強みであり、そうしてもらわないと困る。それがイヤなら洋ゲーやっとけよって話だし。


ラーメン凪

11月半ばに東京へ遊びにいったのだが、Twitterで仲良くさせていただいている亘さんに連れてってもらったラーメン屋さん。実はにぼしの効いたラーメンを得意としてなかったのだが、これにはハマった。というか、にぼしのラーメンは香りだけで正直味は薄く、もっと辛くしたり、味を濃くするなどパンチを効かせればいいのにと思っていたので、それが再現されていたことに驚いた。ホントに弱点を補い、良さを強調させたような味で、それこそラーメン二郎のように、このスタイルのラーメン屋がなぜもっと増えないのか不思議なくらいである。


かなみ屋

同じくラーメン屋。実は前に働いていたラーメン屋の同僚が数年前にオープンした店であり、出来た当初に数回行ったのだが、別によくある普通の味だった。ところが、ここ最近担々麺を開発したとたん大ブレイク。雑誌やテレビでの露出もあいまって今では行列のできる人気店に大成長。少し値は張るのだが、実際原価を考えると本来は1400円くらい取らないとキツいらしく、それを1000円以下で食べられてると思えばかなりお得。もちろんおすすめは担々麺で、人気は味噌味らしいのだが、ぼくは醤油の激辛を推す。一ヶ月に10回行ってしまったほどハマった。


ラーメン大好き小泉さん

『孤独なグルメ』の大ヒットもあって、その潮流から生まれたグルメ漫画の映像化がいくつか放送されたが、その中でも唯一原作超えを果たしたといってもいい作品。キャラクターの設定やセリフ回しなど、ありえないことだらけでリアリティは皆無。むしろドラマとしておもしろいかと言われれば、全速力で首を横に振るだろう。じゃあなんでこれが印象に残ったのかというと登場するラーメン屋がラーメン二郎蒙古タンメン中本など、普通のグルメ番組では取り上げられないカルトな店ばかりであり、それを元アイドルが豪快に喰いつくすという画が強烈だったからである。よほどインパクトがあったのか、向井理が「A-Studio」にゲストできたとき、アシスタントの早見あかりにその話を聞いたくらいだった。主題歌であるシャ乱Qの「ラーメン大好き小池さん」のカバー「ラーメン大好き小泉さん」も秀逸の出来。ちなみに「新春SP」は途中でクイズ番組になったり、ライバルの男子キャラが出てきたり余計なことしすぎ。このドラマに何を求めてるのか制作者が分かってないところは筆舌に尽くしがたい。


ダウンタウンなう

5分遅れで放送するという「ほぼ」生放送スタイルのときはどうでもよかったのだけれど、過去問題があった芸能人やダウンタウンとあまり絡んでこなかった大物と酒を飲む事で本音を引き出すという路線に変更したとたんに番組自体がめちゃくちゃおもしろくなった。ある意味で「しくじり先生」とは違う方向性なのだが、この番組の何に衝撃受けたかって、ほぼ全員が酔って番組が機能しなくなったとたんに指原莉乃がMCとなってまわしはじめたこと。正確にいうと「教訓のススメ」の最終回だったのだが*1、「さしこのくせに」ではポンコツアイドルだった彼女があのダウンタウンを相手に見事に普段の番組では聞けないようなことを引き出した。これは2015年、テレビ好きにとっての大事件である。その回転の速さはあの松本人志をして「指原はホントに賢い、(他の女性タレントより)頭ひとつ抜けてる」と言わしめたほど。


アフロの変

youtubeNegiccoの動画を検索していたときに引っかかり、そのまま過去の放送を全部観てしまったくらい。基本的には「アメトーーク」や「ナカイの窓」的なくくりトーク番組なのだが、サブカル寄りで出演者もテレビに出ないアーティストがメイン。前につんくが「アメトーークに出たがってるミュージシャン山ほどおる」みたいなことを言っていたが、それを裏付ける感じでマニアックな趣味を持つミュージシャンの変さ加減を楽しむ番組。ボーディーズのマニアックレコードとか、サニーデイ田中のカツライス特集、フジファブリックの計器特集がよかった。あとスーパーササダンゴマシンがよく出てくる。これがきっかけで「水曜日のダウンタウン」にも出ることになったのだろうか……


SHISHAMO

Mステではじめて知ったのだが、同じ日に出演し、20周年とは思えない歌の下手さを披露したMy Little Loverとは裏腹にその実力を見せつけた新人バンド。なんといっても堂々としたボーカルの歌い回しが絶品。ポスト・チャットモンチーと言われてるらしいが、ぼくはギターの一音目から歌詞のなさけなさも含め、Theピーズの女の子版だなと素直に思った*2、アルバムに関してはパッとしない曲もあるが、曲を作ること/演奏することの楽しさがダイレクトに伝わる。シングルはどれもクオリティが高くヘビロテ必至。Mステで披露した「君とゲレンデ」も素晴らしいが、ここでは歌詞も演奏もアレンジも含め、これぞSHISHAMOという「僕に彼女が出来たんだ」を推す。もしかしたら大物になりそうな予感。



indigo la End「悲しくなる前に」

私的2015年ベストソング。もはやゲスの極み乙女。の方が有名になってしまったフロントマン川谷絵音の本妻バンド。ゲスがブレイクした際、どこぞのサブカル気取ってる女子が「有線で同じ声が流れてきたから何!?って思ったらゲスの極み乙女ってバンドだったぁ〜私はindigo la Endの方が好きだなぁ〜」とか言ってるのをチラっと見たし、こんなこと言ってる輩は何万人といそうだが、そういう風に言いたくなるくらい確かにかっこいい。特にこの「悲しくなる前に」はMJに出演したときに聴いたのだが、ゲスと同時に出演するということでライバル視してたのか、演奏にリキが入ってたこともあってすごくよかった(実際は当て振りなのだろうが)。アルバムを聴いたのだが、この曲だけ頭ひとつくらい抜けてる気がする。しかし、なんでこの人の書く曲は歌詞がいっつも女の子なんだろう。あと大失恋してるの多くね?



キスマイ魔ジック

11月半ば、東京から帰ってきてパソコンを開いたらテレビ朝日のスタッフからメールが、このブログの画面を使わせてほしいとのこと。一週間ほど遅れて返事することになってしまったのだが、OKした。東京では12月18日だったかに放送されたらしく、新潟では昨日放送だった。しれーっと写って終わりかと思ったが、検索結果だけとはいえ、そこから見える記事の内容にも触れてもらって鳥肌立った。https://twitter.com/katokiti/status/684494244153659392/photo/1


ガメ先手ル!?

Gacktによるゲーム実況。記事がとんでもないハネ方をしたんだけど、相棒であるギタリストのTAKUMIが読んでくれたらしく、中継の前説で「ナビゲーターが驚くほどポンコツって書かれてましたwww」と記事を紹介してくれて嬉しかった。イベントに参加したファンのほとんどが読んでくれていたようでTwitterで書かれてるのを知り、そこから動画を教えてもらって見た。今、その動画は残念ながら未公開になっているけれど、あまり更新してないながらもこうやって取り上げてもらえるブログなんてそうないんだからありがたいと本気で思っている。


おいおい、ラーメンはエンタメとは関係ないじゃないか!というツッコミが来そうだが、一応ハマったものとしてご勘弁。2016年はもっと映画たくさん観ます。とはいえ、今は『モンハンクロス』にハマってしまってそれどころではないのだが……

あ『キングスマン』観ました。めっちゃおもしろかった。

というわけで今年もよろしくお願いいたします。

*1:このスタイルを受け継いだのが今の「ダウンタウンなう

*2:実際ウィキペディアで調べたらボーカルの子がTheピーズが好きらしい

くりごはんが嫌いな男が選ぶ音楽映画ベストテン

毎年恒例ワッシュさん主催の映画ベストテンを選ぶ企画。今回は音楽映画。みなさんなかなか選ぶのに苦戦してらっしゃるようでしたが、ぼくはあっさりと決まった感ありました。

音楽映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ!

1.さらば青春の光(79年、フランク・ロダム)
2.24・アワー・パーティー・ピープル(02年、マイケル・ウィンター・ボトム)
3.ナッシュビル(75年、ロバート・アルトマン)
4.バード(88年、クリント・イーストウッド)
5.ラスト・ワルツ(78年、マーティン・スコセッシ)
6.ストップ・メイキング・センス(84年、ジョナサン・デミ)
7.ブルースブラザース(80年、ジョン・ランディス)
8.ファントム・オブ・パラダイス(74年、ブライアン・デ・パルマ)
9.ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(99年、ヴィム・ヴェンダース)
10.ソウル・パワー(08年、ジェフリー・レヴィ=ヒント)


まずワッシュさんが「音楽映画」というくくりにした時点でいわゆる「ミュージカル」と定義されてるものは除外した。さらに「映画のワンシーンのなかで音楽が印象的」いうのも除外。あくまで映画のなかで音楽がしっかり機能しているもの、音楽そのものを描いたもの、そしてミュージカルとは違うもの、劇場で公開されて映画として扱われてるものを選んだ。


1.はザ・フーのコンセプトアルバム『四重人格』のストーリーを元に映画化したものだが、ぼくにとっては重要な一本で、この映画がきっかけでフレッドペリーを買い、モッズコートをネットで買い、クラークスのデザートブーツも古着屋で探した。さすがにリーバイスは買わなかったけど、ジーパンに興味を持った。DVDも二度買い替えた。もちろん『四重人格』も何度も何度も聴いた。ある意味で生活に影響を及ぼした、オールタイムベストに君臨するロック映画史上最高の一本。


2.は天才マイケル・ウィンター・ボトムがフェイクドキュメンタリーの形式で描く、ファクトリーレコードの盛者必衰。パンクもニューウェーヴも大嫌いでニューオーダーの良さもまったくわからなかったが、この映画がきっかけでしっかり聴くようになり、ジョイ・ディヴィジョンというバンドの存在も知った。もちろん映画としてもメタ構造を含んだ一種のゴダール的な作りで、80年代のヌーベルバーグ=ニューウェーヴとして見せてるきらいもあり、非常に感銘を受けた。


3.はアルトマンの代表作であると共に、上映時間の3分の1以上を音楽がしめる*1文字通りの「音楽映画」。登場人物が多く、めまぐるしいストーリー展開のため、ちゃんと理解してるかと聞かれるとかなり疑問であるが(そのために表立って感想を書いてない)、オープニングから渋い音楽が流れ、アメリカンミュージックをこれ一本で堪能できるという意味ではやはり重要。同じアルトマン監督の『カンザス・シティ』も全編にジャズが流れ続けるという意味では楽しい音楽映画のひとつ。そちらもおすすめ。


4.はイーストウッドが描く、天才チャーリー・パーカーの生涯。といいつつ、実際は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のジャズ版といった具合で、時制もコロコロ変わり、さらに主人公がヤク漬けのため、どこまでが現実でどこまでが妄想なのかわからないサイケな作り。しかし、ジャズを使って、その時代をまるまる描いてやるという気概があり、イーストウッドの本気度が伺える。チャーリー・パーカーの演奏だけ抜き出して、バックだけ新録するなど、サントラも並々ならぬこだわり。ぼくはイーストウッド監督作のなかでは一番好きなのだが、あまりそういう人に出会わないなぁ。音楽版『グラントリノ』ともいえる『センチメンタル・アドベンチャー』もおすすめ。


5.はいわずもがなでこれを入れるのはどうかと思ったが、やはり一夜でアメリカンロックの歴史を伝えてるという意味では超重要な音楽映画。ザ・バンドが元々好きというのもあって、かなり思い入れは強いが、別にザ・バンドに興味がなくても、これをフェイバリットにあげ、一年に一回は観ると公言している人を各メディアで見てきたので、普通に優れた映画なのではないかなとも思う。


6.はトーキング・ヘッズ圧巻のパフォーマンスを鬼才ジョナサン・デミが切り取ったカルト的な人気を誇る一本。ぶっちゃけトーキング・ヘッズにそこまで興味がなかったのだけれど(というか、80年代全般の音楽に興味がない)、これをきっかけに聴くようになり、もちろんこの作品自体も何度も観ている。今でも爆音上映があったり人気に衰えがない。改めて映像の力、音楽の力ってすごいなと思わせる。まぁライブを映してるだけじゃんと言われればそれまでなのだけれど。


7.もいわずもがなという感じだが、映画としては『七人の侍』よろしくヤサイマシマシニンニクマシマシアブラカラメといった具合でこれあったら他はいらないレベル。もちろん音楽映画としても重要でアレサ・フランクリンジェイムズ・ブラウンレイ・チャールズといったブラックミュージックの巨匠たちが意気揚々と画面上を動き回る。サントラもホントに素晴らしく、これまたアメリカンミュージックの素晴らしさを堪能できる。


8.はブライアン・デ・パルマによる「オペラ座の怪人」を下敷きにしたロックミュージカル……というジャンルにしていいのかわからないが、傑作中の傑作。こちらは選ぶ人が多いと思われるのでこれ以上の説明は不要かと。


9.はキューバに住む伝説的なミュージシャンを追ったヴィム・ヴェンダースのドキュメンタリー。音楽を奏でること、そして聴くことの楽しさが全身を駆け抜ける。同バンドがレコーディングしたアルバムはグラミー賞を受賞するが、いまだに聴くくらい大好きで、この映画も一年に一回くらいなんとなく観たくなって観る。かわいらしいおじいちゃんがたくさん見られるのも特徴。


10.は“キンシャサの奇跡”と呼ばれたモハメド・アリジョージ・フォアマンの世紀の一戦の前に行われた音楽フェスを追ったドキュメンタリー。時代の空気をパッケージングした映像もさることながら、何よりも奇跡と呼ばれた伝説のステージを見られるという映画の醍醐味がここに!ぼくは輸入BDで観たのだけれど画質の良さにも驚き、ジェイムズ・ブラウンのパフォーマンスはホントに何度も何度も観た。



ワッシュさんが選んでいたウォルター・ヒルの『クロスロード』はぼくも大好きな映画だし、他にも「ロックンロールの寓話」として語られる同監督の『ストリート・オブ・ファイヤー』や、それこそ『アイデン&ティティ』は原作も含め、DVDを発売日に買って何度も観てるくらい好きだし『リンダ リンダ リンダ』をいれないのはどうか……などあり、結構スラスラとタイトルが出てきたジャンルなので、逆に他の人が選んだものを見て「あれ入れてなかった!」などあとから言いたいなぁと思うのであった。毎回総括が同じコメントな気がするが、世間はハロウィンで盛り上がってるが、映画ファンはこのお祭りで盛り上がればいいさぁ!ハッピーハロウィン!!(もうハロウィン終わったけど)

ヘンテコな原作、優れた映画化『砂の器』

実はちょっとした機会があって『砂の器』を10年ぶりに再読した。

砂の器』は世間的に松本清張の代表作と言われているが、ぼくはヘンテコリンな小説だと思っていて、よくぞここまでのものにしたなと逆に映画版の評価がグンと上がったくらいだった。

今回読み返しても「ぶっちぎりでおもしろいけどやっぱり変な小説だ」という思いはかわらず、より強固なものとして心に残った。

となると、映画のほうも見返したくなるわけだが、奇跡的なタイミングで午前十時の映画祭の大トリを飾るのが『砂の器』だと教えてもらい、どうせだったらとTジョイに足を運んだ。

過剰に泣かせる要素はあるものの、すごく重層的で語るべきポイントが多い名作であることに変わりはなく、単純に映画版の方が優れているなと以前と同じように感じた。むしろ読後感のそれよりも感動の度合いは大きかったのはスクリーンで観たせいもあったのかもしれない。

しかも今回改めて映画を観て、再読したときに「ん?」って思ってた個所が全部改変されてることに気づいた。橋本忍山田洋次は優秀なスクリプトドクターなんじゃないかと思ったほどだ。以下、小説を読んでて違和感を覚えたところや映画版でどう改変されたかについて、細かいところを書いていく。すでに内容を知ってるていで話すし、ネタバレもあるので『砂の器』について何も知らない方はそっとウインドウを閉じることをおすすめしたい。


・今西の勘が鋭すぎる。

原作ではひとつのグループがたまたま起こしてしまった別々の事件を同時進行で追っていくという構成なため(ひとりの男がミスリードとなり、最後の最後で実はまったく関係なかったのよーんっていうのがオチ)、ひとつの手がかりをつかむのに勘に頼ることが多く、それがいささか強引。これは映画にもあったが、新聞に書かれたエッセイから証拠隠滅したんじゃないか?と気づくのはあまりにもだし、ベレー帽をかぶって口笛を吹いていた男を「なんか怪しいな」と思ったり、あげく、大家である妹のアパートにどうやら水商売の人が引っ越してきたらしいと聞きつければピンと来て「その人に会わせてくれ」というなど、何でそう思ったのか?をたずねたいくらいの鋭さ。しかし、映画版ではそれをひとつの事件にしたことで相関図が整理され、しかも若手刑事吉村のパートナー感が強まり、こちらが紙吹雪の女を追うなど、ひとりで突き進んでいく刑事今西という印象がやわらいだ。あくまで今西は20時間かけて被害者の関係者から話を聞きにいき、そこからヒントを得るなど、地道に足をつかって捜査する刑事なのである。ただ、そのかわり、何人かの登場人物を削った結果、冒頭で秋田の亀田にいって聞き出した「染め物を30分近くウロウロしながら見ていた男」が誰で何のためにそんなことをしたのかわからなくなってしまった(原作では「カメダ」という言葉をたよりに捜査をすすめてると知った和賀があえて亀田に怪しい人物がいけば警察はそちらを追って時間が稼げると踏み、アリバイ作りもかねて宮田という俳優に頼んで秋田にいかせるというくだりがある)。


・無駄がない原作と無駄が多い映画

今回映画版を改めて観て思ったことはストーリーに直接関係ない描写がけっこうあったこと。文庫本の上下巻で800ページ以上という超大作であるが、それのほとんどが捜査をするシーンに費やされており、逆にいえば原作は一切の無駄がないといえるのだが、これではリアリティや人間味にかけると思ったのか、原作にはない猛暑の中、スーツで歩き回って水分補給するのに瓜を食べるとか、駅に着いて早々どんぶりもんをかっ喰らうとか、電車でマナーの悪いチンピラに注意するとか、ストーリーに直接関係のない細かい描写が多々見られた。時代もあったのか松本清張のセリフ回しは「今そんな風にしゃべりますかねぇ」という感じのものも多いが、映画ではそれがほとんど変えられているのも特徴。


・自然死でなければならなかった「殺人」

多くの人がそう思ってるはずなのであえて書くことでもないだろうが、原作での和賀英良の職業は前衛音楽家で、これをピアニストに変更したことは映画化における最大の功績のひとつである。実際、映像化されたものでいえば映画化以降、和賀英良の職業はずーっとピアニストになっているので、明らかにこれは改変されたことが正しかったという証拠になるのではないだろうか。実はぼくが原作を読んでいてヘンテコだなと思った部分はハッキリいってこの部分にある。原作では四人の人間が死ぬがその内の一人は殺人で、一人は自殺で、二人は自然死。この二人が絶対に自然死じゃないといけない……つまり殺人とは気づかれてはいけないトリックが前衛音楽家でなければならない理由と結びついてくるのだが、これがどうの陳腐というか懐疑的になってしまう方法なのだ。当時そういうニュースがあったのかわからないが、もしそれがニュースやらなんやらで見つけたとしても使わないでほしかった。あれじゃあSFだよ。もしかしたらこの原作のヘンテコリン感はそのあとの橋本忍監督『幻の湖』に通ずるものが……いや、この辺でやめておく。


・初見で殺意を決意した和賀英良

もうひとつのヘンテコポイントは和賀英良が最初に被害者に会った際、突発的に殺してるというところ。もちろん過去を明かされてしまう恐怖はあっただろうが、それだけで、殺してしまうものだろうか?もし強請られたとしたならわかる。そんなことは毛頭ないのだ……そんな疑問を橋本忍も考えていたのか、ハッキリと「彼は和賀の過去を話すような人物ではございません、殺人の動機は別にあります」とセリフに書き、被害者と和賀英良は実は二度会っているという設定に変えた。原作では和賀英良の父は死亡しているが、映画版は生きているという設定になっていて、被害者と和賀英良の父はずーっと文通していたという改変が加えられている。ここは和賀英良がピアノを弾きながら空想しているというシーンになっているが、すさまじい形相で「首に縄つけてでも親父のところへ連れて行く」と言い出した被害者が映され、それが殺された動機になっている。ちなみに和賀英良が子供の頃どういう生活をしていたのか?については原作では一切出てこず、映画における最大のクライマックスは一番の改変ポイントであり、それが感動的なのはみなさんも知っての通りである。ちなみにこの二人が歩きながら日本を旅するシーンは北野武の『Dolls』の元ネタなのではないかニラんでいる。


・原作では最大のミステリーとして刑事を苦しめる「なぜ被害者である三木謙一は二度も映画館にいったのか?」

これは原作の良いところでもあるが、連載を引っ張るためだったのか、とにかくこの小説はとてつもない労力をかけて事件につながる何かが見つかった瞬間にそれがなくなり振り出しに戻るという展開が多く、謎が見つかったら見つかったで、それが何故なのか?わかるまでが異常に長い。特に最大のポイントとして「なぜ被害者である三木謙一は二度も映画館にいったのか?」がわかるまでの経緯が原作ではすさまじく長い。これは当たり前だが、映画版はその意味で事件はほぼダイジェスト扱いになっていて、それを調整するために被害者が二度行った映画館の映画は二日で違う作品を流してたという設定に変えられた(原作では同じ映画を流していたために、映画のなかに映ってる誰かが関係してるのではないか?と今西が思う)。


・浮気をしていることに気づく婚約者

映画版にしかない描写といえば、和賀英良の婚約者が浮気してることを見抜くというシーンがあり、これが結構謎。恐らく婚約者の家に向かわせるための伏線だと思うが、まぁそんなことしなくても何日に一回かは会ってたわけだし、婚約者が妊娠していてその後どうなったのか?は気になるものだからあのシーンがなくてもよかったように思うというよりも、原作ではこの婚約者は和賀英良に首ったけで、余計な詮索など一切しない純然たるキャラクターとして存在していたので、それがちょっと引っかかってしまった。


他にもいろいろあった気がするが原作を読んでたときの違和感と映画版での主な改変を抜き出すとこんな感じになる。映画版の印象は昔観たときよりもさらに良くなった。いま目の前に「いちばん好きな映画は『砂の器』です」という人が現われたら握手を求めてしまうかもしれない。むしろもう一回そのまま観たいとさえ思った。デジタルリマスター版ということで映像の方はそこまでキレイになったなとは思わなかったんだけど、セリフがハッキリと聞き取れるほど音がクリアになっていて、それに驚かされた。しかも数回観ていたにも関わらず笠智衆渥美清佐分利信が出てることなどすっかり忘れていたわけで(みんなもそうだったのか、渥美清が登場するや否やスクリーンがどよめいた。さすが寅さんである)、そういった豪華ゲストが出ていることを吹き飛ばすほど圧倒的なおもしろさを誇り、2時間20分の長尺を感じさせなかった。

いくつかやってるところもあるだろうが、新潟ではとりあえず絶賛公開中なのでこの機会に素晴らしい音響と大きな画面で体感していただきたい。おすすめである。