ガチャ!キュイーン!『アイアンマン』最高!


仕事が終わりまして、15時45分の『アイアンマン』鑑賞。

軍事顧問として南ベトナムにやってきた天才武器商人(いわゆる死の商人)のトニースタークが、北ベトナムに拉致され、兵器を作らされるが、そこでパワードスーツを作って脱出し、ベトナムソ連という共産主義を蹴散らすという原作を、アフガン戦争、敵をアルカイダに置き換えて、現代風にした作品が今回の『アイアンマン』だという事はウィキペディアからの引用なんだけど。

“悪”は人間の中にあるもので、“悪”は“敵”ではないという『ダークナイト』そんな“敵”とみなしてる相手をはちゃめちゃなやり方で倒し、世界中からアメリカは嫌われてるという『ハンコック』

じゃあ、そんなアメリカはこれからどうすればいいのか?それが『アイアンマン』の中にある。

大量に人が死ぬ兵器を作る事の天才が、新兵器のプレゼンにアフガニスタンに行くのだけれど、アルカイダに拉致されて、新しい兵器を作れと言われるのだが、アイアンマンになれるスーツを作って脱出。

その時に、主人公のトニースタークはアルカイダが自分の作った兵器を使ってる事に衝撃を覚え、自分のやってる事は果たして正しいのか?と自問自答する。

そこでトニースタークの出した答えは…

というのが、映画の肝になっていて、そのせいでアイアンマンは新たな敵と戦う事になる。ここからは映画を観てのお楽しみという感じなんだけど、なんのメタファーもなく、誰にでも分かりやすく、ホントにアメリカがこうすれば世界はちょっと平和になるのかもと思わせる。もちろん、そんな事はあり得ないし、ホントに映画の中だけのお話という感じなのだが、実際に、アフガンとソ連が戦争になった時にアメリカは大量の武器をアフガンに送り込んでいるので、この映画の中で出てくる事はホントの事なんですねぇ。実際、戦争で金儲けしてる国だし。

さて、映画の方だが、ちょー最高である。主人公は死の商人で女ったらしで金持ちでジョークが次から次に出てくる軽い男。実際にセックスしまくりで、自分の事を責めに来た記者ともセックスをする(セックスというよりもFUCKに近い)こういうタイプの主人公ってよく見かけるパターンだけど、それで死の商人なんだから、無茶苦茶に極悪人というか、いいタイプの主人公じゃない。んで、それが実にいい!しかも演じるのがロバートダウニーJr.いいのか?なんか素に近いんじゃないか??だから秘書役がグウィネスパルトローで納得。セクシーさはないが清純な色気っていうんですかね?

デザインすげぇかっこ悪いけど、それを補って余りあるパワードスーツ装着のシーンがとにかく最高で、ガチャ!キュイーン!ゴゴゴゴ!燃える!音楽もノリノリ、パワードスーツを着てすごいパワーが出るというのは、ぶっちゃけ、、、、ボンクラ中学生のノリなので、やっぱりボンクラ男子にはおすすめ。トランスフォーマー』同様、男の子の夢を叶えますよ。