『千と千尋の神隠し』はソープで働く女の子の話。という話。
DVDの棚を眺めていたら、『千と千尋の神隠し』が目についたので、久しぶりに鑑賞。私は『ラピュタ』『カリオストロの城』『紅の豚』が宮崎駿では好きなんですけども、実は『千と千尋の神隠し』もそれに並ぶくらい好き、意外と思われそうだが、、、、
『千と千尋の神隠し』の何が好きって、湯屋で働く女の子の話なのに、めちゃくちゃスペクタクルなところだったんですけど、この間、『映画欠席裁判』という本を古本屋で買って来て、それで書いてあったんですけど、これソープで働く女の子の話らしいですよ。
『千と千尋』は風呂屋じゃなくて、湯屋という風に言ってますよね、湯屋って単純に今で言うソープなのよ、湯女ってソープ嬢の事なんですわ、だから『千と千尋の神隠し』って10歳の女の子がソープで働く話なんだよ(笑)その時のプレミアも持ってたんで、探して読み返したら、「『千と千尋』は風俗営業化してしまった世の中に何の準備もしてない少女が自分の存在と保つために懸命に働くお話」って結論が書いてあって(笑)
なるほど、確かに!あの映画の湯屋のエスタブリッシュメントショットを観ればわかるけども、神様の体を洗ってるの全部女だからね、しかも個室になってるし、明らかにソープのメタファー。赤い建物もそうなんだけど、チャン・イーモウの『紅夢』だって、そういう意味合いじゃんか!最初観た時はまったく気づかないけど、っていうか、オレ石井輝男の『忘八武士道』大好きじゃん!そこで気づけよ!って話だけど。そういう本とかを読んで、さらにそういう視点で見るとおもしろい、これが映画評論であって、これが評論家の仕事なんだなぁ、
久しぶりに観ると、90分くらいまではおもしろいけど、そっからちょい竜頭蛇尾になる。でも、それでも『千と千尋』好きですよ、私は。誰かこれをメタファー無しにマジでやらないかなぁ。『ポルノアニメ 千と千尋の武士道』監督はもちろん川尻善昭で!つーか、その前に湯屋の事を知りたければ『忘八武士道』を観るしかない!ちなみに『忘八武士道』はホントのホントに傑作ですよ!90分の間に大殺戮とおっぱいしかない(笑)
追記、その事を書いた町山智浩さんがはてなダイアリーで書いてました!
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040314
それにしても『映画欠席裁判』という本はおもしろい。腹がよじれるくらい笑った。『スパイダーマン』のイカ臭いのくだりとか。

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