yippie-kay-yay!motherfucker!!の4

9時半に映画館に出かけ、ダイ・ハード4.0鑑賞。

いやぁすごいよ、客層、80%おっさん(笑)やっぱりファンが観に行くんだよね。私は『ダイ・ハード』大好き。最近の若者は観てないんだよな。同じ職場の子も好きだって言ってたが、まぁ今のヤツは『パイカリ』シリーズの方が好きなんだろう。

やっぱり『ダイ・ハード』はすごくおもしろくて、映像的にもカメラがバシバシ動いて、タンクトップのおっさんが、グチグチ言いながらも、テロリストに占拠されたビルの中で右往左往するっていうのが、抜群におもしろいよね、んで、ブルース・ウィリスのアドリブだったと言われているセリフがかっこよくて、ジョークっていうの?ああいうのも魅力だった。

ダイ・ハード2』は世間では不人気のようだが、私はすごく好き。というか多分1より観てる。だって、2はレニー・ハーリンの殺戮映画なんだもん。人死にまくるし、血は出るし、明らかに動きが遅くて、絶対に撃たれてるだろ!っていうツッコミどころも満載。見せ場もたくさんあって、空港という場所が逆によかった気もする。

ダイ・ハード3』はまぁ普通ですかね、ブルース・ウィリスサミュエル・L・ジャクソンのコンビがよかったくらいかな。水の5ガロンと3ガロンはマジで分からなくて、実際に紙に書いて考えたりもした。

さて、いよいよ『ダイ・ハード4.0』である。実際、かなり楽しめた。思った以上の出来だった。というか、やっぱりオレ、ブルース・ウィリスって好きだわー。セリフというかジョークがね、マジでちょーかっこいいのよ、ホントに英語が分かればなぁって感じ。今回吹き替え版で観たんだけど、野沢那智の吹き替えが全然あってないの!ビックリした。だって、明らかにあんな状況でああ喋らないだろ!っていう喋り方なんだよ!ベテランもやはり年には勝てんか?

監督が変わって、すごく若返ったね。設定もさることながら、すばしっこい動きのヤツをワンテイクでずっと追ったり、カメラがおもしろいと思うところがいくつかあった。『アンダーワールド』の監督さんだから、その線だったと思うけど、全体的にシャープに出来てて、スピード感もあって、2時間20分あっという間。ダラダラと意味もなく3時間も続いた『パイカリエンド』より全然いい。これぞシリーズもんだよ。冒頭から一気に突っ走ってるでしょ?ダレるところがない。私ね、途中で話の流れが無理矢理になりそうだなって思ったところが何個かあったけど、それも力技で見せきるんだよね、映画観てて、例えば、あのハッカーを護送する意味とか分からなくなって、「ん?これカットしてもいいんじゃないか?」って思う。「ああ無理矢理だなぁ」って、でも、それが前フリで、ヘリが襲ってくるところをやりたいから、その流れに持って行く。トンネルに行かなきゃいけないでしょ?そういうところとか上手い。『パイカリエンド』だと、その見せ場に持って行くためのフリが全部ヘタで、さらに見せ場もおもしろくないから、映画の流れがすごく長く感じるんだけど、『ダイ・ハード4.0』はそれが無駄になってなかった。

娘との関係性のシーンもまぁあの長さいるだろうしね、ツッコミどころも山ほどあったけど、それを帳消しにする伏線の貼り方とかも好きだな。オンボロの無線を出すとかさ、いいね。

今回吹き替え版で残念だったのが、

yippie-kay-yay!motherfucker!!がかっこ悪かった事。

うーん、やっぱりこれは英語版じゃないとな。っていうか、これ『ダイ・ハード3』で出て来ましたっけ?なんか元々ブルース・ウィリスのアドリブだったらしく、1ではアラン・リックマンの方が上手く使ってるという(笑)

昔ね、友達のその友達の外人と飲んだ時に、日本語があまり喋れない人で、もう拙い英語力と身振り手振りを駆使して会話したんですけど、その時にね、友人が、こいつは映画がすごく好きだ観たいな事を言ってくれたんで、どんなのが好きなんだと言われて、まぁガイ・リッチーとかタランティーノとか言ったわけですよね、んで、その時に。「好きな映画のセリフはyippie-kay-yay!motherfuckerです」みたいな事を英語で言ったら、

「ああ『ダイ・ハード』ね」って言ってくれて、やっぱり英語と日本語は違うと思った訳ですよ。例えば、日本人に「yippie-kay-yay motherfucker」って言っても、よほどの『ダイ・ハード』好きじゃないと、知らないでしょ?っていうか知ってたら引くわ(笑)この辺は英語の感じですよね、日本語訳出来ないもん、字幕はね、確か『あたぼーよ、くそやろう』みたいな感じ。吹き替えだと「ヤッピーカイエイくそやろう」とかそんなんになってるんだよ、だからキマらないわー(汗)

ちなみに「どういう意味なんですか?」って聞いたら、「意味はない、その言葉はインディアンとかカウボーイが使うんだよ」って教えてくれた。なんかのかけ声?まぁよく分からないけど、そんな話したりしてね。

余談だけど、その時オレは英語なんてまったく習わなくても、自分の得意なところと根性で、会話って出来るもんなんだな。って思ったよ。まぁずっとファックしかアースホールとかシットしか言ってなかったけど(笑)アメリカだったら殺されてるな。

話がずれた。『ダイ・ハード4.0』はダイ・ハード』シリーズを全部観てて、どうしようか迷ってるなら観た方がいい作品。損はしないと思いますね。あまりに好き過ぎる人は観ない方がいいのかもしれないけど、でも、めっちゃおもしろかったですよ、

あと、これ書くと『どこでだよ!』ってつっこまれそうですが、3回泣きました(笑)マジです。何処で泣いたかは言いません。私のキャラもあるし(笑)でも弱いんだよなぁ、ああいうシーン。私はね、泣かせますよーっていうのは腹立つから泣かないんだけど(嘘、たまに泣く『砂の器』とか)泣かせようとなんも意図してないところでこっちが勝手に感情移入して泣いてしまうんだよ。『ダイ・ハード』もそんな感じかな。まぁオススメします。ただし、1、2を観てから行く事。