ゾンビ映画としても娯楽作としても最高だぜ『バイオハザード3』


9時に無理矢理起きて、朝から『バイオハザード3』鑑賞。さ、最高過ぎる!ちょー好き!!!マジで最高!何が最高って、こんな正統なゾンビ映画が大ヒットしてる事実にだよ!!!!間違いなくシリーズ最高傑作でしょ?

バイオハザード3』の何がすごいって、もう『バイオハザード』とは全く関係無いものになってる。私はゲームの方はほとんどやってて、映画版バイオの1、2はどうしようもない駄作扱いだけれども、『バイオ3』は別格のおもしろさ。これだけだったらDVDがすごく欲しいくらい好き。傑作じゃねぇけどな。まぁ言えば、男の子の大好きな世界観をぐっと凝縮している中学生レベルの作品なのだ。

すごいよ、『マッドマックス2』『死霊のえじき』『AKIRA』『ドラゴンボール』『ブレード/刀』全部入ってる。さらに人類は滅亡して、わずかな人間が生き残ってる世界というのも非常に好きだ。多分ポール・W・S・アンダーソンはプロデューサーになった方がいい。ミラを妊娠させやがったしな!うらやましいぜ!

おっと、話を戻す。それらが好きな人ならば最高な作品になるわけで、それが嫌いな人にはなんの興奮もないわけなんだし、バカバカしい映画になるとは思うのだが、

マッドサイエンティストも装甲トラックも目玉潰しも裸(おっぱいはナシ)もあれば言う事無し。しかも1番デカいスクリーンで見たからなおさら興奮。カラスが焼き殺される所はホントにテンション上がった。残念ながら首チョンパ系はなかったけども(あったらPG-12ではすまないんだろうなぁ)それ以外ではなかなかこちらを満足させるアイテムだらけだったからな。いやぁ興奮したわぁ。

アンブレラという人類を滅亡させたくて仕様がない様な会社(恐らくそうだと思う)がウイルスを作ってですね、そのせいで世界は滅亡してて、地上はゾンビだらけ、地獄よりも地獄かもしれない世界で、ミラが銃と刀を持って大暴れ!って感じで、何故かミラは超能力を使える事になってるんだね(2にそんなのあったっけか?)


だから超能力でカラスをドーン!とか、

ショットガンでゾンビの脳天をドーン!とか、

アクロバティックなキックでタイラントをドカーン!とか、

装甲トラックでゾンビをグチャーン!とか、

二刀流でゾンビの首をスパーン!とか、


そんな至福な時間が100分も続く。


正直、冒頭のアクションシーンの編集とカメラワークが悪くて、やばい匂いはしてたんだけど、アリスとカラスが戦うあたりから持ち直して、クライマックスのゾンビ大虐殺はテンションがホントに上がったわい。変にスタイリッシュだった1、2に比べれば、アクションの撮り方は非常にオールドで、それがいいんだよね。ワイヤーとか使っても香港映画のような感じとはまったく違う、アートじゃなくて、肉体的というか、ワインとチーズじゃなくて、ケンタッキーとバドワイザーのようなワイルドさがあるんだな。絵作りも砂漠にこだわってたし、CGもいい具合に使われてて、結構カクカクした1とか2に比べれば幾分ウエルメイド(というか、この場合この言葉は当てはまらんのかもしれんが)だった気はする。ちゃんとヘリを飛ばして『ゾンビ』にオマージュをささげてるあたりも非常にナイスなのだ。

まぁ前回大活躍したジルが消えてたり、アリス以外の(というか、アリスにも)キャラには感情移入出来ないし、子供が1人もゾンビに喰い殺されないし、不満な所はいくつかあるが、それを遥かに凌駕する部分が多くてよかたー。

ゾンビ系が苦手な人でも辛さはマイルドになってますので、娯楽映画としておすすめです!

観てね!