『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
18時半から『ライラの冒険』鑑賞。
ぱてんさんによると、ニューラインシネマはこの映画以外のヒットが無いので、ニューラインシネマは吸収合併されるとか。なるほど、『ロード・オブ・ザ・リング』以外のヒット作がなかったわけか。
私『ナルニア』観てないんですけど『ロード・オブ・ザ・リング』以降のファンタジー大作で、特大ヒットになったヤツってあります?最近も『ウォーターホース』とか『スパイダーウィッグの謎』とか、なんかそれっぽいのありますけど、厳しいでしょう。今のご時世。でも私『ロード・オブ・ザ・リング』大好きだからね。だから楽しみにはしてたんだよ。
まぁ観たわけなんだが。
『ロード・オブ・ザ・リング』を再び!っていう想いがあるんならね。少なからず『ロード・オブ・ザ・リング』を越えなければならないわけよね。
『ライラ』は1nanoも越えてないね(笑)
まず「これ!」という見せ場が少ない。原作はまったく読んでないし、どんな物語かも分からないが、最後の最後に2回くらい盛り上がるシーンがあるだけで、それ以外は結構ダレる(だから2時間か?)
さらにパラレルワールドで現代とはちょっとだけ違うという世界が舞台なんだが、まったくその世界が魅力的じゃない。映像は確かにすごいんだけど、「うわー!この世界すごーい!」とまったく思わなかった。『スチームボーイ』で見たような感じ?SFなんだか、ファンタジーなんだか、分からないのが決定的な敗因じゃないだろうか?伝説の話なんだか、科学の話なんだか、魔女の話なんだかよーわからん。街も大友克洋のそれのようにゴチャゴチャしたかっけーディテールがあるわけでもなく。なんか1つの絵をコピペしたような清潔な感じ(それがパラレルワールドな事を示唆していた?)
ニコール・キッドマンは確かにああいう役似合うけども、もっとエロい感じがあったらいいなぁ。
だが!
『ライラ』にはそれを補って余りあるヤツがいる!
それは…
熊!
( ´(ェ)`)
ちょーかわいい白熊がグワーっと走って、どーん!とぶつかって、バオーン!と吠えて、ちょーすげー数の白熊がどーんと出て来て!白熊がバキバキと殴りあって、投げ飛ばして、投げ飛ばされて、ウオーん!と吠えて、んで、人の群れをでっかい白熊が蹴散らして、踏みつけて!すやすや眠る。
はーんかわいい!!!!!
またあの熊みてー!!!!
つーわけで、『ライラの冒険』つーよりも『白熊残虐大暴走』っていう映画が観たいと思いました。
ピーター・ジャクソンならばあの白熊の毛が返り血で真っ赤に染まるくらいの演出はしてただろうに…
あういぇ