カウボーイビバップ Session #11闇夜のヘヴィ・ロック

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カウボーイビバップ』の第11話『闇夜のヘヴィ・ロック』鑑賞。今BSで『カウボーイビバップ』が放送されてる事を昨日知った。『カウボーイビバップ』は私が最も愛するアニメで、映画好きならば絶対必見の作品。主人公の造形は松田優作でアクションはブルース・リージョン・ウーばりの2丁拳銃(もちろん鳩も飛ぶ)もあって、バディものでもあるし、ハードボイルドだし、音楽もジャズからブルースまで凝っていて、主題歌の『Tank!』は超絶の名曲である。映画のオマージュやそれに関連したセリフもふんだんに詰め込まれていて、『あ!これは「THE WAY OF THE DRAGON」仕様だな』など、とにかくいろんな意味で泣かせる。

カウボーイビバップ』は昔、ベストセレクションなるものが発売され、それの第2弾として、ファンの人気投票でエピソードを収録するという企画があり、それで選ばれたのが『ワルツ・フォー・ヴィーナス』と『マッシュルーム・サンバ』と『ハード・ラック・ウーマン』たしかに『ワルツ・フォー・ヴィーナス』と『マッシュルーム・サンバ』は素晴しいが、『ハード・ラック・ウーマン』は実質最終回とも言えるエピソードでベストに収録されるのはどうなの?と思った。まぁファン投票1位なのは分かるが、なんであれをみんなが推すのか不明だった。それよりも3票差でもれてしまった『カウボーイ・ファンク』が未収録になったのは残念を越えて怒りすら沸く。むしろ『カウボーイビバップ』ファンが選出したはずなのに殺意すら覚える始末だ。

昨日放送された『闇夜のヘヴィ・ロック』は私が『カウボーイビバップ』のエピソードの中でもベスト3に入る程好き。エピソードとしてはかなり地味だが、ランキングでは8位にランクインした事からも、微妙に支持されている。『闇夜のヘヴィロック』はSF映画のオマージュで構成されている。『遊星からの物体X』と『エイリアン』の1、2をメインに『2001年宇宙の旅』と同じ事をラストでギャグにする。これらは元ネタを観てないと真のおもしろさにたどり着けないが、今回久しぶりに観なおしてもやっぱりおもしろかった。

私が好きなのは、まず第1話の『アステロイド・ブルース』続いて『カウボーイ・ファンク』『闇夜のヘヴィロック』となる。ベストにも収録されたが『ワルツ・フォー・ヴィーナス』はブルース・リー魂を注入しながら泣かせる話として、ファン投票第2位になったが、たしかにそれは納得の完成度だ(つーか、それよりも『ハード・ラック・ウーマン』が1位ってどうなん?)

来週は『ジュピター・ジャズ』だ。楽しみだなぁ。

カウボーイビバップ』を観ると、『傷だらけの天使』『探偵物語ブルース・リージョン・ウーが観たくなり、ライ・クーダーのスライドギターが聞きたくなり、ストーンズが聞きたくなる。まぁ、つまりは漢のマストアイテムだって事だよ。あういぇ。