紀元前1万年

8時に起きて、9時半からの『紀元前1万年』鑑賞。

ローランド・エメリッヒ監督の新作。この監督って意外と全作品駄作扱いにされてると思うのだが、私だけだろうか。私は『スターゲイト』と『ユニバーサル・ソルジャー』が好きで、『ID4』も普通におもしろかった。

さて『紀元前1万年』だが、完全に『300』と『アポカリプト』風の作品逆に言えばその2本がいかに影響を与えたか分かる。さらに今までヒットしずらいと言われた作品がヒットして、一体、今、何が売れるのか分からない中で、これだけのもんを作るのはちょっと勇気が居る気もする。ホントに史劇の要素もあるし、『アポカリプト』とかヤコペッティに出てくるような土人風の殺し合いもあるし、神だとか、宗教も出て来て、まさに両方のいいとこ取り。

まず、映像は凄まじい。特に後半。マンモス的なヤツが大暴れするシーンはスクリーンで観なければならない迫力。1万年前の人間の造形はかっこ悪い事この上ないし、血も出ないし、ちょっとファミリー向けに仕上がってるし、1つのシークエンスが終わるまで、なんかすごく長く感じたので、体感時間は長いが、それでも、やっぱり、作品自体は可も無く不可もなくと言った感じか。もっと振り切った感じがあってもよかったように思うし、何故かラブストーリーが強いが、駄作という感じではなかった。

あ、『紀元前一万年前』っていう人がいるけど、間違いですからね!『紀元前一万年』ですから!そして『紀元前一万年後』も間違いですからね!現代なのか未来なのか分からなくなりますから!あういぇ。