ギレルモ・デル・トロ

パンズ・ラビリンス DVD-BOX

パンズ・ラビリンス DVD-BOX

0時過ぎに仕事が終わってビデオ1に行き、やっと『パンズ・ラビリンス』をレンタル出来た。さらに『ブレイド2』もレンタル。『ミミック』も探したんだけどDVDのレンタルが無くて、買おうかなぁと思ってしまった。私、ギレルモ・デル・トロって現役の監督で1番好きかも知んない。『ミミック』は確かスティーブン・ソマーズの『グリード』と時期がかぶってて(観た時期か、公開された時期か、、)どっちも良い意味でのB級感があって、すごく好きで、特に『ミミック』は私が当時大好きだったミラ・ソルビーノ(今、何してんだろう?)が出てた事もあって、3回くらい観てる。んで、『ブレイド』は『吸血鬼ハンターD』っぽくて、そこまでグッとは来なかったんだけど、デル・トロにバトンタッチした『ブレイド2』はそれこそオタク心をくすぐるアイテムが満載で、2発のキックしか披露しないドニー・イェンにはガッカリしたが、個人的には1よりもバカバカしくなってて好きだ。『ヘルボーイ』はその外見こそダサイがアクションの演出は『ブレイド2』のような、良い意味で軽いアクションになっててかっこよかった。そういうアメコミを映像化してヒットさせる一方で、自身の作家性をむき出しにした『デビルズ・バックボーン』や2007年度のベストの1本である傑作『パンズ・ラビリンス』なんかを撮るんだから、才能は底知れない。多分、デル・トロとオレって好きなもんがかぶってるんだと思う。ゾンビとか皆殺し映画とかカンフーとかアニメとか好きな一方で、デル・トロってタルコフスキーとか『ミツバチのささやき』とか『千と千尋の神隠し』も大好きなんだと思うし。だから『パンズ・ラビリンス』の世界が成り立ってるんだと思うしね。『パンズ・ラビリンス』は特別仕様のDVDを買おうと思ったくらい好きなのだが、アレも、幻想的なセットやクリーチャーが出てくる一方で、血なまぐさい残虐なシーンは徹底してるでしょう。ああいうところが好きというかね。ファンタジーの世界は辛くても希望や救いがあるけど、現実はそれ以上に辛く、希望も救いもないというメッセージもすごく好きだし。とりあえずギレルモ・デル・トロの作品全部好きですよ。