やっぱり『ダークナイト』おもろい。


29日の昼『バットマン・リターンズ』鑑賞。今、観なおすと、ものすごくバートン色の強い作品で、おかんなんかは「これ『シザーハンズ』みたいだね」って言ってた。確かにクリスマスだし、音楽はダニーエルフマンだし、タイトルバックなんて、『スウィー二ー・トッド』みたいだったし。同じように人間の都合の良さとか、手のひら返しのイヤな部分なんかが、これでもか!と出て来て、全編悲しいんだけど、特にペンギンが無茶苦茶悲しい。ペンギンはただ愛されたいだけ、ただ普通に地上で暮らしたいだけなんだ。しかもペンギンはウソ付いてない。自分に正直に生きてる。彼は狂ってるかもしれないが、それでも自分自身にもそして他人にもウソ付いてない。だからクリストファー・ウォーケンに操られちゃう。みんな正直に生きたいけど、なかなか出来ないでしょ?オレだって、ウソつくの嫌いだからさ、それが良い悪いは別にしてもね。だからああいうペンギンみたいなキャラには心底憧れるんだよ!『バットマン・リターンズ』のペンギンがあまりに魅力的なので、バットマンの方が悪者に見えてしまい。正直、バットマンなんて、どうにでもなれと思いながら観た。ペンギンはジャバに並ぶ最高のキャラクターの1つだよ!オレの中でだけどな!

30日『バットマン・ビギンズ』鑑賞。やっぱり、普通のおもしろさだ。そこまでの傑作ではない。何故だ!?何故なんだ!?スケアクロウが魅力的じゃないからか?渡辺謙がホントにどーでもいい扱いだからか??ブルースがさ、急にキレ出して、ラーズの家燃やしたとき、え?って思ったぞ!!それにしても、『ダークナイト・リターンズ』を読んだ後だと、結構荒唐無稽に感じる。もちろんコミックも充分に荒唐無稽だが。どうなんだろう。『ダークナイト・リターンズ』と『ビギンズ』の決定的な違いはバットマンが殺人鬼であるか、無いか、って感じでしょ。まぁ映画版のは殺人をしないって決めてて、だからジョーカーの事も轢き殺さなかったんだよな。バットマンが飛び抜けて好きと言われると違うかもしれないけど、それでも『ダークナイト・リターンズ』と『ダークナイト』と『バットマン・リターンズ』がめちゃくちゃ好きなのは間違いないですけどね。特にコミックの『ダークナイト・リターンズ』はホントに傑作と思う。今まで読んだマンガの中でも衝撃的な一冊だった。それは間違いないです。

んで、昼に『ダークナイト』のDVDを買っちゃいました。やっぱりヒース・レジャーのジョーカーは死ぬほどかっこいいっす。

つーわけで、何故かとどめにバットマンにハマってしまいましたが、来年もよろしくお願いいたします。来年はバットマン生誕70周年なんだって。全部復刊しないかなぁ。あういぇ。