くりごはんが嫌いな男のベストムービー99
最近、「katokitiさんのおすすめは?」とか、「昔の映画を観る気がしないんで、最近の映画でおもしろいヤツ教えてくださいとか」自分よりも下の世代から言われる事が多かったんで、ぼくが映画を観始めた15歳の頃、つまり10年ほど前までさかのぼって、その時代からのベストムービーをあげてみました。年度末にやってるkatokiti的ベストムービーの番外編です。あくまでkatokiti的なので、「それは駄作じゃん!」とか文句言わないでください。ぼく的におすすめしますよ程度のモノと考えていただければなと思ってます。
07〜08年はブログの方に書いてあるんで、99年〜06年まで、不定期で記事を投稿しようと思ってます。全部一気にやるとトンでもない長さになるんで。
映画を狂うように見始めてから早10年ですか、こうやって振り返ると早かったような、長かったような、、、という感じですが、もっともっと名作と言われるモノも観ておかないといけないなぁとは思うんですがね、まぁ実際昔の映画おもしろいし。
それでは早速行ってみましょう。ちなみに映画はその年に日本公開されたモノから選んでます。
1999年ベストムービー
1位『バッファロー'66』
2位『ファイト・クラブ』
3位『RONIN』
4位『ビッグ・ヒット』
5位『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
6位『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』
7位『マトリックス』
8位『スター・ウォーズ:エピソード1 ファントム・メナス』
9位『アイズ・ワイド・シャット』
10位『WHO AM I?』
1は最近流行の草食系男子が主人公のファンタジー。ボンクラ男子にとっての夢のまた夢的な傑作。クリスティーナ・リッチというのもギャロさん、あんた分かってるねぇである。2は映像もセリフも演技も音楽も全てが最高。体勢をぶち壊せ!という思想など間違いなくぼくの人生になんらかの影響を与えた傑作。3はかなりの回数を観ている濃厚な骨太アクション。4はカーク・ウォンの手腕とハリウッドの資金力が見事に一致した傑作。実は脚本も良い。5はオープニングでかかるオーシャン・カラー・シーンの時点でノックアウト。6は怖っ!7は押井守とジョン・ウーとカンフーが合体してるだけでなく、体勢に立ち向かえ!というメッセージも好き。8は何であんなに嫌われてるのか分からん。好きな人も多い気がするぞ。9はエロさが無いのが残念だけど、男というのは浮気する事を正当化しようとするくせに、女の浮気が許せないという自分勝手なところがあるという事をちゃんと描いたのは偉いと思った。浮気相手とセックスしようとした時に奥さんから携帯に電話がかかるところなんかは昼ドラでありそうだけど、キューブリックの映画で観れるとは思わないでしょう。何よりも、最終的にキューブリックが行き着いたところが、FUCKだったというところも好感が持てる。10はジャッキー映画の集大成。この後は若手と組んだり、アクションが少なくなったりして、純正なジャッキー映画とは呼べなくなってしまった。
『バッファロー'66』と『マトリックス』には衝撃受けました。映画観始めで、どの映画も新鮮に映ったので、ゴダールっぽさがあった前者と香港映画のいいとこどりをした後者の二本はホントにすげぇやと思ったもんです。世間では不人気の6、8、9ですが、ぼく的にはかなり好きで、逆に『シックス・センス』や『ブレイド』はそこまで響きませんでした。でもシャマランは好きで、『シックス・センス』以外はめちゃくちゃ好きなんですが(笑)
9は当時の店長に石丸電機でビデオを買って来てもらって観ました。今でも好きだけど、当時はキューブリックはマジで神だと思ってました。4は今でも不当に評価が低い映画だと思っていて、必ずおすすめしてます。
2はホントにホントに映画史に残る傑作だなぁと思ってたんですが、実はタイラー・ダーデンのセリフが全部神がかってたのに気づいたのは大分後の事でした、どーもすいません。
総評:カンフーとかセックスとか銃とか体勢に立ち向かうボンクラとかマシンが出て来るとかかっちょいい音楽とか、結局、そんなに成長してない事が良くわかる10本でした。あういぇ。