セックスするのに疲れた

ぼくは疲れた そう疲れちゃった
セックスするのに疲れてしまったんだ


いろんな娘に手を出しすぎちゃって
本当のぼくが分からなくなっちゃった


月曜の夜はジェンとヤッて
火曜の夜はリンとヤッて
水曜の夜はキャサリンとヤって
なんでぼくは本当の恋が出来ないんだろう


くたくただよ 顔が真っ赤になる
自分の言った事が恥ずかしくなってね
ごめん そうだよ
ぼくは罪人なんだよ
だけど 断れないんだよ


木曜の夜はデニスとヤッて
金曜の夜はシャリースとヤッて
土曜の夜はルイーズとヤッて
なんでぼくは本当の恋が出来ないんだろう


今夜 ぼくはひざまずいて
今夜 ぼくは君に懇願するんだ
今夜 お願いだから 今夜
なんでぼくは本当の恋が出来ないのかなぁ



ニューヨークに生まれ、コネチカットで育った少年が冴えない日常をロックミュージックで打破するようになった、彼は18歳になり、ロックスターになるべく、ロサンゼルスに向かった。ところがそこで待っていたのも冴えない日々だった。バディホリーのような黒ブチのメガネをかけて、マッシュルームカットにしていた彼は誰がどう見てもNerdだった。ギターを持ってもちっともモテなかった。彼はすぐにロックスターになる事を挫折した。

そんな彼もやがてバンドを組み、活動の場をニューヨークに移した。新進気鋭の映像作家と出会い、そのPVが話題になった事で、彼が組んだバンドのファーストアルバムはアメリカだけで500万枚売り上げる事になる。

彼は一躍ロックスターの仲間入りを果たした。ところが、彼はロックスターを夢見た頃と変わらないNerdだった。そんな彼にアプローチをかけてくる女性は数知れず。彼はとまどいながらも自分の本当の想いを内に秘めたまま「これでいいのか?」と悩みながらも性欲をおさえられなかった。ダメだと分かっていながらも、ファンを公言してくる女の子と片っ端からヤッた。

彼はその事を良くない事だと分かっていた。彼はこんな事で本当の恋愛を掴む事なんて出来ないと思っていた。それでも、女の子には困らない彼は取り憑かれるようにセックスをした。彼はもうセックス、いや、恋愛そのものにも疲れていた。何が何だか分からなくなっていたのだ。やがて彼は2枚目のアルバムの制作に取りかかる。彼はピュアな気持ちで自分の内面をさらけ出した。サウンドもかなりダウナーになり、とっつきにくいアルバムになった。歌詞の内容も吐瀉物のようなものだったので、広い支持を得る事が出来なかった。

そんな彼の2枚目のアルバムを支持したのはなんと日本だった。奇しくもこの2枚目のアルバムには日本人の事を歌った歌が2曲収められていた。彼は親日家となり、日本人の奥さんをもらい、今も精力的に活動している。*1

*1:インタビュー記事などを元に勝手に作成したものなので鵜呑みにしないように