さすがアラン・ムーア!!外れなし!

アラン・ムーアの『トップ10』を読んだ。

トップ10 (AMERICA’S BEST COMICS)

トップ10 (AMERICA’S BEST COMICS)

代表作『ウォッチメン』の「現実世界にスーパーヒーローが居たらアメリカの歴史はどうなっていただろう?」というテーマをもうひと捻りさせたような、「スーパーヒーローしか居ない街で働く刑事」のお話。

戦後増えすぎたスーパーヒーローを一般社会と分ける為に作られたネオポリスを舞台に、超人的な力を持ってる男達をヒーローが取り締まるというユニークな設定がとてもおもしろく、麻薬の売人の殺人とネオポリスの生みの親の自殺によって始まるストーリーテリングは今回も抜群に冴えており、ポップな絵柄と笑いの要素もふんだんに含まれた快作になっていた。

ウォッチメン』でもバットマンキャプテンアメリカのパロディを披露したが、今回はゴジラからスーパーマンスパイダーマンなど、古今東西の有名スターが総出演。犯罪者から会社員まで超人的な能力を持ってるという設定がとにかくおもしろく、Dr.マンハッタンの女版と言える、裸で居る事を恥ずかしいと思っていない女など、セルフパロディとも言えるキャラも総出演で、しかも超人達しか居ない街の最大の問題が、過度な人口増加に売春という、結局あんたらセックスしかしないんかい!というアラン・ムーアらしい細かい設定がなんとも笑わせてくれる。

政治的な問題はグッと抑えてあって、スーパーヒーローによるポップな刑事ドラマという意味では、もしかしたら、一番読みやすくし上がってるのかもしれない。

非常におもしろかったんだけども、とてもショックだったのが、これ一冊で終わらないところ。これ一巻だったんかい!!!

全二巻で6400円って――――ぐあー!!!


まぁ、でも買うんだろうけど――――


そういやあ、高いで思い出したんですが、ぼくの車がまたイカれてしまいました。走ってたら、バッテリーのランプが赤く付いたんです。まぁ、走ってりゃ充電されるだろ?と思って、コジマ電気から呑気に走って、家に付いて、車屋に電話したら、

「え!?今どこ!?」

とものすごく切迫した勢いで言われまして、話を聞くと、バッテリーのマークが赤く点灯した時は、ホントにヤバい時で、すぐに車を安全な広いところに停めておかなきゃいけないんだそうです。

いやぁ、ホントに仙見川とか行ってる時じゃなくてよかったぁと胸をなで下ろしていたんですが、なんと、修理費に5万もかかるそうで――――――――ファック!!ふざけんなよ!!

なので、またこれから節約の日々になりそうな気配ですよ――――はぁ、

でも『トップ10』の二巻買わなきゃだし、これから『DKR』は出るし、さらに『フロム・ヘル』とか、『Lost Girls』だって欲しいのに――――あういぇ。

【追記】その後、車屋から電話が来て、5万の部品をオークションで競り落としたので、工賃混みで3万以下になりそうだと言われました。それでも3万だからなぁ……

DARK KNIGHT バットマン:ダークナイト(ケース付) (SHO-PRO BOOKS)

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