『Love so sweet』の元ネタってサザンだよね?

All the BEST! 1999-2009(通常盤)(CD2枚組)
- アーティスト: 嵐
- 出版社/メーカー: ジェイ・ストーム
- 発売日: 2009/08/19
- メディア: CD
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という人が周りに結構居る事に最近気づいた。SMAPやV6のCDは買わないけど、嵐のCDは楽しみであるという感じだろうか。
奇しくも先日発売されたベスト盤が品薄であるというニュースがあったが、そのベスト盤を妹が知り合いから借りて来たり、たまたま泊まりに行った同僚の家に嵐のライブDVDがあったりとかもして、ちょっと嵐に触れる機会が多かったので、自然と話題も嵐の話になる。その中でいろいろ人に聞いてみたところ、嵐を嫌いだという人は居なかった。
ぼくはジャニヲタでも無いし、アイドルの仕組みであるとか、誰がかっこいいとか、よく分からないんで、単純に狂った視点で言わせてもらうと、ジャニーズのユニットの中で嵐は一番好感度が高い気はする。
ぼくの中の嵐のイメージはこんな感じ――――
・さわやか
・仲良さそう
・一体感がある
・曲が良い
・トークにも嫌みがない
なんて事だ!!一つも悪いイメージが無いではないか!!他のジャニーズの印象だと、あそこは仲悪そうだとか、あそこはキャラが立ちすぎてるとか、あそこはメンバーが全員把握出来ないとか、あそこは斜に構えてるとか、あそこは芸人に対するフリが酷いとか、そういうマイナスイメージが少しはあるもんだが、嵐にはそれがない。まぁ、これはあくまでぼくの勝手な印象なんだけども――――
あと、単純に嵐は、フロントマンが居ないという事も良い印象である。バンドで言えば、ボーカルだけが目立ってるわけではなく、レッド・ツェッペリンのようにこの5人が居てこそ嵐である!というような、グループとしての一体感がある気がする。ドラマ、バラエティ、歌にしても、まんべんなく活躍してる印象もある。
んで、ぼくは嵐の曲というのをまともに聞いた事がなくて、最近youtubeやベスト盤なんかで聞いたんだけども、曲が良いっすね!
まず、嵐の曲はグルーヴ感がすごくいい。ラップが必ず入るからというのもあるんだろうが、いわゆるノリが裏拍でハネてるというか、ブラックミュージックっぽい感じがある。だからと言って、巷に溢れてるエセR&Bに寄ってないのも良い。あと、大野智の歌にやたら説得力があり、ちょい太めな声質というのもそのグルーヴ感にマッチしている。あとサビで転調する曲がかなり多いのも特徴だ。これらはジャニーズの中――――いやJポップの中でも異質な部類なのではないだろうか。
とりあえずベストの中でもこれだけは聞いとけ!というのをセレクトしてみた。
『Love so sweet』
Aメロのキーボードからリバーブの効いたカスタネット、ストリングスの使い方が『希望の轍』と『波乗りジョニー』で、歌詞も、
「Love so sweet」→「エリー my love so sweet」
「笑ってもっと 最後のLady」→「笑ってもっとBaby」+「俺にしてみりゃこれで最後のLady」
という、全編サザンオマージュに満ちた傑作。ちゃんとまともに聞いて驚いたのだが、桑田圭祐というのは明確なフォロワーが居なかったので、結構画期的かもしれない。
『Step and Go』
単純にめちゃくちゃクオリティの高い楽曲。アレンジからメロディが全てにおいて高水準で、なんかDJイベントとかでかかってても違和感ないような感じと言えばいいだろうか。
『Believe』
その『Step and Go』をさらに一段階パワーアップさせたような、グルーヴィーな曲。サビの小気味良い転調と70年代ソウルディスコ風のアレンジもサムアップだ。ラップの部分もフックが効いてて一番違和感無い気がする。
『言葉より大切なもの』
一番最初に嵐でかっこいいと思った曲。ギターロック全盛期を反映させたようなアレンジは今聞いても古くない。ぼくの中では『切り取ったメロディ』というタイトルで脳内変換されている。
というわけで、全員の好感度が高く、楽曲も良く、さらにメンバーの一体感がハンパじゃない嵐は、これからのジャニーズを担って行く無敵のグループと言っても過言ではないのかもしれない。あういぇ。