「ブログ読んでます」とは言われたことあるんだけど…

昨日はバイトがすごくヒマで、後輩にアメコミの素晴らしさとブルーレイのすごさを力説していた。そこにひょっこりと古泉智浩さんが現れたので、軽く話した。『サブウェイ123』を観て来たらしく、その辺の話をして、仕事終わったら遊ぶ約束した。戻ってまた後輩と話したのだが、その時の会話で驚いたことがあった。

「見たことあるなぁって思ってたんですけど、お知り合いですか?」

「あの人、漫画家さんなんだよ、pasマガジンとかで書いてる」

「えー!有名ですよね?オレらの周りとかでも知ってる人居ますもん。」

「『ジンバルロック』とかおもしろいし『童貞ソーヤング』のジャケット書いてるから有名だと思うんだけどねぇ」

「『ジンバルロック』知ってますよ!有名じゃないですか!なんで、知り合いなんですか?」

「う、うん、実はオレ、ブログやっててさ、一言でいうとまぁオフ会みたいなもんでお会いしたんだよね」

「ブログやってるんですか!?」

「ええ、そうなんですよぉ、実は……まぁ、名前がこういうのなんだけどさぁ…(手元にあったメモ用紙に“くりごはんが嫌い”と書いて渡す)」

「え!?……ちょっと待ってくださいよ!!これ知ってますよ!!絶対にどっかで読んだことある!っていうかkatokiti(もちろんこれで呼んではいない)さんが書いてたんですか!!……えー!!名前がインパクトあるから、それで覚えてたんですよ!yahooとかかなぁ、検索で引っかかったのかなぁ」

「え!知ってるの!その方が驚くわ!!」

「いや、いや、驚いたのはこっちですよ!知ってるブログを書いてる人がここにいるんですから!!しかも漫画家さんとお知り合いだし!!」

オフ会とか、ブログを教えた人とか、実際にプライベートで会う時に「あ、いつもブログ読んでますよ」というのはよくあることだが、ブログ単体を知っている人に会ったのは初めてだった。ぶっちゃけ、無茶苦茶驚いた。自分の書いてるブログがそれこそ有名なヤツだったら、話は分かるのだが、新潟の片隅から細々とお送りして、そこまでアクセス数も無いようなブログを知ってる人なんて居るわけない!と思っていたからである。

とたんに恥ずかしくなってしまったのだが、向こうにしてみれば、ぼくと同じような驚きだったんだろう。「あのブログ書いてたのあなただったんですか!?」なんてもう二度と言われないだろうなぁ。


その後、仕事終わりで、古泉さんと待ち合わせて、サイゼでお茶する予定だったのだけれど、無理矢理ぼくの家に来てもらった。洋書だけど『キリング・ジョーク』とか『Lost Girls』とか見せたりとかして、ギャーギャー言ったり、カナザワ映画祭の土産話を聞いたり、映画秘宝の年間ベストを読みながら、「オレこの時、こんなの入れてたっけ!?」などで盛り上がった。特に見た人が少ないにも関わらず、ほとんどが2008年のベスト1にあげていた『It Is Fine! Everything Is Fine.』は古泉さんもその年のベストにしていて、初めて話を聞いた時から絶対に観たいと思っていた。もう二度と日本で公開されることはないだろうが、これを観なかったことは人生の汚点だったと言わざるを得ない。

あと『アンダーカバー・ブラザー』と『クローサー(スーチーが出てる方)』を観てないと言っていたので、お貸しした。ぼくは『ゾンビーノ』のDVDを借りた。作品を見たことはあったのだけれど、なんとセル版には『東京ゾンビ』の花くまゆうさくさんと古泉さんのトークイベントが収録されているではないか!「そんなの見なくて良いよ!」と言われてしまったのだけれど。これは楽しみだ。

そして、今日最大のイベントとして、その日は古泉マンガのファンである妹と古泉さんと対面させてみた。妹はとてもかしこまっていて、緊張してるようだった。「読んでますぅ、いやいや恐縮ですぅ」そして、妹はそそくさと退散していった。

深夜になったので、古泉さんはお帰りになった。いつもいつも長々とすいません。また遊んでください!あういぇ。←なんかとってつけたような締めだなぁ。

ライフ・イズ・デッド (アクションコミックス)

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東京ゾンビ

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