加藤和彦が死んだ。
加藤和彦が死んだ。いまだに信じられない。ぼくが心の底からホントに好きと言える唯一の天才で、筒美京平や岡村靖幸、細野晴臣、桑田佳祐なども天才と呼ばれる人たちなのだろうが、加藤和彦と比較すると、ちょっと一歩引かざるを得ないところがある。それはぼくだけの意見じゃない。まぎれもない事実だ。
加藤和彦は日本の音楽の革命児だ。ぼくは岡林信康も吉田拓郎も思い入れはないが、加藤和彦はそれこそビートルズやボブ・ディランと肩を並べるべき人であって、一家に一枚は絶対にCDが無いとだめだし、音楽がないと生きていけないと公言してる人は絶対に聞かなければならない。ぼくにとってはそれくらいのポジションにいる神様みたいな人だ。
加藤和彦はフォーク・クルセダースでボブ・ディランのコード進行とビートルズのレコーディング方法を合体させたり、サディスティック・ミカ・バンドで初めてハードロックとファンクを日本に持ち込んだり、琉球音楽をフォークに組み込んだりと音楽的にはビートルズ、いや、それ以上のことを体現していた。とにかくこの人はホントに日本のロック界の宝であった。しかもこれだけ実験的なことをしているのに、日本の音楽史に残る『あの素晴らしい愛をもう一度』というアンセムまで作り上げてることも評価しなければならない。
とにかく、もう、あまりにショックすぎて、これ以上なにも書けない。しかも泥酔しているために、まとまらない文章になったが、もうホントに悲しくてやりきれねぇよ…自殺だぞ…ありえない。絶対に信じない。しんじねーぞ。
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