10%ポイント還元は10%オフではない。

AVアンプが欲しくて家電量販店をはしごしたが、やはりK'sで買うことにした。5万だったが、37800円に値下がりしていて、交渉して36000円まで安くしてもらった。DENONのヤツ。それ以前に他のところはアンプの数が少ないんだよ!ファック!

DENON AVサラウンドアンプ ブラック AVC-1610-K

DENON AVサラウンドアンプ ブラック AVC-1610-K

ぼくは昔から電化製品をコジマでしか買ってない。最近はK'sも利用しているが、ヨドバシやYAMADAでは買ったことがなく、ぼくのYAMADAのポイントカードは2002年以降増えていない。じぶんでも「そんなに買ってないか!」と驚いたほどだ。

なぜコジマでしか買わないかというと、ポイント還元が無いからである。

ポイントが貯まるからという理由でYAMADAやヨドバシでしか買わないという人もいると思うが、ぼくはそれよりも値段が安いことを最優先させるので、いろいろ見て回っても、値段が安いコジマに行きついてしまう。そもそもぼくは昔からポイント還元はそこまでお得ではないと思っていた。だからいくら 10%還元と言われても、惹かれるものはなく、コジマのDVD20%オフの方に手が伸びてしまうのである。

家電芸人でユウキロックが同じ事を言ってて、感動したので、それに便乗させてもらうと、割引とポイント還元はまるで違うものなので、注意が必要だ。

例えば、あるお店でDVD-BOX全品が10%ポイント還元だったとしよう。同じ物が今度はAmazonで10%オフだったとする。「Amazonだったら届くのが翌日になっちゃうし、同じ10%なんだからお店で買っちゃえ!」とお店で買う。ところが、どっちがお得かと言われると Amazonの10%オフなのだ。

10000円のDVDを10%オフで買う。すると9000円で買える。これをAのパターンだとしよう。

今度は同じDVDを10%ポイント還元で買う。すると1000円分のポイントがもらえる。これは9000円で買ったように錯覚してしまうが、実のところ、10000円で11000円の商品を買った事になるわけだ。これをBのパターンとする。

Aパターンの10000円の商品を9000円で買うのと、Bパターンの11000円の商品を10000円で買うというのは数字の上では、両者ともに差額は1000円だが、ここにトリックがあって、言いかえれば、Aは1000円の値引きで10000円の商品を買い、Bは1000円の値引きで 11000円の商品を買ってる事になるわけだ。

計算するとそれはさらに明確になってくる。

Aは1000÷10000×100=10なので、10%割引になるが、

Bは1000÷11000×100=9.09……etcで、あら不思議!!10%還元は割引になると9.09%オフになってしまうのだ。

もちろん、ポイント付きで安くなってる商品もあるだろうが、噂によるとYAMADA電機は「ポイント付けなくていいんで、値段を安くしてください」と言えば値段が下がるという(マジで買いに行かないので真意は不明)。もし、その時に「10%ポイント還元だから、この商品10%割引にしてください」と言ったら、10%オフにしてくれるのだろうか……だとしたら、それはそれですごい気がする。

一番良い方法は、家族が大きい家電を買うと言い出した時にポイントだけ自分がもらい、自分が買う時は、コジマ電機などに価格ドットコムをコピーしたヤツを持って行って交渉すればいいということ。特にK'sデンキなんかは「私たちはポイント還元やってない分、他で勝負させてもらいます!」と店員さんからすごく言われるから、なんか信用出来るところもあるんだよなぁ、あういぇ。