ニンニク入れますか?

寒い!って書いたけど、ごめん!そこまで寒くないや!だって例年だったらもっと寒いし、今頃はタイヤ変えてるもの!

12月7日

東京で行きたかったところがあって、一つがまんだらけ、一つが輸入DVDが売ってる店、一つがラーメン二郎であった。この日で一気に回ってやろうということで、京王よみうりランドから中野に向かう。

中野に着いて、駅からサンモールを歩く。サンモールの中は新潟でもよく見かける風景だ。

ただ、このサンモールの中だけでも、電気屋から酒屋からカプセルホテルまでなんでもあった。飲食店もありすぎるくらいだ、さすが東京。12時近かったので、富士そばに入って、そばをすすった。

サンモールを奥まで歩いて、中野ブロードウェイへ。まんだらけに向かう。まんだらけは一つの大きい本屋だと思ったが、実際は、小さい本屋がいくつも分かれてる感じで、あちらこちらにまんだらけの文字が並んでいた。サブカル寄りのコミックからメジャーどころまでたいがいのマンガはここで揃うなと思った。そんなわけで中野ブロードウェイを行ったり来たり歩きまくった。タコシェにも行こうと思ってたのだが、タコシェ中野ブロードウェイの中にあると分かって、こちらも見て来た。タコシェでは『唐沢俊一検証本』を購入。まんだらけではアックスの古泉智浩特集を購入した。

ホントはアメコミを探しに行ったのだが、思ったほど数は無かった。ただ、プレミアがつきまくってる本がたくさんあって、感動した。あ、そうそう、『バットマン:イヤーワン』と『バットマン:キリング・ジョーク』が復刊しますよ!みなさん!!

だいぶゆったり歩いたのだが、もう、見る所見尽くした感があったので、中野駅まで戻って、そこから新宿へ移動。いやぁ、新宿。眠らない街新宿。人居過ぎ。

新宿には特に目的も無く、そこから秋葉原に移動しようと思ったのだけれど、Twitterでつぶやいたら、新宿に新宿ビデオマーケットという輸入DVDの店があることを教えてもらったので、そこからネットカフェを探して歩く。新宿西口にピンクの看板のネットカフェを発見。明らかに風俗な匂いがプンプンだったのだが、勇気を振り絞って入った。

人生初のネットカフェはとても居心地がよく、ホントに何時間でもいれるなぁと思った。そこで新宿ビデオマーケットの場所を確認。携帯が古過ぎるので、地図の出し方とか分からないのですよ。

とにかく1時間近く歩くも、ルミネが見えたりして、明らかに方向が間違っている。というか、どこもそうなのだろうが、東京という街はホントに塊魂で塊にしたいくらい建物は多いわ、人が居るわでイヤになる。人通りの多いところに包丁もって暴れるヤツとか居たが、そりゃ暴れたくもなるよなと思ってしまった。

イヤになりながらも、駅前にある地図などと照らし合わせて運良く新宿ビデオマーケットを発見する事が出来た。

新宿ビデオマーケットは入った瞬間から雰囲気がかなりいかがわしく、品物も全ていかがわしかった。千葉真一子連れ狼のDVDなど、すごく欲しいもんばかりであった。まぁ、ただ、値段は高くて、買う事までは出来なかったけど、得体の知れない香港映画や誰がどう観てもZ級のホラー映画など、絶対に見たら楽しめること必至の作品ばかり並ぶ店内。ディープっすねぇ。さすが眠らない街新宿である。

結局16時くらいに電車でよみうりランドに戻った。死ぬほど歩いたために言葉も出ないくらいぐったりしてしまった。人にも酔ったのかな。

いとこが18時半くらいに戻ってきて、ダラダラしながら、今度は矢野口から府中本町まで移動して、いとことラーメン二郎を目指す。

ラーメン二郎は是が非でも行きたいラーメン屋だった。何故かというと、新潟になおじというラーメン屋があって、そこになおじろうという、ラーメン二郎を元にしたラーメンがあって、ぼくはそこのラーメンにがっつしハマっているからで、元祖のラーメン二郎を食べてみたいと思ってたのだった。

さて、府中本町で電車を降りるといきなり餃子の王将があって驚いた。王将もいずれ行きたい。むしろラーメン二郎を見つけられなかったら、王将に行こうと思ったくらいであった。

歩くこと数分、どうやって見つけるんだよ!というビルの中にラーメン二郎発見。看板も死ぬほど小さい。店は当然のごとく狭いのだけれど、数人並んでいた。

ちなみにいとこは学生の時にラーメン二郎を死ぬほど喰っていたようだ。ぼくもどういうラーメンかというのは知っていたので、もちろん普通の二郎を頼もうとしたのだが、東京に行った時にしか喰えないんだし、ということで、ブタを頼んだ。

例のごとく「ニンニク入れますか?」と聞かれた。わーい!本物だぁ!もちろんニンニクを投入。

そして、いよいよ二郎を喰らうわけなのだが、いや、すごかったっす。何がすごかったって、強烈なラーメンで、もはやここまで来ると、ラーメンじゃない。別な食い物として認知されるべきでしょ。

豚骨醤油なのにスープが濁っておらず、その代わり脂はたっぷし、麺は極太で、野菜もアホみたいに乗っていて、ニンニクは生のまま刻んだヤツがてんこ盛り。それが初二郎の印象だった。なんか、ラーメンの途中で進化を間違えた食い物というか、すごく人を選ぶような代物だった。

もちろん旨かったのだが、食べ終わった後の嫌悪感たるやハンパじゃなかった。もう二度と二郎なんて見てたまるか!というくらいで、ブタにしなくても普通でよかった。やっぱりオレはジロリアンにはまだなれないのかもしれん。

新潟のなおじろうと比較すると、新潟のなおじろうはとても食べやすくアレンジされてることが分かった。同じように野菜はてんこ盛りでニンニクも入ってるが、新潟の二郎はすりおろしたヤツをスープに溶かしているので、ニンニクの味はするが、パンチはないし、麺もあそこまで太くはない、どっちが上というのも無いが、二郎をイースタンユースナンバーガールだとすると、新潟のなおじろうはアジカンという感じ。同じ系統なのに万人受けに仕上がって、人気があるというか。

当然と言えば当然だが、来る客は全員、むさい男ばかり。絶対に水嶋ヒロ的な美しい男などは寄らない店、それが二郎だったな。

ゲッツリしながら帰って、今度はよみうりランドから車でいとこと銭湯。死ぬほど歩いたせいか、風呂が効いた。最高に幸せだった。帰ってからのビールが今年イチうまかったなぁ。あういぇ。

写真は全部ネットから拾ったものです。すいません。