天下一品を食べて思ったこと


こないだ久々に天下一品のラーメンを喰らった。新潟の天下一品は食べに行こうと意気込むも、行くと必ず店が休みという驚異的な相性の悪さで、4回いろんな曜日に行ったのにも関わらず、いっつも休業の札が下がってるため潰れたのかと思っていた。

天下一品はスープにとろみがあるくらいの濃厚なラーメンで、鳥の味が凝縮されている。普通のラーメンは680円。ラーメンとしては妥当な値段である。

基本的にぼくはラーメン屋に入ると大盛りにする。普通盛りで満足出来ることがほとんどないからだ。ところが、最近食べに行った侍元やなおじ、シェ、大勝軒、東京のラーメン二郎なんかは大盛りにすると死んじゃうくらいの量だったので、こってりしている天下一品もげっつりきてしまう可能性があったため、あえて普通にして、天津飯とのセットを頼んだ。

いざラーメンが来て、食べ始めたのだが、なんとここの天下一品は麺の量がアホみたいに少なかった。スープにコストがかかってるせいか、具も気持ち程度に乗ってるくらいだった。これは試食か!?ハーフ麺なのか!?!?

これは一風堂にも言えることだが、最初から替え玉しないとやってられないくらいの麺の量で、結果値段が1000円近く取られる。そこへ行くと、なおじや侍元なんかは喰った後に、その量から、もう二度と喰わなくていいやと思うほどの嫌悪感に苛まれるのだから、コストパフォーマンスは高い。特に侍元という店は1000円近く払っても高いとは思わせないラーメンだったりもする。

ラーメンの値段は変わらないのに、麺の量が減ったのは、原油の高騰のせいだ。中には値上げして量が減ったなんてところもある。そのせいで、ラーメンを腹一杯食べるのではなく、ラーメンを味わいに行くという感覚にちょっとなってしまったんじゃないかなぁと思ったりもした。

さて、ここでぼくから素朴な疑問があるのだが、まだ原油って高いままなのだろうか。

いつも思うことなのだけれど、ニュースで「ガソリンの値段が上がった!」と報道して、「燃費がよくなるためのアイテムランキング!」とか特集をするけど、その後のことを報道しないのは何故なのだろう。

実際、「ガソリンの値段が上がった!」とあれだけ騒いだのにも関わらず、その後で「あれだけ高かったガソリンがこんなに下がりました!」をいうニュースをまったく見かけなかった。現に、ガソリンの値段がかなり下がったのを知るのは、ニュースではなく、直接ガソリンスタンドに行った時だったりもする。

芸能関係もそうだ。逮捕!というニュースはものすごく報道されるのに、釈放!とか無罪になった!というニュースを大々的に扱わないのは何故なのだろう。

映画でもそうだ。こういう映画が公開されますという特集はするのに、その後、その映画がヒットしてるのかどうかというのはまったく報道されない気がする。ヒットしない映画のことや興行収入みたいなことも知りたいのに、なぜやってくれないのだろう。

ぼくなんかはどっちかというと、「こんなことが起こりました」よりも、「そのことが、その後どうなったのか?」という方が圧倒的に気になる。むしろそっちの方をメインにして欲しいくらいだ。しかも大きく報道したのであれば、その後も、それ相当の大きさで経緯を報道してほしい。いや、実際はやってるのかもしれないが、明らかに扱いは違う。

他の人はその後どうなったのか?ということをそこまで気にしないのだろうか。もちろん、のり塩事件はその関心の大きさから、その後のことも大きく報道されてはいるが、それでも、逮捕されたときよりも情報量は少ない。

で、実際、原油ってどうなってるのよ?もし一時よりも安くなってるんだったら、よろっとラーメンの値段を戻してもいいんじゃないかい?

と言いながら、それでも天下一品はうまかったし、セットの値段が異常とも思えるほど安かったので、満足はした。あういぇ。

そうだ、あと湯ったり苑が値上げしたのも納得行かない。お湯と原油はまったく関係ないじゃんよ、なんとかしてくれ。

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