今日の朝、HDDでスマスマを観てたら、とても衝撃的なCMが流れた。
宮崎あおいが「ヒマラヤほどのー!消しゴムひとつー!」と歌いながら、くるくるバットをして、地面に倒れ込むというものだった。
これは違うバージョンだが、これもキュンキュン来るぜ!
『1001のバイオリン』という選曲もさることながら、それをCMソングとしてでなく、宮崎あおい本人に歌わせるというところも素晴らしい。さらにパッと見、これが一体何のCMなのか分からないところもすごい。
言ってしまえば、映画のワンシーン、しかもその映画のストーリーには直接関係ないシーンを切り取ったようなセンスの良さがある。
早速、Twitterでつぶやいたら、即座に「服のブランドのCMですよね?」と返ってきた。
さらに宮崎あおい好きの妹に「これこれこういうCM見たんだけど、知ってる?」と聞いてみたところ。「これでしょ?」と携帯を出して待ち受けを見せてくれた。その服のCMの待ち受けらしい。
「あのCMものすごい話題になって、その服の売り上げが何倍も上がったらしいよ、わたしもそのCMに衝撃を受けた一人で、ラブラに服買いに行ったもん」
どうやら、またも知らなかったのはオレだけだったらしい……そして、新潟ではラブラ万代で買えるようだ……
宮崎あおいがモテている。
そう感じてきたのはいつ頃からだろうか。
気づいたら、あまり映画を観ないような女の子が「あおいちゃんかわいかったよねー」とか言いだしてるなぁとは何となく思ってたけれど、まさかCMに出て、そのCMの効果で服の売り上げが何倍も上がる女優になっていたとは……
ぼくがあまり周囲にアンテナを張ってないということもあるが、宮崎あおいという人は映画ファンにはとても有名な女優さんという認識しかなく、しかもその役柄というのも、無表情に近い顔をして、ボソボソとつぶやくようなのが多かった。ぼくは青山真治監督の『EUREKA(ユリイカ)』が大好きで、ああいう個性的な映画に出るというイメージだったんだけど、『NANA』では、キャピキャピしてるいまどきの女の子を演じて、「えっ!宮崎あおいってこんな演技もするんだ!さすが女優さんだぁ」と思った。ただ、その後に出演したトップランナーを観ると、ものすごくおしゃべり好きな人で、キャピキャピしてるのが素に近いのかと納得したりもした。
宮崎あおいがどうもモテている。
宮崎あおいのことを好きじゃないという人に確かに出会ったことがない。男も女もみんな好きという。『EUREKA(ユリイカ)』に出たのが10年前。そうか、もう10年も経っていたか……そりゃ国民的な女優になっていてもおかしくはない。時が経つのは早いもんだ……
確かにこのCMの破壊力ハンパじゃないんだよなぁ……
さーて、これから『告白』観て来るよー。