AKBの新曲がAKBの過去の曲に似ている件 - シン・くりごはんが嫌い

本日AKB48の23枚目のシングル『風は吹いている』が発売されます。

風は吹いている - AKB48
http://www.tudou.com/programs/view/oc-h_T-FN3M

いきなり本題に入りますが、この曲のサビとAKB自身が過去に公演曲として発表した『エンドロール』という曲のサビがそっくりなのです。ほぼ同じと言ってもいいでしょう。もっと言えばトラックもなんとなく似ていてセルフカバーか？と思わなくもないです。片方は激しいアコギのストロークで片方はジャズコードを使ったものですが、キーこそ違えど、マイナー系から入るコード進行は結構似てたりします。

んで、この二曲、同じ人が作曲してるかと思いきや、クレジットを見ると全然違う人なんですね。しかも作ったのは23歳の作曲家さんです。

http://onsoku.info/archives/51650508.html

ジャニーズと一緒でAKBも作曲のコンペがあり、一度に1000曲ほど集め、それを秋元康自身が全部聴いて、そこから一曲を選ぶというのは有名な話ですが、もしこの作曲者が過去のAKBの曲を研究しつくしたうえで『風は吹いている』を作曲しているとしたらとてもクレバーだと思います。

AKBの楽曲は歌謡曲／J-POPのパロディ的な要素があるので、曲を聴いた時にある種の既視感を覚えるということを意識的にやってる節がありますが*1、AKBが発表した他の作曲者の楽曲を他のAKBの楽曲の作曲者がパクるというのはなかなか珍しいケースです。いや、パクったというのは人聞きが悪いでしょうし、こういう風にメロディが似ているというのは多々あることなので、なんとも言えませんけどね……

ちなみにぼく自身はアレンジのパロディはアリだと思っております。これとこれが似てる！っていうのを発見するのが趣味なものですから。まったく違う文脈から引っ張って来て、メロディをパクるのはいけないと思いますが。