BOYS END SWING GIRLとQOOLANDというバンドについて雑記

RO69JACK 2013 入賞アーティストが決定した。

RO69JACK 2013 -

the Loserというバンドを以前このブログで紹介したのだが、彼らもこのオーディションのようなものに参加していた。残念ながら選ばれることはなかったが、優勝するとROCK IN JAPAN FESTIVALのステージでライブをすることができるという。こういうのがあること自体知らなかったんだけど、WHITE ASHもこのRO69出身者らしく、次世代の日本のロックバンドを分かりやすい形で発掘しているようである。

ぶっちゃけ最初はthe Loserのライバルにあたるバンドはどういう感じなんだろうくらいの興味でチェックしたんだけど(一応友人/知人なもので)、個人的にビビッときたバンドがふたつあったので軽く紹介したいと思う。

まずはBOYS END SWING GIRLというバンド。

ボーカルの歌い方や声など、ややLost In Timeとかぶるが、その存在感も含めて独特だと思う。リズムがタイトでかっこいいし、そもそも若い。ここ重要。V系な音像に寄ってる気もするが、メロディが明確に突き抜けないのでロックに留まってる。コメントでもラルクがどーのこーの言ってるのを見かけたのでもしかしたらそのへんの影響があったりなかったり?

今回残念ながら選ばれなかったんだけど、最終選考まで生き残った15組のなかではいちばんよかったのでいくかなとは思った。まぁそう甘くはないということである。


続いてQOOLAND。

ぶっちゃけ最初に音源を聴いたのは録音のほうでライブではなかったんだけど、イントロ一発でナンバーガールの「Omoide In My Head」をやってやがる!と思い嬉しくなった。あの一瞬のブレイク。あれにロックのカタルシスを感じてた若人が他にもいて、それを楽曲に取り込もうとした心意気をまず買う。ちなみにライブ音源ではこれに「透明少女」のイントロが合体しており、その偏愛っぷりが伺える(ウィキペディアにはグリーンデイに影響を受けていると書いてあったが)

タッピングを個性としており、それが評価されたのかなんと今回のRO69JACKで見事優勝した。ただ、その間奏のタッピングの部分はZAZEN BOYSの「COLD BEAT」に似ていて、そう言った意味でも向井秀徳の影響下にあるバンドだなと思った。あと全体的には9mmっぽいかな。

今回優勝したのはこのQOOLANDとBuckwheatというバンドであったが、後者は後者でアーバンよりのZAZENと打ち込みに傾倒していたくるりを突き詰めたような感じでこの二組が選ばれたというのがおもしろいなぁとは思った。まぁ、これはぼくがそっち方面の音楽に詳しくないので元ネタはハッキリと他にあるかもしれないけど。

興味があるなら是非チェックしていただきたい。もしかしたら数年後にとんでもないビックバンドに大化けしてる可能性だってあるのである。