サニーデイ・サービスの丸山晴茂が亡くなってしまった

サニーデイ・サービスのドラマー丸山晴茂が47歳の若さで亡くなってしまった。体調不良でバンドを離脱していたのは知っていたが、亡くなるなんて思ってなかった。

サニーデイ・サービスはとてつもなく思い入れがあるバンドである一方で、アルバムに良い意味でのブレがあり、それ故にほとんど聴いてないアルバムもあるが、新譜が出たらチェックするし、過去作はいまでもガンガン聴いている。それこそ「サニーデイ以前/以後」みたいなことは言われてもいいのではないか?というくらい後世の影響も計り知れない。

特に4枚目のアルバムがすごく好きで、このアルバムはかなり内省的でありながら、リズム隊がドタドタしており、弾き語れるような曲に対してもへんてこりんなドラムが付いていて、その独特のタイム感(?)みたいなものがサニーデイ・サービスの魅力の一端を担ってるのではないかなと思っていた。それもこれも丸山晴茂の個性がなせる技だった。

その年のベストによく上がっていた名盤『DANCE TO YOU』に関しては、その体調不良で丸山不在で制作されたが、彼ならこうやって叩くだろうというイメージで曽我部恵一が叩いた。つまり丸山晴茂がもどってくるという前提だったのだ。

その矢先の訃報である。なんということだろう。本当に言葉が出ない。しかも死因が食道静脈瘤破裂ということで、酒飲みがよくなる病気(?)らしく、曽我部恵一も「彼は何年も自分が抱えるアルコールの問題を克服しようと戦っていました」とコメントしていた。