チバユウスケが死んじゃったよ

チバユウスケが死んじゃったよ。

 

オレがあんたのことを知ったのは「ギア・ブルーズ」というアルバムだった。月並みな言い方だけど衝撃受けた。オレはいま40歳だが、ブルーハーツの時は小学生だったし、ニルヴァーナも知った時、カート・コバーンはショットガンで頭を撃って死んでいた。いちばん多感なときにリアルタイムで出てきたロックスターがチバユウスケリアム・ギャラガーだった。

 

チバユウスケが影響を受けたと言ってたからドクター・フィールグッドザ・フーも好きになったし、レコーディング音源至上主義のオレがライブを観たいなと思った人のひとつがミッシェルだった。それは“音楽と髭”という新潟のフェスで叶った。World Psycho BluesもVHSを買って観て、そのあとにDVDで買い直した。解散ライブの映画も映画館で観た。

 

正直、ミッシェルが解散してからROSSOまでは熱心に聴いてたけど、The Birthdayのときにはいろんな音楽を幅広く聴く人になっていたので、正直そこまでハマらなかった。それでもKAMINARI TODAYとROKAという曲が好きだった。たまーに歌モノをやってくれるときがあって、それこそダニー・ゴーとかくそったれの世界を聴くとキュンキュンした。ミッシェルを解散してからのチバユウスケはロマンチストだった。チバユウスケはカリスマというよりも人懐っこい人だった。愛すべきロックスターだった。

 

いまでもXではチバユウスケのエピソードがバンバンタイムラインにあがって来ている。いまでも死んだという事実を受け入れられないでいる。

 

ホントにありがとうチバユウスケ。あんたががなり声で歌った「世界中に叫べよI love youは最強愛し合う姿はキレイ」をこれからも胸に秘めて。

 

YouTubeはじめました!(というか2年前からやってました)

タイトルのまんまです。2年前からYouTubeを始めてました。


とはいえ、最初は仲間内で撮ってただけのゲーム実況動画でした。実況というかキャッキャ言ってるだけというか。


それがデッドバイデイライトというゲームなんですが、そのゲームってのが当時恐ろしいくらいマッチングに時間がかかって、ひどいときは15分とか待ってないとできないんですよ。


で、その時間を使ってトーク動画を配信したら存外受けがよく、むしろそっちのほうが再生回数を稼げるということで、何回かあげたんですけど、ブログをやってた頃の情熱はなく、思いついたらトークするみたいなことになってました。


それが変わったのが、去年の9月です。


ぼくは脳アミロイドアンギオパチーという病気にかかりました。


Twitterのスレッドに作りましたので、詳しい経緯はそちらを観ていただけるとありがたいのですが(https://twitter.com/katokiti/status/1569829943961612289?s=46&t=DBBTplgmErbfrXRNdezhmw)簡単にいうと脳がアルツハイマーの次の段階になっているということです。


普通は75歳以上の人がなるらしいのですが、39歳でかかるのは珍しいということで、逆に検査をさせてほしいと病院から依頼を受けて色々検査しましたが、原因はぼくが一歳のときに患った「くも膜下嚢胞」という病気で、その病気に使われたのが「ライオデュラ」という今では使用禁止になってる硬膜の移植で、それが影響ではないかということでした(石田衣良の「美丘」という小説にも登場するらしい)。


とはいえ、それは確定ではないので、最初は国からお金が取れるかもしれないという話でしたが、結局今のところぼくがピンピンしてるので、もし国からお金が取れることになったらぼくは余命3年とかそんなことになってるときなんだと思います。


長くなりましたが、その影響もあって言葉の方も以前よりスラスラ出てきません。人の名前はもちろん、土地の名前や会社の名前と言った固有名詞も覚えが悪くなりました。だから小説読むのがすごく大変で「あれ?これ誰だっけ?」と何度もページを戻して読むということが当たり前になりました。なんなら喋ってて言葉に詰まることも多くなりました。


正直、ぼくは数年前の段階でブログはもう終わるだろうと思ってました。もし次に何かを発信するならYouTubeだろうと思ってました。


なので喋りのリハビリといったら観てくださってる人に失礼だし、自分の生きた証を残したいというのも大袈裟ですが、そんなことで放置していたブログはここで本当に終わらせてYouTubeの方に移行します。


ちなみにチャンネル名は「カトキチのシュミシュミ動画劇場」と言います。尊敬するミュージシャン大滝詠一の趣味趣味音楽から取りました。なので動画がはじまるときの文言も大滝詠一のラジオ番組「ゴー・ゴー・ナイアガラ」から影響を受けてます。


ぼくのYouTubeチャンネルはブログ記事のアーカイブの音声版と新ネタが交互にくるみたいな感じです。実写ではなくゲーム画面をバックにトークするというスタイルでラジオに近いです(ぼく自身がそういう風にYouTubeを楽しんでるので)。なのでテロップなどは一切は出ません。なんなら編集はほぼPS4iPhoneとなります。


病気の影響もあってかなりお聴き苦しいところもあると思いますが、この記事を読んでくださった方、チャンネル登録、好評価を是非よろしくお願いいたします(YouTuberがよくいう常套句で締めてみました)。

 

カトキチのシュミシュミ動画劇場」

https://youtube.com/@katokitiz


▼音楽の話のリスト

https://youtube.com/playlist?list=PL4qwRZu6aXqmuo5JhXa3xcdm-ec2pvUyG


▼映像作品の話リスト

https://youtube.com/playlist?list=PL4qwRZu6aXqlSVws0Ltnco_XASA2Pur9o


▼本の話リスト

https://youtube.com/playlist?list=PL4qwRZu6aXqnv0mzYZItg6w5dmY6byUpp


▼いろんなトークをまとめたリスト

https://youtube.com/playlist?list=PL4qwRZu6aXqmLP5xWAEVbBAq0B12LNTmO

Hi-STANDARDの恒岡章が亡くなった。

Hi-STANDARD恒岡章が亡くなった。Twitterには書かなかったが、氷室と布袋やヒロトマーシーみたいな難波章浩横山健という、2人のカリスマの後ろでニコニコしながらドラムを叩く彼の姿が大好きだった。正直メロコアというジャンル自体明るくないというか、得意ではないけれど、ハードロックの良さがわからなくてもツェッペリンが好きなのと一緒でHi-STANDARDは特別な存在だった。特に「MAKING THE ROAD」はホントに大好きでいまだに聴いてるアルバムだ。

 

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少し前に難波章浩ツイッターで「ハイスタは死ぬまでやめない」と言ってたが、オリジナルメンバーでのHi-STANDARDはもうない。悲しい。とにかく悲しい。


活動休止したあと原盤権で告訴するだのなんだのあってもう2度と再結成はないだろうと思っていた。しかしHi-STANDARDは3.11をきっかけに再結成した。再結成後のライブの1発目に「DEAR MY FRIEND」を歌った。「オレたちはまた会える だからさよならなんて言わない」というフレーズの意味が震災後に変わってしまったが、また今回のことでもうひとつの意味が加わってしまった。


悲しい。とにかく悲しい。


ぼくはいまある病気にかかっている。脳神経内科の先生には半年後に何か起こるかもしれないし、20年後もどうなるかわからないと南海トラフ地震のようなことを言われている。自分がこうなってしまったいま、自分が好きだった人がこの世にはいないんだと思うとたまらなくなるのだ。


悲しい。とにかく悲しい。いまはそれだけだ。

禁欲をして真実の愛を見つけだせ!「ザ・ジレンマ: もうガマンできない?!」

新潟もいよいよコロナ禍による自粛ムードが高まり、パチンコ店はもちろんのこと呑み屋もそこそこ閉まりだしたので、友達の家でNetflixを開き話題の番組「ザ・ジレンマ: もうガマンできない?!」を酒飲みながら観た。しかも一度寝て復活し、深夜から朝方にかけて全部。
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番組を一言で説明すると“ヤリマンヤリチンだらけのテラスハウス”といったところでIQはかなり低め。

ある島に集められた世界各国のヤリ目的10人が1ヶ月同じリゾートホテルのような場所で共同生活しただけで賞金10万ドルというルールが最初に提示され。「こんな美味しい企画があるかい?」と大盛り上がりでイチャイチャしはじめるが、思ったのもつかの間。盛り上がったその夜、真の目的が番組から発表。それが「これから1ヶ月間禁欲生活」であり、キスはおろか、セックスは当然御法度。自慰行為も厳罰対象にあたる。誰かがそれを破る度に賞金が減っていくというシステムで果たして10人は禁欲して10万ドルゲットできるのか?というのが主な内容。

この辺りは宣伝でも見せていたし、もちろんそれを楽しみに観てたのだが、中盤からそのワクワク感は大きく裏切られることになる。

要するにこの企画は「セックスなしで男女は真実の愛を見つけだせるのか?」というWeezerの「Tired Of Sex」みたいな裏テーマがあり、セックス目的(見た目も含め)で集まった人たちが、どんどん悟りを開き「恋愛とはなにか?」「女性の価値とはなにか?」について深く考え、人間として成長をしはじめていくという方向に舵を切り始めるのだ。

ひとりはキリストのようになり、悟りまくった結果、逆にエロ要素が抜け落ち「ここまで悟ればオレはこの場所にいる意味はない」と去って行ったりするしまつでそのひとりひとりが達観していく様がおもしろく、最後はちょっと感動するようなところに着地。もちろん「こんなバカなことに付き合ってられない!オレはセックスをしにきたんだ!」っというヤツもいるし(というか、そういう理由で見始めた人は離脱するであろうというメタ視点もある)、アホなエロのくだりも散りばめてあるが、それすら箸休めに感じたくらい。

惜しむらくは細かいルールが決まっておらず、番組サイドもそれを伝えなかったので「え?それがありなの?」「それはちょっとないんじゃない?」と観ててノイズになる部分が多かったこと。あと番組の進行役にすさまじく権限があり、参加者の行動や人間性を否定したりするため「こういうコンプライアンスに縛られない番組が観たいのに企画自体にそんなコンプライアンスを注意する権限があるのはどうなの?」と思わせたのは結構この手のエンターテインメントとしてはマイナスかと。

とはいえ、これはかなり贅沢なクレームであり、バカとエロに関してはかなりフルスロットルで振り切ってることはマジで評価したい。そのルールをもっと整理し、参加者がシーズン1を観ている状態であれば戦い方は変わるはずで(「バチェラー」がそうであったように)逆にシーズン2が楽しみになったのは事実。故にある種“パイロット版”として割り切って観ることがおすすめ。もしこれが配信されればネトフリ入ってでも観るが……いつになるのだろうか……

Apple Watchを地方で使うということ

数日前にTwitterApple Watchのことをつぶやいたらバズった。10年Twitterしてるがはじめてのことだ。

なので、これにかこつけてというか、便乗して、前にフェイスブックに投稿したApple Watchの記事を改稿してこちらに載せようと思う。

半年ほど前にApple Watchを購入した。
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出た当初は、はいはいApple信者向けのおもしろアイテムねーくらいにしか思ってなかったが、シリーズが進むにつれとてつもない進化を遂げているという情報をyoutubeで知り、さらに幼なじみがシリーズ5を購入したことから火が付いて購入。買ったのはシリーズ3だが、9月にシリーズ5が発売されたと同時に4は廃盤になり、シリーズ3は1万引きで売られるというから、もし興味がある方はシリーズ3でも問題ないのではないかと思われる。

もうブログがややオワコンになっているこの時代、何がどう便利か?というのはyoutuberのだれそれが説明してると思うが、あえてぼくが使った印象を書く。

とにもかくにも便利なのだが、特に思ったのはスマホの画面を立ち上げるときのパスコードや指紋認証がなくてもある程度の機能が時計だけでいけるということだ。

LINEはもちろん、ソフトバンクからのどうでもいい通知を腕をかざすだけで全文見れるのはかなりストレスが軽減される。特にiPhoneがどんどん巨大化しているこの昨今、わざわざポケットから出して天気を確認したり、タイマーを起動させたり、それこそ時間やカレンダーを開くのは意外とめんどくさく、仕事にその動作が必要不可欠だったため、それがわずらわしくもあった。そこが見事にクリアされたのは使ってみてわかったことで、逆にいえばスマホをわざわざポケットから出すということがこんなにめんどくさいことだったのかというのは意外とスマホの便利さにかまけて気づいてない部分なのかもしれない。

そしてなんといっても運転しながら電話が取れたり、iPhoneのマップ機能が使えたりするのは相当便利で、ぼくの会社は各々が取引先の場所を把握して仕事をしているため、急に電話がかかってきて、「どこそこの商品を帰りに取ってきてくれ」なんてことがある。この時にさっと腕時計だけで電話が取れて、そのままSiriで地図を検索し、最短距離でスムースに行けることがここまで便利なのかと感動したくらいだ。

さらに意外と使うのがアクティビティ。自分がどのくらいカロリーを消費し、どのくらいのエクササイズをし、どのくらいの立っているのかがわかるという機能で、最初は「なんだこの無駄な機能は」くらいに思ってたのだが、これがやりはじめると意外と見てしまって。もしランニングとかジムとか通ってる方ならもっとうまく使いこなせるんじゃないかなと思ってしまったし、Apple Watchユーザー同士だけで使えるトランシーバー機能も、電話するまでもない用事でLINEで文字を打つのもめんどくさいなんてときは遥かにトランシーバーの方が楽しいし、簡単なので、もっともっとこれを使いこなしたいなと思った。

ただ、使ってみてわかったのは、これ、地方じゃなくて、東京みたいな大都市ならもっともっと使いこなせるだろうなということ。

例えば、地方はかなりキャッシュレス化は遅れているため、腕時計だけでお支払いできますというお店が恐らく東京よりもかなり限られている。いきつけの巨大スーパーはいまだにクレカしか対応してないし、もちろん先ほど書いたように、仕事にしてもプライベートにしても車社会なため、電車移動などほぼほぼなく、時計に付けれるSuicaが使えるチャンスは東京よりも激減され、そのありがたみはさほどないかもしれない。

さらに目的地にいくまでに駅から歩いて向かうスタイルが基本の東京人にとって、歩きスマホをしなくても地図が確認でき、Bluetoothイヤホンをつけて音楽の操作をApple Watchでしつつ移動するというのは地方モノにとってはある種の憧れのスタイルともいえる。実際、ぼくの会社の飲み会は新津というちょっと離れた場所なのだが、たかだか二ヶ月に一回電車で新津に行くだけのぼくのような人がいたとして、それしか乗らないなら別にキップでいいやくらいに思ってるからこそ、その意味で日本全国で普及させることは難しいんじゃないかなぁとすら思う(しかも、今は出向で内勤になってしまったため、その便利さはかなり封印されてしまっている)。

難点は、Bluetoothイヤホンがないと音楽が聴けないこと、Siriが使える範囲が狭すぎること(当然ながらネットはできない)、さらにLINE電話が時計単体でできないのは致命的ともいえるし、あとは値段がいくらなんでも高すぎる(シーズン3はまだギリ手は届きやすいが、一生モンと呼べない時計にあれだけの値段を出すのはちょっと…)とあるが、Amazonレビューに「なくてもまったく困らないけど、あると便利」って書いてあった通り、ホントになくてもiPhoneがあるから何ひとつ不便ではないけれど、あるとホントにめちゃくちゃ便利なので、興味があるなら是非に。