2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「第2回AKB48紅白対抗歌合戦」とドラマ版『So long!』の感想。

「第2回AKB48紅白対抗歌合戦」を観た。購入したのはBD。 ハッキリ言うと去年ほどのインパクトはなかった。そりゃそうだ。自分の持ち歌以外(ややこしい書き方だが、AKB48はユニット曲といって、この曲はこの人が歌うみたいな決まりがある)を歌うというのはあ…

実はヨーロッパの香り漂う映画『タクシードライバー』

『タクシードライバー』という映画が好きである。初見の頃から変わらずにずっと好きだ。かなりの回数を観ているが、それはぼくだけではないだろう。 実はいろいろあってぼくもトラビスと同じような状況にいた。しかし、その鬱屈した感情は爆発するわけではな…

「Filmarks」というアプリで短評書いてます。

最近Filmarksというアプリで遊んでいた。 ブログをやる前はとあるレビューサイトにてポツポツとレビューを投稿していたのだが、そのサイトは自分が書きたい映画を自分ないし誰かが登録しないと書けないというシステムでそれがめんどくさく、サイト自体の改悪…

考えうるかぎりもっともマシなろくでもない作戦『アルゴ』

『アルゴ』をレンタルDVDで鑑賞。 1979年イラン。イスラムの過激派がテヘランのアメリカ大使館を占拠し、52人の外交官が人質に取られた。だが、身の危険を察知した6人の外交官が大使館から脱出。カナダ大使公邸に匿われる。彼らを空港からしっかり出国させる…

6種類の“マトリックス”が同時に味わえる野心作『クラウド アトラス』

『クラウド アトラス』鑑賞。「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟(今は兄弟じゃないけど)と『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティグヴァの共同監督作品。 6つの時代の6つの国の話が同時に進んでいくというとてつもない野心作であり、それが細かい…

アメリカでやたら評価が高い映画『L.A.コンフィデンシャル』

どういうわけか日本ではそこまで評価されてるわけではないのに、アメリカでやたらと賞賛され、評価が高い映画というのがある。例えばコーエン兄弟の『ビッグ・リボウスキ』がそれにあたると思うし、『アメリカン・ビューティー』なんかもアカデミー賞をとっ…

とりあえず車から降りろ!『逃走車』

『逃走車』鑑賞。 それにしてもこの邦題である。『逃走車』。なんという潔いタイトルなのだろうか。『処刑人』とか『誘拐犯』とか漢字三文字のタイトルに日本人は弱いのかもしれない。このタイトルだけで観たいと思わされた映画ファンも少なからずいるだろう…

酔って、ラリって、操縦して『フライト』

『フライト』鑑賞。ロバート・ゼメキス久々の実写映画。久々の実写映画って…… 高度3万フィートで飛行機にトラブルが発生。機転をきかせて飛行機を不時着させ、乗客の命をほとんど守り、奇跡のフライトを成し遂げた機長。ところが彼はフライトの前にコカイン…

ビン・ラディン暗殺までをダイジェストで『ゼロ・ダーク・サーティ』

『ゼロ・ダーク・サーティ』鑑賞。言わずと知れたビン・ラディン暗殺をテーマにした作品。 3時間弱というランタイムながら、9.11からビン・ラディン暗殺までの歴史を丸々描いているので、まるでダイジェスト版のような早さで駆け抜ける重厚/濃密な一作。延…

新たな運動/静止リズムの獲得『勝手に逃げろ/人生』

『勝手に逃げろ/人生』鑑賞。 60年代は完璧ともいえるフィルモグラフィでブイブイいわしていたのに、70年代に入ってから政治に傾倒、運動と静止のリズム/身体によるアクションで映画を構築していたのにも関わらず、己の政治観みたいなものを映画の中でグダ…