2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『狼/男たちの挽歌・最終章』の元ネタ『心のともしび』

タランティーノのお気に入りでもあり、ジョン・ウー『狼/男たちの挽歌・最終章』の元ネタ。この映画の存在を知ったのは映画を見始めた16〜7年ほど前に「タランティーノの肖像」という本に載っていたからで(その本に載ってたタランティーノのお気に入りをメ…

『その男、凶暴につき』を超久しぶりに観た

大雪の影響で仕事が急遽休みになり、午前中は昨日BSで放送された『その男、凶暴につき』を観ていた。ずっと前から再見しなきゃと思ってたんだけどいきつけのレンタル店ではつねに貸出中でなかなか借りれなかった。んで、見始めてびっくりした。あまりのヘタ…

主人公が妄想する理由がない「理由」とは…『LIFE!』

『LIFE!』を試写会にて鑑賞。Twitterでも結構な人数が観ていて、どんだけの率だよと思った。TLにあれだけいたのは珍しいことだったかもしれない。 原題の『The Secret Life of Walter Mitty』でピンとくる人もいるだろうが、1947年に公開された『虹を掴む男…

映画というのは80年前から変わってない『M』

1930年代のベルリンを震撼させた幼女連続誘拐殺人事件。ありとあらゆる観点から捜査するも一向に犯人が捕まる様子はなく、この事件のせいで警察が街に徘徊し、思うように犯罪ができなくなった組織が自らの手で犯人を捕まえようと画策する……「好き/嫌い」は…

本当に心から反省しております『アメリカン・ハッスル』

上院議員と下院議員五人が汚職で捕まったまさに映画のような「アブスキャム事件」を基に、FBIと天才詐欺師が組んだおとり捜査を描く。いわゆるひとつの『スティング』的なコンゲームものであり、前作同様、監督のデヴィッド・O・ラッセルは役者の演技を中心…

限りないものそれが欲望『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』鑑賞。 とある証券会社に入社したディカプリオ。面接で一発かましたことにより、あるブローカーに気に入られ、株の売り買いのノウハウを教わる。しかし大暴落によって職を失い、街の小さな小さな証券会社に再就職。コン…

ワーストワンは言いすぎにしてもちょっと分かる気がする『東京家族』

『東京家族』鑑賞。こないだテレビで放送されたヤツ。 はじまって数分で爆笑してしまった。売り出し方や宣伝、予告等を見て、小津へオマージュを捧げた山田洋次なりの『東京物語』解釈だと思っていたのだが、いきなりの完コピっぷりにそこまでやるか徹底して…

小津はパンフォーカスを使っていたのか?

昨日知り合いの映画好き(64歳で親父より年上)と一緒に年末にBSで放送された小津のドキュメンタリーを観てたんですよ。そうしたらまぁ名場面がいろいろ紹介されて、最近デジタルでキレイになってるでしょう。それでいろいろ見てて改めて思ったのは小津安二郎…