Hi-STANDARDの恒岡章が亡くなった。Twitterには書かなかったが、氷室と布袋やヒロトとマーシーみたいな難波章浩と横山健という、2人のカリスマの後ろでニコニコしながらドラムを叩く彼の姿が大好きだった。正直メロコアというジャンル自体明るくないというか、得意ではないけれど、ハードロックの良さがわからなくてもツェッペリンが好きなのと一緒でHi-STANDARDは特別な存在だった。特に「MAKING THE ROAD」はホントに大好きでいまだに聴いてるアルバムだ。
少し前に難波章浩がツイッターで「ハイスタは死ぬまでやめない」と言ってたが、オリジナルメンバーでのHi-STANDARDはもうない。悲しい。とにかく悲しい。
活動休止したあと原盤権で告訴するだのなんだのあってもう2度と再結成はないだろうと思っていた。しかしHi-STANDARDは3.11をきっかけに再結成した。再結成後のライブの1発目に「DEAR MY FRIEND」を歌った。「オレたちはまた会える だからさよならなんて言わない」というフレーズの意味が震災後に変わってしまったが、また今回のことでもうひとつの意味が加わってしまった。
悲しい。とにかく悲しい。
ぼくはいまある病気にかかっている。脳神経内科の先生には半年後に何か起こるかもしれないし、20年後もどうなるかわからないと南海トラフ地震のようなことを言われている。自分がこうなってしまったいま、自分が好きだった人がこの世にはいないんだと思うとたまらなくなるのだ。
悲しい。とにかく悲しい。いまはそれだけだ。