振り返れば奴がいる

28日昼
休みだったので、休みの昼と言えばラーメンという事で、一人でなおじを喰らいに行く。ぼくはここのなおじろうというラーメンが好きなのだけれど、なおじろうってラーメン二郎からインスパイアされたのかなぁ、まぁ、ラーメン二郎喰った事ねぇけど。

その後、休日を満喫するために、友人を誘ってスーパー銭湯。その後に、家に行ってですね、二人でゴッドタンのDVDとか見てたわけですよ、そしたらば、友人が、17時になって、「『振り返れば奴がいる』見ていいっすか?」と言い出した。今、新潟では『アマルフィ』公開にあわせて再放送しているのだ。ぼくは昔見て、すげぇ好きなドラマだと認識していたのだけれど、覚えてるのは敵対していた石黒賢を救おうと必至になる織田裕二の演技と、ラストだけで、どんなセリフがあったとか、人物相関図とかはほとんど忘れていた。

17時の再放送を見たらですね、これが、無茶苦茶おもしろくて、大興奮で、こりゃ、一気に最終回まで見るべ!とビデオ1に行って、その後のシリーズを一気に借りて来ました。だから、今、『振り返れば奴がいる』を借りようと思ってる方は、諦めてください。

28日夜
夕飯を自宅でそれぞれ喰らい、友人に迎えに来てもらって、フジミでビールやら、お菓子やらを買い込んで、『振り返れば奴がいる』を鑑賞。お互い、次の日朝から仕事だったのにもかかわらず3時までノンストップで見ていた。

冷静に考えれば、『白い巨塔』の換骨奪胎であって、里見と財前の最期を入れ替えただけだという話しもあるが、いやぁ、それでもおもしろい。三谷幸喜がブレイクしたきっかけになった作品で、本人が望んだ形にはならなかったらしいが、この牽引力はハンパじゃない。

ただ、時代を感じるというか、TVドラマならではの演出が目立つところも多く、セリフでの説明やクローズアップの多様など、ああ、そういえば、ドラマの演出ってこういう感じだったよなぁと思わせるところもあった。石川が病魔に侵された後のメイキャップは笑ってしまうほどに酷かったりもしたが、それでも『酔いどれ天使』の三船敏郎を彷彿とさせるギラギラした織田裕二の切れ味など、今見てもとにかくすごかった。医療ものとしてのリアリティには欠けるが、ヒットしたのも頷ける。

なんつってもラスト。あのラストは当時、とても衝撃だったんじゃないかなぁ。どうだったんだろう。アレだけは子供ながらにドキっとしましたよ。あういぇ。