木村多江がドランクドラゴン塚地武雅のことを好きすぎる件
俳優がバラエティ番組に出てきて好感度が上がることが多々ある。
『アメトーーク』にて「番宣をさせてやってるバラエティが偉いのか?それとも番宣じゃないと出てくれない俳優さんがわざわざ来てくれるのが偉いのか?」というのがネタになったが、最近はバラエティ耐性の高い俳優さんが増えてきたこともあって、変にスターぶられたり「私、女優ですオーラ」を出されるよりもかえって好感をもってしまうケースがあったりする。
昨日の『櫻井有吉アブナイ夜会』に出た木村多江もそのひとりだった。
企画自体は私生活に密着し、それをみんなで観てつっこむというものだったが、そのなかで「ドランクドラゴンの塚地さんが大好きなの。今年初夢が塚地さんだったの、私はじめて一目惚れしたんだよね」と言いだしたのをきっかけに、サプライズで本人が登場。
木村多江といえば、日本一着物が似合う艶っぽい女優さんである一方、日本一不幸な役が似合うと言われるほど陰があり、そんな人が顔を手でおさえながら「うそでしょー!いやー!」と言いながら「お忙しいのに、わざわざすいません」と恐縮しまくりで、見ている側としては「あの木村多江が、塚地武雅ごとき(失礼!)でここまでテンションが上がっている……」というのが笑いとして成立しているのかなと思った。そもそもこのおもしろさは言葉にしづらいのである。『嵐にしやがれ』にブラックマヨネーズがでたときの感じというか……
あまりにもおもしろかったので「他の番組でもこんなこといってたのかな?」とググってみたら、『さんまのからくりTV』で塚地とデートをするという企画をやっていたらしく、それも急いで観たが基本的なスタンスは変わってなかった。
そもそもドラマで共演したのをきっかけに一目惚れに近い形で惹かれ、打ち上げで連絡先を交換したかったのだが、残念ながら打ち上げには参加できず、自分はそのあとに結婚してしまったので「それがなければ……」と告白。
木村多江の旦那さんが担当するCMに塚地が出ることになり*1「ウチの木村がお世話になってます」と旦那があいさつをした時も「いちいち私のいないところでそんなこと言わないでほしい」と思わず舌打ちしてしまったほどで、塚地武雅がももクロのファンだということもバッチリ知っていて、その流れで「6人目のももクロになりたい」と、旦那さんが嫉妬するんじゃないか?というくらいの惚れ方*2。しかもヘタなモデルに好きと言われて舞い上がるような若手芸人のそれではなく、どっしりと落ち着いた雰囲気で構えてる塚地もよかった。
昨日の放送では、それに加え「塚地さんが夫婦役で他の女優さんと出ているところを観ると嫉妬心が芽生える。なんであなたがそこにいるの!?って」と、またしても大胆発言。実際「夫婦役をしたらどうなるか?」というシミュレーションで「多江は」と呼び捨てにされるとものすごく嬉しそうな表情をしていた。
もちろんお互い良識ある大人なわけで、ある一線は引いているわけだが(当然っちゃ当然である)、バラエティとしては珍しいタイプの笑いで、木村多江もガチだったからこそすごく印象に残った。もっと言及してる人がいるのかなぁと「木村多江 塚地武雅」で検索してもそこまでちゃんとした記事が出てこなかったのでこうしてネタにした次第だが、これを観て思わず木村多江のファンになってしまった人はぼくだけではあるまい。こういうのに事故的に出会うからバラエティを観ることはやめられないのである。
とりあえずノンスタ井上が好きだと言いながらも曖昧にして最後の最後で結局キモがっていた新川優愛*3と、そもそも番宣めんどくせーというスタンスで収録にのぞんでいる堀北真希には見習って欲しいと思った。