アンパンチをCGでめっちゃリアルにした映画

彼女と2人で『フォーガットン』観賞。これは彼女が『フライトプラン』にドキドキしたと言ってたので、その流れで観る事にした。

ストーリーが非常に似ていて、息子が事故で死んで、1年ちょっと経ったら、今度はその息子が居なかった事になってる。ジュリアン・ムーアが必死で『息子は死んでない!』って言っても、誰も息子の存在を知らないし、夫でさえ、『息子なんて居なかったんだよ!』と言ってる。彼女は妄想癖というか、無い物をあった事にするくせがあって、妄想なのかなって思うんだけど、やはり記憶にウソはないと自分で記事を調べたりする。んで、調べるとその事故の記事も無くなってる。彼女の息子と同じ飛行機に乗ってた家族の人に会いに行くんだけど、やっぱり、その人も『子供は居ないし、あんたの息子も知らない』って言う。そしたら、その人の仕事部屋の壁紙が二重になってて、それを剥がすと明らかに子供部屋だった事がわかる…

そこからストーリーは急加速していくんだけど、この映画、最高のバカ映画だよ!

彼女と2人でゲラゲラ笑いながら見た。巻き戻して何回も笑った(航空会社の社長を訪ねた刑事のアレとか)

すごいよ!オチがとにかくすごくて、そのせいで映画の印象がすこぶる悪いという、ありえない作品。これは三池監督の『デッド・オア・アライブ(今、公開中のヤツじゃない)』に匹敵する脅威のオチだよ。でも三池監督の方は映画ファンならみんなやられたよね、あのオチは大好きなんだけど、

こっちはホントに笑うしかない。映画はどうしようもないけど、マジであのオチは観る価値あり。ジュリアン・ムーアがやっぱりいいんだね、だからこの映画は成立してる。『フライトプラン』と一緒。だが、私は『フライトプラン』よりもこちらの方が好きだ。でも映画としてはどうしようもないくらい酷い(笑)いやね、前半はよく出来てると思うぜ、でも車屋の前で人を轢くシーンから『ん?』って思ったから、そのシーンは無い方がもっとおどろいたと思うな。

というか、アンパンチの実写版をハリウッド大作で観れるとは思ってないでしょ(笑)