The Passion of the Christ
マイミクのslasherさんに『パッション』を観た事がないんですけど、おもしろいんですか?と質問したところ。『パッション』は映画としては最低だけど(そもそもストーリーがない)拷問ショーとしては最高だ!というとてもヘイルサタンなお言葉をいただいたので、興味が出てきた。なのでレンタルして観てみた。
うん、たしかにイエス様の拷問ショーだった(笑)だけど、やっぱり最初の50分長いなぁ…拷問よりは全然マシだけど苦痛だった(笑)映像的にはすごく凝ってるし、金もかかってるし、衣装からなにからこだわって作っている。セリフも英語は出て来ず、あの当時使っていたであろう言葉を徹底的に再現してリアルだと思った。拷問シーンの凄まじさはここで書くまでもないだろう。目を背けたくなるまではいかなかったが、
ヒラシタもそうだが、私は幼稚園がキリスト教を教える幼稚園で、さらに伯父さんがキリスト教徒なので、葬式もキリストでやったほど、キリストには縁がある。だからと言って、別に私自身はキリストとはなんの関係もないが、普通の人よりはキリストの事を知ってるんじゃねぇのかな?だって学校でキリストの事とか習わないでしょ?聖書とか読んで、興味がある人くらいしかキリストの事調べないもん。
この映画はキリスト受難の真実を描いた映画と言われたが、町山智浩氏のブログなどを読めばわかるように、まず、手のひらに釘を打つのは間違いだ。聖書まるわかり!みたいな本を読めばあっさり書いてあるが、十字架に磔にする時は手首に釘を打ち、さらに、腰を支える板と足を乗せる板があって、そこに女座りをするように磔をする。だからすげぇ見た目かっこ悪い。でも、そうでないと、落ちてしまうのだ。
もっと言うとキリストも同じユダヤ人であるはずなのに、白人で男前だ。この頃はまだイスラエルには白人が居ないから、この設定からしてリアルじゃないんだが、
よーわからんかったのが、ユダヤ教の司祭が殺せーって言うのは分かる。でもローマ総督に仕えてる奴らはさ、キリストを拷問する事をなんで望んでるんだ?すっげぇ楽しそうにやってるぞ。あそこが分からん。誰か教えてくれ。
しかも総督とその側近みたいなやつは『やりすぎだ!』って言ってるのに部下は全然言う事聞いてないんだよ。なんだそれ??意味が分からん。総督っていったらとても偉いんだぞ、群衆がブーイング出したり、司祭が「殺せー」というのは100歩譲ってアリだとしても、
総督に仕えてる奴らが総督の言う事も聞かずに拷問するところは納得いかねぇ
まぁ、それにしても、強烈なビジュアルの映画であった事は間違いない。それは言える。石井輝男の拷問映画を今、この時代にやった事だけでも評価すべきなんだろう。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2004/12/23
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 61回
- この商品を含むブログ (220件) を見る
- 作者: 山我哲雄
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る