オナンの悲劇

じいちゃんが元旦に亡くなりまして、んでお通夜と葬式が4日と5日で普通は間髪入れずにやるもんなんだけど、三が日を避けた方が良いという事で、この3日間、部屋にこもって聖書を読んでました。読み方は、聖書を要約した本、『雑学3分間ビジュアル図鑑シリーズ聖書』と『もう一度学びたい聖書』の2冊を読んでいって、「あ、ここおもしろそう」って思ったら、その章を探して読むという方法をとっています。んで、その2冊に出て来たのが、「オナニーの起源は聖書に出てくる」というのがあったんで、その部分を探してみると、こう出た。

創世記38:6-10
やがてユダは自分の長子エルのために妻を迎えたが、彼女の名はタマルといった。しかし,ユダの長子エルはエホバの目に悪い者となった。そのためエホバは彼を死に渡された。それを見てユダはオナンに言った「お前の兄嫁と関係を持って,それと義兄弟結婚を行ない,お前の兄さんのために子孫を起こしなさい」。しかしオナンは、その子孫が自分のものとはならないことを知っていた。それで、兄嫁と実際に関係を持ったとき、精液をただ地に流して、自分の兄弟に子孫を得させないようにした。さて,彼の行なったことはエホバの目に悪いことであった。そのため[神]は彼をも死に渡された。

すごいっすよ、この部分は!自分の息子の妻のタマルを神様に殺されて、「これは子孫を残さないと!いかん!おいオナンよ!お前、別に血は繋がってないんだから、タマルとセックスをしなさい!」って言われて、嫌だったけど、でもビンビンに勃って、じゃって事で生でぶち込んで、イク時にそのへんに出したら、神に殺されたって事でしょ!?つーか、エホバはヤハウェの別な読み方じゃん。ベニスとベネチアみたいな。その後の[神]って誰なんだよ!しかも、また相手の女がタマルって(笑)確かに溜まっては居ただろうけど。

さらにこんなのもある。キリストの受難のくだり。

マルコ14:64-65 15:18
一同は、死刑にすべきだと決議した。それから、ある者はイエスに唾を吐きかけ、目隠しをしてこぶしで殴りつけ、「言い当ててみろ」と言い始めた。また、下役たちは、イエスを平手で打った。また何度も、葦の棒で頭をたたき、唾を吐きかけ、ひざまずいて拝んだりした。

マタイ27:30
また、唾を吐きかけ、葦の棒を取り上げて頭をたたき続けた。

イザヤ52
「見よ、わたしの僕は栄える。はるかに高く上げられ、あがめられる。かつて多くの人をおののかせたあなたの姿のように彼の姿は損なわれ、人とは見えず、もはや人の子の面影はない。」


これさ、メル・ギブソンの『パッション』よりも描写が過激じゃね?あ、そうそう、そう言えば『時計じかけのオレンジ』でアレックスが聖書を読んで、キリストの受難を妄想するけど、そのシーンの方が正しいんだよ。これマジで、今しがたDVDで確認しました。

あー聖書おもしれー。次回は「ドラクエで有名になったロトは肛門を犯されそうになった神様を救った男だった」をお送りします。あういぇ。