ブレードランナー ファイナルカット版
ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/06/11
- メディア: Blu-ray
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私は劇場公開版よりも最終版が好きな人なのですが(特にラスト)個人的にデッカードの独白は絶対にいると思いましたうん、やっぱり道しるべは欲しいよね。ナレーションを削って、訳分かんなくして、すごい映画に見せたのは『2001年宇宙の旅』だけど、『バリーリンドン』だって、あれ、ナレーション削ったら、絶対に分かんないもんね。物語の説明を全部ナレーションでやってんだから、それ取ったら、本当に意味不明になるし、それこそ、退屈なもんにだってなってしまう。『ディレクターズカット版』ってさ、劇場公開版を観た人のためのもんだから、やっぱり初見の人には意味分かりにくいと思うんだよね。
最終版のイントロダクション観たら、リドリー・スコットが、『ユニコーンの夢はデッカードがレプリである事を示唆してる』って言ってたよ!言っていいのかよ!(笑)
まぁ『ブレードランナー』はナレーションと残酷描写はアリで、ラストのエレベーターで終わりにすればいいかなと。監督が気に入ってないとか、そういう話は抜きにしても、私は最終版を観た時に「終わり方かっちょいいー!」って素直に思った人なんでね。でもエメットさんも書いてたけど、これが公開された時は取ってつけたエンディングだなんて誰も思ってないわけで、私も素直に『ブレードランナー』はビデオで最初のヤツ、完全版、DVDで最終版と順当に観て来て、最初のエンディングに違和感は感じないわけですね、だからこそ、最終版のエンディングがシャープに感じたわけです。
ファイナルカット版鑑賞。映像が、、、、、映像が、、、、、、、
すげぇクッキリしてる!!!!特に街並を映すシーンのシャープさはホントにすごい!ガラスへの映り込みとか、もう完璧にクリアになってる。だから街の隅々までちゃんと分かるんだわ!映像のトーンもすごく落ち着いてるというか、色調が一緒だ。恐らくフィルムノワールである事を意識したのかもしれない。とにもかくにも映像はファイナルカットがいいのかも。
ドリー尾崎さんが最初のそば屋からの流れが短くなってると書いてたが、それは思った。特に劇場公開版を観てからだとなおさら感じる。やっぱり『ディレクターズ・カット』はシャープに出来てるんですね。それを感じました、きっとデッカードをレプリにしたいから、そういった意味の無いシーンはシャープにしたんだと、(それでもそば屋のくだりが『ブレードランナー』で1番好きなシーンだったりする、あと目つぶしのとこと)
やっぱり劇場公開版にしろ、最終版にしろ、ファイナルカット版にしろ、『ブレードランナー』はかっちょいい映画だって事だよ!!!!