サーフズ・アップ


12時半に『サーフズ・アップ』鑑賞。ペンギン好きの私としては観なくてはならない1本なのだが、これは明らかにターゲットが小学生で、中学生の脳味噌を持つ私には合わなかった。だから良く出来てはいるものの、意味が分からないところや強引過ぎる展開の場面もあり、この辺が私のような人間には我慢出来ず、どうしてもツッコミたくなってしまうのである。

良かった所
・なんと言ってもサーフィンのシーン。これはホントに素晴しい。CGであそこまで波を再現出来るとは!

・映画自体が『情熱大陸』のようなドキュメンタリーであるというところ。だからカメラも手持ちになってる。

小栗旬の声優っぷりが良かった。元々声がすごく良いと思っていたので、ああいう役合ってるかも。

悪かった所(ネタバレ)
・主人公のドキュメンタリーを作ってるのだが、その理由が不明。さらに言うと、時間軸がどうなってるのか分からず。主人公が偉業を成し遂げた(と言っても試合には負けとるけど)後に作るならまだしも、彼が最初の波乗りに失敗する所まで出てくるので、ただただ普通の男を取材してる事になる。。。。

・神と崇める伝説のサーファーに主人公が偶然出会うのは良いが、その伝説のサーファーと主人公の交流部分が皆無。その発端となるはずの出会いから薄いので、伝説の男が主人公に一目置く理由が分からない。気まぐれか?(笑)

・んで、その伝説のサーファーに主人公が教わるわけなんだが、そんだけ神と崇めた男に対して文句言い過ぎだし、反抗しすぎ。今は確かにうだつの上がらない男になってるが、過去にすごい事してるわけだから、それに対しての尊敬の念はあっていいと思う。

・サーフィンの大会のルールや誰がエントリーされて、どうなってるのかまったく説明がない。そのために最後の主人公のライドシーンがまったく盛り上がらず。

・悪いヤツが1人も居ない。

・主人公のサーフィンの腕はよかったのか悪かったのか最終的には全然わからない。ただ単に自分にあったボードが無かっただけという見方もあるが、、、、、、

うーん、映像面では文句無いんだけど、肝心のストーリーとかプロットがなぁ…あのチキンだって絶対に要らんし。