悲惨な世界にエンタメは必要ないけど、それでも表現者は表現し続けなければいけない


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3.11の時、スタジオジブリはいつものように仕事をしようとしていたが「とりあえず休みにしますか?」みたいな空気が漂った。そこに宮崎駿が現れて「こういう時だからこそ仕事をしなければいけないんですよ!」スタッフを鼓舞した。

 

RHYMESTERは『そしてまた歌い出す』という曲の中で「(歌ってる場合じゃない状況だったとしても)休まず描いて描いて描いていくんだ」と歌った。

 

北野武は「遭難した人がいて、映画とおにぎりどっちがほしいって言ったらみんなおにぎり取るでしょ?だから映画はホントは必要ないものなんですよ」と語った。

 

基本的に「あの時こうしてれば未来は変わったのだろうか?」という話は古今東西、紆余曲折あっても同じ結末を迎えるものが大半だ。

 

表現者は例えそれが必要じゃなかったとしても、どんな悲惨な状況だったとしても、どんなに悲しくて苦しくても表現し続けなければいけない。

 

『ルックバック』を観た。傑作。