ターミネーター4


15日朝
ドライブがてら新津まで行って、Tシャツ2枚と、古泉智浩さんの『ワイルド・ナイツ』全二巻を購入した。トラックスーツを着た表紙がマジでクールだ。

15日昼
マイミクのみゆみゆとマックで飯を喰らう、ダブルクォーターパウンドチーズバーガーなるものを喰らったのだが、非常にうまい。明らかにメガマックよりもうまい。非常にアメリカンなパンチの効いた喰いものだったのだが、これ、でもすげぇ体に悪いだろうなぁと。

その後、2時間ばかしカラオケに行く。

15時45分より『ターミネーター4』鑑賞。

まず、ぼくと『ターミネーター』の話をしなければならないのだけど、ぼくがまだ映画というものにハマる前。一般的に、ヒマだからビデオでも借りて見ようかなぁくらいの感じの時によく観てた映画はジャッキー映画と『ターミネーター2』と『プレデター』と『コマンドー』だった。なので、ヒーローはジャッキーとシュワちゃんだったのである。

特に『ターミネーター』はハンパじゃないくらい観てて、日本語吹替の台詞もほとんど言えるくらいで、TVでも死ぬほど放送してるし、ぼくみたいな人はいっぱい居ると思う。なんつっても、その昔職場にターミネーターみたいなヤツが居て、サイボーグと名付けたのだけれど、マイミクのイワンにネタで「その指令は受けてない」ってなんとなしに言ったら、「それ『ターミネーター』じゃん!」と返されたくらいなんでね(笑)

やっぱり『ジョジョ』と同じく、台詞とかいちいち言いたくなるタイプの作品なんじゃないかなぁと思ったりも。

それにしても『ターミネーター3』はホントにひどかった。体たらくとはまさにあの事だ。監督がぼくの好きなジョナサン・モストウだった事もあり、そのガッカリ度たるやハンパじゃない。そもそもT-1000って今冷静に考えると、あり得ないくらい強かったよね?つーか液体金属て!!『ターミネーター3』になると、それがもうどうにでもなれってくらいになってて、強さの基準がよーわからんかった。

なので、これから『ターミネーター』の新作が作られる事があっても、観る事はないだろうと、、、っていうか、その前に、作られる事などないだろうと思っていたのだ。そしたら、監督がマックGでクリスチャン・ベールで新作が作られるっていうじゃんか!!

それでも観る気は起きなかったのだけれど、マイミクさんを始めとした、周りに居る人達の評価がなかなか良くて、そこまで言うんなら観ようと思って、ついに重い腰を上げたのであった。

さて、長い前フリの後の感想になったが、『ターミネーター4』でマックGがやりたかった事は何か?ずばり、『トゥモロー・ワールド』と『ブレードランナー』と『トランスフォーマー』である。もうこれに尽きるだろう。もっと言えば『マッドマックス2』もあった。あ、あと『プライベート・ライアン』もあったよね。

冒頭、荒れ果てた荒野でマシーンと抵抗軍が戦うシーンになるのだが、それが主人公になるだけ接近した状態で長回しをしての戦闘だったし、やたらでかいマシーンを見上げるカットがよく出てきたり、さらにスカイネットはちっちゃい明かりがチカチカついてて、下から炎が吹き上げるという、オマージュやってまっせ感がよく出てた。ぼくは『チャーリーズ・エンジェル』がすごくオリジナリティ溢れる作品だったなぁと思ったので、これには驚いた。もしかしたらマックGの本性はこっちなのかもしれない。

映像は迫力あった。いやぁ、ホントに小学生みたいな感想になるけど、CGってすごいのな!なんでも出来ちゃうんだな!ここまで来ると、監督の求める絵に個性が出ないとダメだな。それくらいCGの進化と言うか、使い方に驚かされる。特に長回しでの使い方がマジでハンパじゃないっすよ。

正直、ラストに行くにつれて泣いたし、言えば、おもしろかったし、満足したんだけど、ぶっちゃけ、『ターミネーター4』の脚本ってさ、穴だらけじゃね?クリスチャン・ベールが納得するまで書き直したって言ってるけど、これで納得したらダメだろ?だってさ、あいつ(一応ネタバレになるんで伏せますが)をさ、、、、

とっととぶっ殺せば、良い事じゃん!!

何をそんなグダグダしてるんだね!!スカイネットは!!

まぁ、それでもぼくは好きな方ですかね、それにしても、あの人間側のターミネーターをキリストっぽくしてるのには驚いた。ちゃんと雨まで浴びてたし、手のひらに銃弾受けて聖痕っぽくしてたりして、アメリカ人はそんなに復活を描く時はキリストにしなきゃだめなんですかねぇ。

というわけで、これからDVDで『ターミネーター2』を観ようと思います、あとすっげぇ『ブレラン』も観たくなったなぁ、あういぇ。