『男の魂に火をつけろ！』と『破壊屋』という有名な映画ブログでゼロ年代ベストテンを決めるために投票が始まる(前者はもう受付中)。
http://hakaiya.web.infoseek.co.jp/best/zmob/index.html
同じ企画なのだが、それこそセレクトした同じヤツを送ったらだめなのだろうか。まぁ、そんな疑問を抱きつつ、こういうベストを作るのは好きなので、作り始めるが、それぞれの年のベストテンの1位を並べても全然おもしろくなかったのでやめた。不思議だ。衝撃を受けただとか、出来の良さみたいなものがその年のベストでは関係してるのだけど、時間が経ってから受ける印象も違ったりするし、ある種の人格成分表みたいなものがゼロ年代ベストテンになると出て来るみたいである。他のブロガーさんも参加するのだろうか、楽しみだ。
その年々のベストテンを作って、そこから選んだわけだが、わざわざ作成したのに、それが発表されないというのはなかなかもったいない気がしたので、ゼロ年代ベストテンに向けて、それぞれの年で作ったベストを発表しようと思う。
2007年と2008年は前に記事にしているので、別に発表はしないが、全部一気に発表するととても長くなるので、発表した2007年からさかのぼって2006年と2005年度のベストムービーをとりあえず発表しようと思う。他の年はまた機会があった時に発表しまっす！！
2005年ベストムービー
1位『宇宙戦争』
2位『トム・ヤム・クン！』
3位『カンフーハッスル』
4位『マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾』
5位『ランド・オブ・ザ・デッド』
6位『蝋人形の館』
7位『コンスタンティン』
8位『チーム☆アメリカ/ワールドポリス』
9位『シン・シティ』
10位『バス男』
1はスピルバーグの中でもトップクラスの傑作。この世における地獄のすべてを叩き込んだ恐怖映画で怪獣映画でもある。2は『マッハ!!!!!!!!』がそこまでだったぼくにとってはこれこそ傑作と胸を張れる。中盤の長回しはすごすぎる。3は古き良き香港映画のスタイルをCGというツールで昇華させた傑作。4は泣ける映画の最高峰。5はロメロ御大がちっとも老けてない事を証明してしまった快作。6はダークキャッスルの映画に「もう一声！」と感じていたぼくを遂に納得させた快作。7のキアヌは『スピード』よりも『マトリックス』よりもかっこいい。ああいうコートが欲しくなる。8はこういう映画って今まで作られてなかったよね。9は斬新な映像表現に。10は邦題こそクソだが、こういう映画をもっともっと公開すべきだと思った。
2005年ワースト
『姑獲鳥の夏』
『バットマン・ビギンズ』
まだこの頃は地雷映画を率先してみるという度胸がすわってなかったんですねぇ。
2006年ベストムービー
1位『トゥモロー・ワールド』
2位『ミュンヘン』
3位『グエムル 漢江の怪物』
4位『デビルズ・リジェクト』
5位『スキャナー・ダークリー』
6位『ブロークバック・マウンテン』
7位『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
8位『ホステル』
9位『スネーク・フライト』
10位『ディセント』
1は今現実に起きてる事をギュっと凝縮させたのに、『ブレードランナー』や『未来世紀ブラジル』と同等の近未来SFになってしまった衝撃作。2は『宇宙戦争』同様スピルバーグの最高峰。なぜ『シンドラーのリスト』の評価が高くて、これが評価されてないのかが分からん。3は韓国から出現した怪獣映画の大傑作。日本で当たらないってどうかしてるぞマジで。4はあれだけ人をぶち殺してきた家族をだんだん応援するようになって、最後、見終わる頃には泣けてしまうという不思議な不思議な傑作。しかもタランティーノがやってる事の上を行ってる。5は実写とアニメの中間を目指すと偉そうに言ったキリキリにルドヴィコ療法で100万回見せたいくらいの映像革命。6はアン・リーの中でも特別胸に染み入るラブストーリー。ホモを題材にした映画は嫌いだが、これはそれとは関係なく映画として大傑作だと思う。7は凶悪過ぎる原作をガラッとクローネンバーグらしいもんに変え、しかも映画も傑作。息子がいじめっ子を半殺しにするシーンが死ぬほど好き。8、9、10はクラシックに敬意を表しながらも新世代のホラー映画として生まれ変わっているのが素晴らしいと思う。こういう映画が増えないとダメよ。
2006年ワースト
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
mixiでもなんでも好きな映画の項目に『パイレーツ・オブ・カリビアン』を挙げてるだけで殺意を覚える。
一応過去記事として発表している。2007年のベストと2008年のベストもリンクしておきまっす。
他のブロガーさんのゼロ年代ベストも気になるなぁ。楽しみだ。みなさん是非投票しよう！あういぇ。
