告知と2014年に観た映画でよかったヤツ+α
2014年も終わってしまいますが告知です。
『東京グラフィティ』という雑誌の「僕らが愛してやまない作家たち」特集で、ジャン=リュック・ゴダール監督の『ウィークエンド』について短評書いてます。東出きゅんが表紙です。
Tokyo graffiti (トウキョウグラフィティ) 2015年 01月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: グラフィティ
- 発売日: 2014/12/22
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ホントにTwitterのつぶやきくらい短いので、手に取って「あーいたいたー」って感じで笑ってやってください。
さらに「BLOGOS」というサイトにて「年末年始に観ていただきたい2014年の10本!」と題して、今年公開された映画で、すでにソフト化されているものを10本選んで紹介するという記事を書きました。
よろしくお願いいたします。
『BLOGOS』からは「TVドラマ、映画、音楽、お笑いのDVDも全部含めておすすめを5本から10本選んでください」というご依頼だったんですが、選んでみたら結局映画だけになってしまいました。『昼顔』はまだDVD発売されてないし、『Nのために』はこないだ終わったばっかりだし……『人狼』は好きだけど、人におすすめするっていう感じでもなかったので、すいません。
というわけで、それとは別にブログでは2014年のベストムービーをあげます。タイトルを+αとしたのは反則入ってるからです。ご了承ください。「BLOGOS」にあげたものとかぶってますが、こちらは自分が好きな作品として選びました。
1.あの娘のドキュメント 春原未来のすべて
2.ウルフ・オブ・ウォールストリート
3.ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う
4.インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
5.ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
6.もらとりあむタマ子
7.Seventh Code
8.戦慄怪奇ファイル コワすぎ!史上最強の劇場版
9.ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金
10.ニード・フォー・スピード
1.はAV女優のドキュメンタリー作品。『ラスト・タンゴ・イン・パリ』にも通ずる男と女についての実験みたいなものが人生観と共に映し出される衝撃の3時間半。id:washburn1975さんがこちらのエントリで激賞してて、それで観たいと思って観たんだけど、展開も全部分かったうえで観ても度肝抜かれたし、最後泣いた。劇場公開作ではないが、編集してなんとかロードショー展開できないものだろうか。
2.は1.を観るまでベストワン。というか1.は反則技なので実質のベストワン。ここまで多幸感溢れる3時間があっていいのだろうかというくらい最高。最高としか言いようがない。ここ数年単位でもベストワン。
3.はオレにとっての『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』枠。泣いた!シビれた!
4.はコーエン兄弟の最新作だが、なんだろう……好きですね、このルーウィン・デイヴィスという不器用な人の生き方が。二回続けて観た。音楽も渋い。
5.は下品な『パリ、テキサス』+小津安二郎。かわいらしいおばあちゃんがムカつく親戚に向かって「Fuck yourself!」っていうシーンがとにかく最高。
6.と7.は奇しくも前田敦子主演作。6.は新潟では今年の一月公開だったので入れた。両方とも前田敦子ありきの企画だが、監督の作家性が出ていて、作品として大変おもしろかった。傑作に前田敦子が出ていたという言い方をしてもいいくらい。黒沢清は何やってもベスト入りみたいなとこある。『リアル』もおもしろかったし。
8.は『コワすぎ!』というシリーズとしてランクイン。工藤ディレクターあれだけいろんな呪いとかタタリとか受けまくってたらトンでもないことになるだろうなーと思ったらホントにとんでもないことになった。
9.は『バッドボーイズ2バッド』のマイケル・ベイが大好きだから。『ファーゴ』よりも頭の悪い犯罪者たちの誘拐でしかも実話というのがすごい。
10.は今年一番のサプライズ!!どーせ『ワイルド・スピード』の二番煎じだろ!?と思ってごめんなさい。映像はかっこよく内容は渋い。
【総括】 『オンリー・ゴッド』は去年のベストに入れたので除外。逆に『もらとりあむタマ子』は新潟では今年公開だったので入れた。他にも『LIFE!』、『ダラス・バイヤーズクラブ』、『ゴーン・ガール』、『テレクラキャノンボール2013』もベストテンに入れてもいいくらいよかった。劇場で観たという意味では『ブラック・レイン』も高倉健のすごさを再確認できてよかったし。
すでに公開された時からカルト作になったきらいがある『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『アナと雪の女王』は逆にそこまでだった。話題になった映画や好きな監督の新作など全然観てないので、ツイハークのアレとかジョニートーとか観るとランキングもあっさり変わるでしょう。完全版はTwitterかなんかで公開することになると思います。
TVドラマでは『昼顔』と『Nのために』と『ロング・グッドバイ』がすごくよかった。特に『昼顔』は話題になるのもわかるくらい素晴らしくてハマった。『Nのために』はもうちょっと話題になってもよかったんじゃないかなと思った。ドラマのベストもやろうと思って、観たやつをリスト化したのだが、本数にしたら16本くらいで、時間にしたらとんでもないことになるが、対して観てないんだなと思ってやめた。ドラマウォッチャーってすごいな、尊敬する。
来年はもっと映画を観ます……すいませんでした。