ダーティー・メリー クレイジー・ラリー

仕事。マイミクのひっこのお父さんが地元のラジオのDJをしてるという話を聞き驚愕!ストーンズのマニアらしく、その知識をフルに活かし、パーソナリティーをしているとか。うおー!すげー!じゃあ絶対にフェイセズとか、ザ・フーとか好きに決まってるやん!オレもそんな親父がよかったなぁ…家にレコードとかちょーあるんだろうなぁ…

ちなみにそんなひっこパパのラジオはこちら一緒に酒飲みながらストーンズの話したいねぇ。やっぱりロックは60〜70年代ですよ。ちなみに私は『メインストリートのならず者』っつーアルバムが好きですよ。あれはマジで名盤。『ベガーズ・バンケット』とか『レット・イット・ブリード』もいい。というか、ストーンズは有名なヤツしか知らない(笑)ちゃんと『サタニック・マジェスティーズ』とかも聞かないと。

帰りにビールを買いにイオンに行った。カナデフウビの翔とfeeble bank strokeのサトウカズヤに会った。『こんなところまでビール買いに来たのかよ!』って言われたが、そりゃそうだな。

休み。早く起きたら『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』を観ようと思い、さらに7時くらいに起きたのにもかかわらず、まったく行く気がしないという体たらく。

だってぇ、ヌードになったと噂のナタリー出てるけど、絶対に『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』では脱がないじゃん!むしろナタリー・ポートマンダスティン・ホフマン拉致監禁されて、手足を繋がれて、ベットに寝かせられて、いろんなおもちゃを駆使してナタリーの性の目覚めを描いた。

『マゴリアムおじさんの大人のおもちゃ屋の方がよっぽど観たいよ!

ナタリーは女子高生でさ、頭がくるくるぱーのダスティンホフマンにさらわれるのよ。んで素っ裸にされて、ぺろぺろなめられたりしてさ、『ドレミファ娘の血は騒ぐ』みたいな感じで(余談だが『ドレミファ娘』は最初『女子大生恥ずかしゼミナール』というタイトルだったんだお)

とか、そんなくっだらない事を考えてる間にもう上映時間が過ぎていたので、朝の10時からビールをシュパっと空け、レンジでチンするポップコーンをバリバリ喰らいながら、『ダーティー・メリー クレイジー・ラリー』という作品を鑑賞する事にした。

『ダーティー・メリー クレイジー・ラリー』は強盗した2人の男とおっぱいがデカイ金髪のアバズレビッチがクソでかいアメ車を猛スピードで転がしながら、ひたすら逃げまくるだけという、ちょーかっこよろしい(というかかっこよすぎる)映画

90分しかなく(そりゃそうだ)非常にスピーディーで、スーザン・ジョージがおっぱい見せないのは残念だったが、やっぱり猛スピードで走る車がジャンプしたり、トラックの間をすり抜けたり、クラッシュしたり、坂を駆け上がったりするだけで映画になるんだなってのを実感した。

主人公の過去や人物描写などは皆無。ひたすらに金を盗んで爆走する男と女を映し続けるだけ。アメリカン・ニューシネマ王道の演出とストーリー展開だが、とにもかくにもかっこよすぎてこまる。カウンターカルチャーを象徴する若者3人と体制にどっぷりでろでろと浸かってる警察の対比なども出てくるのだが、『ダーティー・メリー クレイジー・ラリー』ではその警察内部の様子も細かく出てくるのが新しかった。

犯人逮捕のために上司の忠告や命令も無視して突っ走る警官、パトカーをもっともっと導入させたいがために、犯人に逃げて欲しいと思ってる警官、ただ単にスピード狂の警官など、警察の人間もたくさん出て来て、それが今までのニューシネマには感じられないものだ。結構、ストーリーがないと言われてるが、仕掛けは満載で、警察との無線での駆け引きや、ヘリコプター、何度降ろそうとしても、喰らい付いて来るスーザン・ジョージのズル賢さ、冒頭の強盗シーンなど、意外とてんこ盛り盛り盛り男である。唐突なラストもそれっぽいし。

黄色と黒のラインとダッジ・チャージャーはタランティーノが『デス・プルーフ』でもオマージュを捧げてるし、その前に『ジャッキー・ブラウン』でブリジッド・フォンダにスーザン・ジョージと同じ格好をさせているので、タランティーノもお気に入りなのだが、『バニシング・ポイント』ほど有名じゃないのかな?

ビデオで350円で買ったのだが、これはぶっちゃけDVDがちょー欲しい。アメリカン・ニューシネマのDVDがたくさんでてるが、これはもっと特典満載で欲しい。980円くらいでツタヤのワゴンセールに放り込まれる事を願う。あういぇ。