キング・ボクサーぴーぽーぴーぽー
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2005/12/07
- メディア: DVD
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職場に香港映画好きの人がいて、すごく詳しいんだけど、その人もこの映画だけは知らなかった。『キング・ボクサー/大逆転』は『ベスト・キッド』を残虐にしたような映画だけど、これ欧米で大ヒットして、これがヒットしたから、カンフー映画っていうのは当たるんだってハリウッドの関係者も目をつけて『燃えよドラゴン』が作られたんですねぇ。
ロー・リエはオレ世代になると、『ミラクル』や『ポリス・ストーリー3』の脇役だけど、全盛期はカンフー映画の悪役ばかりしてて、パイ・メイとかもこの人がしてた。『キング・ボクサー/大逆転』ではそのロー・リエが主役として、活躍する。
もちろん血みどろの復讐劇なんだけど、主人公が怒るとピーポーピーポーってサイレンがなって、オレンジ色に色が変わって、スーパーサイヤ人のようにめちゃ強くなる。これは『キル・ビル』でもやってた演出やね。
日本人やアメリカ人にはとても思いつかない発想なんだけど、これがおもしろい。片腕で大木をへし折るからさ(笑)
『キング・ボクサー』を観て今更おもしろいと思ったのは、ズームがやたら出てくるところ。いきなり、高速のズームで、顔のドアップになる。これも『キル・ビル』でやたら出て来た。香港ズームと呼ばれてるらしいけど、これかっこいいよね。当時流行ってたのかな。今では全然観ないけど。
あとはレオーネの影響も大だね。修行するシーンで復讐する相手の顔が高速のカットバックで出てくるところなんかは、『続・夕陽のガンマン』のクライマックスのまんまだったりするし、師匠が殺された後に目だけクローズアップになったりするところもそう、そういうところもかっこいいんだよね、今こういう演出する人いないしな。ダサイのかな。かっこいいんだけどなぁ。
やっぱり『キング・ボクサー』おもしろいなぁ、セットとかも金かかってるし、一枚絵として見応えあるわ。
とりあえず、香港映画は最高だぜ!DVDも発売してるから是非観てね!