さらば青春の光

帰って『さらば青春の光』鑑賞。60年代のモッズブームを描いた青春映画。昨日紹介したThe Whoの『四重人格』のプロット(ピートがコンセプトアルバムを作るうえでの)を元に、あのアルバムの世界観が余す事なく映像化されている。

噂には聞いていて、the pillows山中さわおも「僕、ずっとリーバイス派だったんです。その理由はたった一つ。映画『さらば青春の光』で、ビショ濡れになって帰ってきたジミーに対してお父さんが「なんだそれは!」って言うんですけど、ジミーは「リーバイスだよ」って返事するんです。それを観て、「俺はリーバイスしか履かん!」と決めていたんですけど(笑)」と答えてるくらいの映画。でも、なんかわからんけど、観てなかった。

いやぁ、観たんだけど、めちゃくちゃ感動したよ!最高の一言!いわゆる『大人は判ってくれない』だったり『トレインスポッティング』だったり『スタンド・バイ・ミー』だったり、そういう事です。青春ってヤツです。これ人生のベスト作と言ってもいいかもしれん。The Whoの楽曲にあわせてあの世界観が映像になってるってすごいよ!モッズって、なんだかんだ言ってもその時代に生きてないから分からないわけで、すごく参考になった。三つボタンのスーツ着てても、スクーターに乗っても、不良のイメージなんだよね。アンソニー・バージェスも『時計じかけのオレンジ』で参考にしたというロッカーズとモッズの対立もすごかったし、今だとダサいイメージもあるのかもしれんが、やはりかっこいい。まぁ、でもオレとかには似合わない感じがあるから。オレにはジャージとTシャツのイメージしかないから、だからモッズは諦めます。

やっぱり細い三つボタンスーツにミリタリーパーカーなんだよね。『踊る大捜査線』で青島が着てたみたいな。んで、最後のケンカシーンで、それ全員着てるから、自分の主張がどうのこうのとか関係なくなってて(笑)ちゃんと主人公、細いリーバイスにフレッド・ペリーのポロシャツ着て、ミリタリーパーカーを羽織ってるの。んで、The Whoを聞いて、改造したベスパに乗ってて、ヤクをやって、セックスをすると。あと山高帽被ってるヤツもいた。だから『時計じかけのオレンジ』に出てきたのか?にしても、そのファッションから、映像から、内容からすっげぇ衝撃受けたよ。『大人は判ってくれない』のロックバージョンだね。かっこよすぎ。とりあえず、買うか、、、、モッズコートでも。あういぇ。