2月13日の金曜日に『13日の金曜日』が公開されます。


13日の金曜日』がリメイクされるという事で、久しぶりに観た。

13日の金曜日』のリメイク版が13日の金曜日に公開されるのは、もうご存知の方も多いと思うが、今、映画館などに置かれているティーザーのデザインを見ると、ジェイソンのホッケーマスクが暗闇の中に浮かび上がっているものになっている。ジェイソンと言えば『エルム街の悪夢』のフレディや『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスに並ぶ、ホラー映画のポップアイコンで、ロニー・ユーによる傑作『フレディVSジェイソン』でも、両者がドラゴンボール並みのバトルを繰り広げる事で話題になったが、もし、ほんらいの『13日の金曜日』をリメイクするのであれば、このティーザーは間違いで、ファンなら当たり前に知ってる事だが、第一作目の『13日の金曜日』はこのホッケーマスクのジェイソンは出てこない。むしろ、第一作目に登場するジェイソンはおどろおどろしく、ハッキリ言って、気持ちが悪い(しかも登場する時間はわずか2秒ほどである)

13日の金曜日』は『フレディVSジェイソン』しか見てない妹も「悲しい話なんでしょ?」と認識しているくらい、切ない、悲しいお話で、それ以外はチャラチャラした若者が惨殺されまくるの一言で片付いてしまうが、夜中にコンビニの前で全身スウェット金髪のガキ共を見ると、ぶち殺してやりたくなるぼくとしては、その欲求を満たしてくれるので、かなりお気に入りの作品となっている。低予算でストーリーも無いに等しいこのホラー映画はトム・サヴィー二の完璧な特殊メイクにより、視覚的に惨殺されるところを美しく芸術的に見せた。そこが『ハロウィン』や『悪魔のいけにえ』とは違うところであって、そこが唯一無二の個性な気がする。

悪魔のいけにえ』のリメイクである『テキサス・チェーンソー』は、ダメという人も多いようだが、ぼくはものすごくお気に入りで、それは何故かというと、惨殺シーンや切株シーン、血しぶきが増えただけでなく、見ているだけでうっとりするほどかっこよくなったレザーフェイスが大暴れするし、さらにあの鬼軍曹のリー・アーメイまで登場するとなれば、オリジナルに思い入れがある人でも満足させられる事必至なのは作品を観てなくてもお分かりいただけるだろう。

ここまで極上のアイテムをぎゅうぎゅうに詰めこんだ『テキサス・チェーンソー』は、ぼくにとってそれはそれはトンカツにビーフカレーをかけて、その中に入っている牛肉が20%増量中という感じなのだ。制作したのは『アルマゲドン』のマイケル・ベイで、『13日の金曜日』も同じく彼が制作している。

ここからはぼくの勝手な予想なのだが、『13日の金曜日』はまず、血しぶきや切株がたっぷりになっていて、ガキがセックスするところもきっちりあって、そして、オリジナルでは登場しなかったホッケーマスクのジェイソンが大暴れする内容になっているに違いない。予告編を観る限り、あの有名な「キ………マ………」も再現されてるようなので、安心した。

ん?そうすると、ジェイソンのかあちゃんって何処で出て来るんだ?あういぇ。