24歳妹が選ぶベスト＆ワースト2009 - シン・くりごはんが嫌い

以前、おかんのベストムービーの記事を書いて、そこにリンクした妹のネタが一部話題になったため、今度はオールタイムベストではなく、2009年に観た映画のベストを決めてもらった。ただ、映画館に行くほど映画好きじゃなく、全部がDVDでの鑑賞になるため、年数やらなんやらズレが生じているのはご了承いただきたい。

とりあえず本数もそこまで観てないが、妹が自分で選出した後に言ったコメントは「マジ、ろくな映画観てねぇな」であった。妹が選びながら言ったコメントを映画の下に表記したので、喋ってる感じを汲み取ってもらえたらと思う。

妹の2009年ベストムービー

1『デス・プルーフ』
「文句無しにタランティーノの最高傑作。前半のダラダラ喋りも含めてすべてが最高。『グラインドハウス』としても、単品としても、なんやかんやで三回観たけど、とにかく最高！の一言しか出ない。カーチェイスもアンジーのくそ映画というセリフも最高！そしてラストに爆笑！あんな素晴らしいラストは観たことない。」

2『パンズ・ラビリンス』
「クリーチャーの造形と動きが妙にCGっぽくなく、現実とファンタジーの世界の交錯が見事。完成度高し、これはマジでおもしろかった。」

3『クローバーフィールド』
「ストーリーわけわかんねぇけど、あのわけわかんなさも含めて良い。ベストシーンは女が破裂するシーン。思わず三回巻き戻して観た」

4『ホステル2』
「『ホステル』よりも好き。女主人公の方が私は燃える。」

5『バイオハザードディジェネレーション』
「映画としてはこれよりもおもしろいのはたくさんあるけど、『バイオハザード』好きとして外せない」

6『デビルズ・リジェクト』
「ジャンル不可。笑えてハラハラして、何故かラストで泣ける。ケツにぶちこんでみな！というセリフが最高。」

7『ホット・ファズ』
「映画としてダントツにおもしろかったし、笑えて怖い。『ショーン・オブ・ザ・デッド』の監督ということで観たが、ぶったまげた。」

8『となりのトトロ』
「久しぶりに観て泣いてしまったから。なんでこれを観て泣かなきゃいけないんだよ！と自分につっこんでしまった。ジブリの中で一番好きかもしんねーくらい好き。」

9『ヒルズ・ハブ・アイズ』
これに関していうと妹からメールが来た。詳しくはこちら↓

件名:『ヒルズ・ハブ・アイズ』――くりごはんが嫌い
http://d.hatena.ne.jp/katokitiz/20080822/1225655950

10『オープンウォーター2』
「金持ちのボンクラな大学生数人がクルーザーかなんかで海の真ん中まで行って、飛び込んでいくんだけど、はしご出してなかったから、上がれなくなってどーしよー！っていうちょーおもしろい映画。予告だけでベスト入り、とりあえず、予告編はみんな観ろ。」

ランク外だが、他によかったものとして、
『ゾンビーノ』
その他、なんちゃらデッドとかつくB級ホラー5本

妹のワースト

『下弦の月』
「作った意味がわかんねー。さすが矢沢あいですよねー。はいはい。」

と、なにやら映画秘宝に載りそうな映画ばかりなのだが、おもしろいのは妹は映画秘宝を読んだことがなく(じぶんもたまにしか買わない体たらく)、さらに映画をたくさん観る人ではないということだ。基本的にDVDに収められてる予告編を観て、おもしろそうと思って借りるのが基本的なパターンであるが、このランキングを観ると、映画秘宝が売れてる理由がよく分かる気がした。やはり同じようなシンパシーを感じてる人間は居るということだ。

ぼくは『デス・プルーフ』はここまで上位にはならないし、『ホット・ファズ』はもっともっと上なのだが、それにしても、ホントにDNAというのは恐ろしいというか、なんというか――――ただ、この中に『となりのトトロ』が入っている理由はいまだに謎だったりする。いくらなんでも浮き過ぎだろ！あういぇ。