最近映画熱が爆発していて、毎日観まくってます。んで、それを全部書いてたらとんでもないことになるので、その辺は全部Twitterにササッと書いてしまっております。すいません。Twitter様々であります。
今日はBD(ブルーレイ)についてのお話。
BDで大好きな『AKIRA』と『攻殻機動隊』を観た。前者はレンタルがあったので、それを借りた。後者は全カットをリニューアルした“2.0”の方。日本盤はエラく高いので、Amazon.comにてUS盤をゲット。
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もっとSFでパキっとした世界観だというイメージがあったのだが、BDで観てしまうと、手作り感溢れる――――ウエルメイドな作品という印象が拭えず、ミニチュア撮影を駆使した特撮の芸術に触れてる感覚を覚える。もっと言ってしまえば、手書きにこだわった『ポニョ』を観ているようなウエルメイド感である。
ただ、やはり素晴らしいのは音だ。音はDVDの時にも驚かされたが、それを凌駕する出来。効果音の細かさから、音楽に包み込まれて行く感覚はBDならではで、なるべくならサラウンドシステムを整えて、爆音で観てほしい。この音響効果になったことで芸能山城組の音楽はこの時代でもまったくと言っていいほど色あせておらず、それを起用した大友監督の先見の明はやはり優れている。
ということで、DVDで持ってないよという方は(というか、そういう人が居るのか?って話だが)、やはりおすすめ。
続いて『攻殻機動隊2.0』
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冒頭の素子登場は3Dになってて、それがまったくかっこよくない!!これだったら絶対に前のままの方がよかった。
タイトルバックや元々CGを使っていた場所はそれこそリニューアルされてて、後は素子が海にダイブするシーンが変わってるくらいで、それ以外はそこまでハッキリとした変化は無く、バックで泳いでる魚がCGでパワーアップしてるのに、窓から見える街並はパワーアップしてなかったり、ホントに中途半端な印象が拭えず、予算が足りなかったんじゃないか?ということまで思ってしまう。
映像面で一番良かったのは、ラストカット。これは作り直して大正解だ。『ブレードランナー/ファイナルカット版』で鳩が飛び立つところを作り直したくらいの価値はある。作品が持つテーマや素子のこれからを示唆するラストだが、この作り込みは鳥肌が立った。よかったのはホントにそれくらいだ。
ただ、映像でのパワーアップはイマイチなものの、音響はやはり素晴らしい。これはホントに買ってまで体験する価値がある。自分は6.1の設備ではないけど、それでも圧倒された。わざわざ音を作り直してしまったがために、予算が吹っ飛んだのかもしれない。それくらい音が素晴らしかった。
ということで、アニメ界のマスターピースのBDは音が素晴らしいという感想になった。あまり普段は当てにしてないアマゾンレビューも今回ばかりはほとんど頷きながら読んでしまった。
ちなみに両方共買うならAmazon.comがおすすめ。『攻殻機動隊』は2000円くらいだし、『AKIRA』も3600円くらいで買えてしまうのだ。届くまで2週間くらいかかるのだけが難点だが、やっぱり安いに越したことはないっすからねぇ、あういぇ。