誰も○○の代わりは出来ない

ぼくは大概のリメイク作品には肯定的な方であると思う。

あまり「またくっだらないリメイクかよ!!オリジナルを汚す事になるぞ!ファック!」という感情は無くて、むしろ楽しみである事が多い。もちろん、鼻持ちならない体たらくな作品も多々生まれるが、『スカーフェイス』とか『ドーン・オブ・ザ・デッド』とか『宇宙戦争』とか『ブレード/刀』とか『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』とか『奇跡/ミラクル』とか『男たちの挽歌』とか(後半香港映画ばっかだけど)、奇跡的な傑作が生まれる事もあったりするので、個人的においそれとは否定出来ない。もうここまで来たら『男はつらいよ』とかもリメイクしちゃえよとか思ったりする。

これを書いて「何言ってんだ!この腐れどチンカス!誰も渥美清の代わりなんて出来ねぇんだよ」と反射的に言う人もいるだろう、実際に北野武が『座頭市』をやった時やオダルフィが『椿三十朗』をやった時も同じ事を思った人は多かったはずだ。

「誰も勝新や三船の代わりは出来ない」

確かに両者の代表作と言っても過言ではない作品だが、それでもぼくはやっぱりリメイクすると聞いても否定的にならなかった。やっぱり楽しみという気持ちの方が勝ってしまった。しかも世間で言われるよりもオダルフィの三十朗は嫌いじゃなかったりもする。

そんなぼくが、あえて声を大にして言わせていただく。

ブルース・リーの『燃えよドラゴン』リメイク主演にRain(ピ)?
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20090806-00000036-flix-movi


ふ、ふざけんな!!ファック!ファック!誰もブルース・リーの代わりは出来ねぇんだよ!!

アメリカ国内でも『燃えよドラゴン』のリメイクに対しては「リメイクの必要はない。誰もブルース・リーの代わりは出来ない」との声があがっており、


じゃあはなから映画化なんて企画すんじゃねぇよ!!

確かに今はリメイクとコミックとドラマの映画化ばかりで、作るからにはヒットさせなきゃいけないという名目があるだろうが、これはマジでオリジナルを冒涜する事になりかねん!!

てなわけで、怒りに打ち震えて、君よ憤怒の河を渉れという感じになってるんで、今日から三日間海の方に失踪してきます。ビール飲んでのんびりしちゃうぞ!あういぇ。

おまけ

いつだって どこだって
本物になる事を見つけ出そうと もがく人がいるけど
オリジナルでいる事の意義ってなんだろう
目を閉じれば見れるはずだ 君はなりたいものになれる

僕らはマイケル・ジョーダンになりたい
僕らはブラッド・ピットになりたい
僕らは広重になりたい
僕らはジミヘンになりたい
僕らはブルース・リーになりたい
僕らはアインシュタインになりたい
僕らはWannabies

歌詞は抜粋して再構築して、てきとーに翻訳しなおしたので、間違ってるじゃねぇか!とかブーブー言わないでください。くそう、オレだってドラゴンになりてぇよ!



あ、ホントに今日から三日間海に行くんだけど、Amazonからアラン・ムーアの『トップ10』が届くんだよなぁ、大丈夫かなぁ。