今、テレビがおもしろい


新しいHDDレコーダーを購入してから早三ヶ月ちょい。今、テレビ番組がおもしろくてしかたない。録って、見ては消しを繰り返しているのでつねにHDDレコーダーが動いてる状態だ。

そもそもこのHDDレコーダーというヤツが便利すぎて困るのだ。元来テレビが好きだったこともあって、実はパソコンよりも先に購入したのがHDDレコーダーであった*1。買ったのは6〜7年くらい前だったと記憶しているが、デジタル対応じゃなかったために、今回ギリギリのタイミングで買い替えた。ところがその6〜7年の間に機械というのは格段に進化していたのであった。

録画した番組には勝手にチャプターみたいのが付いているのでCMもすぐに飛ばせるし、毎週録画に登録しておけば、スペシャルになって時間が延びてもそのまま延びるし、好きなタレント名で番組表から番組を検索出来たりと、とにかく便利になっている。便利すぎて、便利という言葉しか出てこないくらい便利だ。録ってつまらなければ消せばいいだけの話なので、じゃんじゃん録画しては見まくっている。そのおかげで最近映画を以前よりも観なくなってしまったし、さらにテレビ観ながら音楽を聴くわけにもいかないから音楽もまったく聴かなくなってしまった。むしろ録画したBSの映画を見てたり、音楽番組から音楽を摂取しているくらいで、もはやテレビなしでは生きていけないテレビ人間である。ここまでいけば逆にぼくがテレビだと言い切ってもいいくらいだ。このままではブログのネタも全部テレビになってしまいそうで怖い。というか、実際テレビをネタにしてこうしてすでに書いている。

ネットにテレビが追い越されただとか、テレビが衰退しているだの言われ、テレビをまったく見なくなった時期が確かにあったが、テレビがアナログからデジタルに変わった瞬間から、編成やらなんやらがいろいろ変わったのだろう。規制がたくさんあり、さらに予算もかけられないなかで、企画力で勝負しているのかハズレがないし、特にNHKに関してはCMもないおかげでテンポがよく、再放送も頻繁にあるので、番組表を見ておもしろそうだと思ったら即予約するようになってしまった。実際テレビ番組をDVD化したら売れるし、レンタル屋でもテレビ番組のコーナーがどんどん巨大化していて、なんだかんだでやっぱりみんなテレビを見ているのである。

特にぼくは映画が好きということもあってか、テレビと映画の関係性みたいなものを最近顕著に感じるようになった。「しゃべくり007」という番組のワンコーナーであるTSUTAYA007において、なんらかの作品が紹介されると、その紹介された作品の記事のヒット数が格段に跳ね上がるし、さらにテレビで映画が放送される時は、Twitterのタイムラインがその映画の実況になったりしていることが多々ある。それにしてもなんでDVDを持っているのにテレビで放送してたらついつい見てしまうんだろう。特にジブリとか。あれだけはホントに不思議でならない。

話が少しばかりそれたが、テレビがおもしろくなってるのは大変ありがたいんだけど、そのせいで映画が「THE MOVIE」だらけになるのが映画好きとしてもテレビ好きとしても困ってしまうところ。確かにテレビと映画は切っても切り離せない関係性ではあるが、作品においてそれは別問題であって、テレビ番組はあくまでテレビ番組である。ぶっちゃけ、いち視聴者として、ドラマやテレビでやるようなドキュメンタリーまでも映画にしてほしくないというのが本音だ。

ドキュメンタリーに関しては今のところAKB以外ないだろうが、まぁここ最近公開された「THE MOVIE」の多いこと多いこと。今現在でもそうだ。視聴率が悪かったドラマでさえも映画化になってしまうのは何故なんだろうか?結構前になるが、声優のラジオ番組までも映画化していて、さすがにそれを知った時は度肝抜かれた。「きょうのわんこ」しかり、もはやなんでもあり状態である。このままだったら「水曜どうでしょう」ですら映画化されてしまいそうだ。それはそれで見たいけど。

というわけで、テレビ番組を作ってる人は頑張っておもしろい企画を考えていただいて、映画を作ってる人はその企画力を見習ってオリジナルな作品を作って欲しいなぁと最近テレビを見まくって思ったのでエントリにした次第だ。なんだかまとまりがなくて、すいません。長くなってしまったので急速にオチを付けました。こういう構成もテレビから学ばなければならないなぁ、あういぇ。

画像はこちらのサイトから引用しました。
http://matome.naver.jp/odai/2127183849851561001/2127183931451618803

カンチの絵をどうしても載せたかったもので。

*1:それよりも先に買ったのはホームシアターシステムであったが