愛をこめてコミニュケーション・ブレイクダウン

ぼく佐野元春の「コミニュケーション・ブレイクダウン」って曲がすごく好きなんですけど、その理由ってのがへっぽこなラップなんです。

ちょっとdisったみたいな感じになってしまいましたが、いわゆるちゃんとしたラップをはき違えてるというか、いわゆるヒップホップのマナーから外れてるんですよ。本人もヒップホップやるつもりはなかったって公言してますから、あえて意識的にこの感じにしたと思うんですが。

ハリウッドの映画でも間違った日本描写が出てくるときありますが、あれを観て楽しんでる感じとでも言いましょうか。B'zの「ZERO」とか「LOVE PHANTOM」もそうだし、モー娘。の「抱いてHOLD ON ME!」とかね。「とりあえず早口でなんかいっとけばラップなんだろ?」みたいなあの雑なのがすごい好きで。ツイッターでもリプしてもらったんですが、サザンの「愛の言霊」とかミスチルの「名もなき詩」とか、あとSMAPの「セロリ」もそうですね、なんてのもあって。

それでこのネタでブログ書けるじゃないと思って、書く前にいろいろ調べたらとんでもないことに気づいたんですよ。

佐野元春には「コミニュケーション・ブレイクダウン」という曲がないってことなんです。

どういうことかというと、ぼくが好きだっていう佐野元春の曲は「コミニュケーション・ブレイクダウン」ではなく「コンプリケーション・シェイクダウン」っていうタイトルだったんです。端的にいうと勘違いしてたわけです。

勘違いしてた理由はサビの印象的なところに「コミニュケーション・ブレイクダウン」っていうフレーズが入ってるので、それをタイトルだと思っていたんですね。youtubeで検索したらツェッペリンしか出てこなくてそりゃそうだろと。

いやね、こういう間違いや勘違いを長年してる人っていると思うんですよ。そういうのないですか?それこそ、セガールの「沈黙」シリーズをホントのシリーズだと思ってるとか「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」はティム・バートンが監督してるとか、イルカの「なごり雪」はオリジナルソングだと思ってるとか、時任三郎は「ときにんざぶろう」って読むとか……

違う!ホントはその日本ならではの間違ったラップを集めた記事が書きたかったんだよ……なんでこんなことに……