仙台貨物というバンドについて
- アーティスト: 仙台貨物,ギガフレア
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2006/07/19
- メディア: CD
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あ、仙台貨物ってバンド知ってる?
って言われまして、全然聞いた事もなかったんで、いろいろ話を聞いたら、グループ魂とかセックスマシンガンズに匹敵するバカバンドであると、
あ、言っとくけど、グループ魂に限らず、ロックって言うのはバカなもんですよ、フェイセズとかクイーンとか、最近だったらマキシマム ザ ホルモンとかELLEGARDENとかね。バカというのはこの場合、バカをやるという意味でね、全部計算なんだけど、これはもちろんいい意味ですよ。んで、それが最高にかっこいいんです。結構分かってない人多いですけどね、
話を戻しまして、彼女は友人に仙台貨物の曲を着うたで聞いて、一発でやられたらしく、タワレコにCDを買いに行ったのに、無くて、イライラしてたみたいなのだが、どういうバンドか?というのを話に聞いたら、バンドの概要は以下の通り。
衣装が全員つなぎで全員がゲイという設定。
ビジュアル系という括りで言われるのを嫌う。一応貨物系と名乗っている。
歌やPVが基本的にゲイの心情を表したものである。
ボーカルがメタボ体型で奇抜なメイクをしている。
歌詞がユニークだが、全て東北弁で歌われてるために聞き取りにくい。
ボーカルの歌が異様に上手い。
ボーカルが脱ぎたがる。それ故に武道館、野音で出禁になった。
と、話を聞いただけで、絶対に曲を聞いてみたいという衝動に駆られましてね、
早速youtubeでPVを探してみて、聞いたんだけど、いやぁ、やられた!
最高にかっこいいじゃねぇか!仙台貨物!
↑『神様、もう少しだけ』という曲なんだけど、これは素晴しいな!
裏打ちと程よく歪んだギターがスカなんだけど、その音ともう1本のギターのフレーズにより、パワーポップに昇華。キーボードがいい具合にバカっぽさを演出、演奏力は驚異的とも言えるレベルで、ころころと曲調が変わり、ボーカルスタイルも演歌なんだかロックなんだかオペラなんだか分からない状態に、
にしてもこのボーカルは歌が上手い。上手過ぎる。基本的に私は歌手の歌を聴いて、「この人上手いなぁ」と思う事はそんなに無い*1。でも、仙台貨物のボーカルは飛び抜けて歌が上手いと心から言える。まさに和製フレディ・マーキュリーだ。
オリコンでも初登場5位とか言ってるからかなり売れてるらしい。ちなみに仙台貨物の正体は、こいつらですよ↓
いやぁ、明らかに仙台貨物の方がいいですな。というか、メイクと衣装でここまで変われるのもすごいが、
1つのバンドが同じメンバーでもう1つバンドを組んで、その音楽性が全然違うって、世界的にも類を見ないんじゃないか?なんか他にあったか?Jackson vibeだって、SKA SKA CLUBとはメンバー違うわけだし。ラルクだって、カップリングではやるけど、それでデビューとかしてないしな。あういぇ。
*1:フェイクとか貯め、過剰なビブラートは気持ち悪いと思う人なので