第12回文学フリマに行ってきました。

第12回文学フリマに行ってきました。
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今回は土壇場で行くことが決定したので、宿もなく、さらに前日の夜に車で出発し、いとこの家に車を停めたあとは完全に無計画。しいて言えば、栃木のスコピル野郎:いずむくんと「ラブホテルにでも泊まってDVDでも観てようか」なんて話してたくらいでした。

30分の睡眠時間で泥酔という無茶苦茶な状態で9時半くらいに会場に着きましたが、人はポツポツと居ました。とりあえずとみさわさんに軽くご挨拶。侍功夫さんと真魚さんにもひとことずつご挨拶。

1時間ほど、Twitterやらなんやらしてたら「ずいぶんとガラの悪いヤツが立ってるなぁって思ったんだよ」というワンパンチと共にナマニクさん登場。ギッチョさんとストロツェックさんも続いて登場。みんなして列に並ぶ。

開場したあとはお目当てのBootlegを皮切りに次々と商品をゲット。

かなり前からネット上でお世話になっていた映画ガチンコ兄弟のドリー尾崎さんにご挨拶出来たのはホントによかった。古泉智浩さんとは久しぶりに会い、「いやぁ東京だと歩くのがイヤになっちゃって疲れたよぉ、新潟に早く帰りたいよぉ」といつもの古泉節を炸裂させておりました。暗黒皇帝はあいかわらずルサンチマン炸裂で、逆に愛を感じましたよ。

あとは続々と取り巻きメンバーと称される方々がやってきまして、談笑。いずむくんと「宿はどうしようか?」なんて話していたら、前回の上京の際にいずむくんがお世話になったというじゅーしーさんという方を紹介してもらい、「是非、今日泊まっていってください、シャワーも入れますし、かわいい女の子も用意してますので!」と言われたので、速攻でお言葉に甘えることにした。

今回はいつも以上にみなさんが長くいらっしゃったので、かなりいろんな話をしていたと思う。あっという間に時間が過ぎて、お昼は破壊屋オフ会にしれーっと潜入。

昼を食べ終わる頃には各ブースも落ち着いていたので、改めて、ご挨拶。

15時過ぎには破壊屋オフ会第二弾に参加。買ったばかりの商品を読んだり、ダラダラといろんなお話をした。

途中でトイレに行こうと思って破壊屋オフ会を抜けて、会場に再び行ったら、たまたまドリー尾崎さんと遭遇したのですが、そこで長々といろんなお話を聞くことが出来ました。特にスピルバーグリドリー・スコットマイケル・ベイの作家論はとてもおもしろかった。いずれ本にしたいとのことで、楽しみにしてまっす!

あっという間に17時になったので、打ち上げ会場へ。

打ち上げでは「とある6人」と同じテーブルになったんですが、まぁ、正直かなり盛り上がりました。それぞれのキャラやブログでの立ち回り等ありますので、誰が誰とは言いませんが、基本的にド変態なことをそれぞれカムアウトしたり、「「ソーシャル・ネットワーク」の一番の見所はオレンジのポロシャツを着た女の子が振り返るところだ、そしてその後に警察にコカインやってたことがバレて、あれだけキリッとしてたそのポロシャツの女の子が一番に泣き出すというギャップも最高だ」というS的なことを言い出す人がいたり、「『ブラウン・バニー』はフェ○シーンだけを目当てにDVDをわざわざ買った」って言いだす人がいたり(あ、これはオレだ)、『ブラックスワン』はどういう映画だったのか?というのを改めて再検証したりと。

特に『ブラックスワン』については今年のベストに入れないだろうなぁという感じだったんですが、みなさまの解釈や解説を聞いていたら、もう大傑作だということに気付かされましてね。改めて、みんなで映画を観て、語り合うというのは大事なんだなと思いました。というか、ホントにみなさまぼくが好きで読んでるブロガーの方々ですから、そりゃ出てくる話がまぁおもしろい。

そして、みんなして好きなポイントが違うから、「オレはこのシーンが一番好きなんだ」という思い入れをそれぞれに熱く語ってもらったことで、すべてが名シーンに感じてきてしまいまして、恐らくぼくは二度とまともに『ブラックスワン』を観れることはないでしょう。イジリー岡田みたいなおじさんが出てくるところが最高!」「ケーキを捨てようとするおかんの怖さったら!」「オナニーしてたら母親がいたって、絶対に監督が同じ体験してたんだよぉ」などなど。

あまりにキャッキャ言いながら話してたら、古澤監督に「そこのテーブルのホモソーシャル感はなんだ!」とつっこまれました。

その後はマトモ亭さんが中国から送ってきたという怪しいDVDでまたひと盛り上がり。この会場にいないのに、なんなの!?この存在感!ワスは不満だね!*2

そして、何故かBootleg陣営の話にぼくも混ざってしまいまして……まぁ、すさまじく密度の濃いお話をしてたので、あっという間にまたも時間がすぎていきました。特に侍功夫さんから普段ブログに書かれないようなゴダールの話やウォン・カーウァイについて聞けたのがよかった。あとインド映画についても(笑)

帰りの電車の中ではいずむくんが侍功夫さんに「おい、最近どうなんだよぉ」と足を踏まれながら、絡まれてました。いずむくんはきっとこれから取り巻きの中でもいじられ役として重宝されることでしょう。

そして、強烈な尿意が襲って来たので、品川で降りたときにトイレに猛ダッシュ。その時にみなさんとはぐれてしまい、ちゃんとしたお別れが出来なかったのであります。

そこから、また電車を乗り換えいずむくんとじゅーしーさんのご自宅へ。

じゅーしーさんの家には映画ライターの藤渡和聡さんと何故かSM嬢をやられてる方がお二人いらっしゃいまして(ひとりは土屋アンナ似のナチテイスト)、さすがの人脈だなと妙に関心してしまいました。いわゆるホームパーティーが繰り広げられており、そのパーティーに参加されたことのある方が「新世界」だとか「魔窟」とか言ってたのですが、その言葉がピッタリでしたね。これで映画マニアだってんだから、じゅーしーさんあなたは何者ですか!?

SM嬢と聞いて、罵倒されるんじゃないかとドキドキしていたら、土屋アンナ似の方はとても献身的でお優しくて、そのギャップに萌えまくってました。途中寝ていたら、いきなり起こされて「はい♥カトちゃん♪あーん♥♥♥」つって、寝起きで砂肝を食べさせてもらうというハプニングも……


――――よーし!じゃあ今日はボトルもう一本入れちゃおうかな!!


そんなこんなで浮かれていたら、その直後にテーブルにあった酒を大量にこぼして、絨毯をダメにしてしまうという失態を犯してしまい、テンションは一気にダウン。良いことがあったあとはちゃんと悪いことも起こるわけですね。人間とは良く出来ています。大反省。

その後の記憶はまったくなく、朝の7時過ぎに目覚めました。

じゅーしーさんの取り巻き、通称じゅーしーガールズはどんどんお帰りになられ、じゅーしーさんと映画の話などして、ひと盛り上がり。じゅーしーさんは『ブレードランナー』のガフのセリフを完コピしていて、朝からテンション高くそのモノマネを披露していただきました。

10時半ごろじゅーしーさんとはお別れ、お世話になりました!ホントにお世話になりました!あれだけの失態を犯してまた呼んでいただけるのだろうか……

その後はいずむくんと秋葉原へ行き、AKB48の総本山に行ったり、DVD売り場を見たり、ゴーゴーカレー喰ったりして13時くらいに解散。AKB48の公式ショップはかなりしょぼくてガッカリでした。むしろ周りのCDショップの方がAKB一色という感じでしたね。

かなり疲れたし、強行スケジュールだったのですが、いやぁ行って良かった。お会いしたみなさまありがとうございました!

登場人物のリンクや詳しいことはこちらのブログを参照にしてください。なんて無責任なんだ!あういぇ。

文学フリマ顛末記2011 - 男の魂に火をつけろ!
http://d.hatena.ne.jp/Stroszek/20110612/1307880427
帰ってきたよちよちぶろぐ 文学フリマに行ってきましたよ。

*1:画像はgoogleからなので、あくまでイメージだと思ってください

*2:©マトモ亭さん