もしかしたら運が良かったのかもしれない。
たまたまTwitterをアプリで開いたとき、ぼくのアカウントで書いた覚えのないツイートがTLに流れていた。
これが「乗っ取り」だと気づくまでにそう時間はかからなかった。そこに書かれていたのは「10分」————つまりぼくがTwitterを開く10分前に何者かがぼくのアカウントを使って、ぼくっぽいツイートをしたのだ。
「『まどマギ』の『叛逆の物語』に食指が伸びないのは『キッズリターン2』に食指が伸びないのと一緒なんですよ。「オレたちもう終わっちまったのかな…」「バカヤローまだはじまっちゃいねえよ!」で終わってくれていいんですよ!ぬおぬmf」
どこかで見たような気もするが、検索しても引っかからなかったし、実際ぼくがツイートしたものだと思ってリプを普通にくれた人もいた。それくらい見事ななりすましだった。実際ぼくは『叛逆の物語』を観ていなかったし、『キッズリターン2』は観たくないというツイートもしていた(気がする)。
もしぼくが気づかず————というか、仕事でTwitterから離れていたとしたら、どういうリプを送っていたのだろう?など、いろいろ気になったが、怖いのは無差別にフォロワーにリプを送るわけでもなく、変なエロサイトを紹介するわけでもなく、レイバンのサングラスを売りつけるわけでもなく、あくまでぼくになりすまし、それっぽいツイートをしただけということである。完全にぼくのことを知りつくした者の犯行だ。
もちろん気づかなければそのままいろんなツイートをしていた可能性もなくはないが、いやはや改めてネットの……SNSの怖さを思い知らされた。
みなさんも気をつけていただきたい。というか、どう気をつけたらいいかわからないが……